はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ペナント上抜けでビットコイン(BTC)急騰、上昇トレンド継続なるか|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨市場ではイーサリアム(ETH)やバイナンスコイン(BNB)などが反発を見せる中、”膠着状態”に陥るビットコイン(BTC)がペナント上抜けで急騰した。上昇トレンド継続のシグナルとなるか。

仮想通貨ビットコイン(BTC)市況

今週末のビットコイン(BTC)は、120〜128万円で推移した。

週末〜週明けにかけて狭いレンジで上下する”膠着状態”に陥っており、2週間ほどで形成した中期の三角保ち合い(黄)もようやく煮詰まりつつある。直近高値を結んだフィボナッチ50%は、ちょうど4h雲上限と重なる127.2万円付近に位置している。

現在意識されている上下のトレンドライン、及び4h雲を抜けた方に大きく動く可能性が高い。下は117〜120万円、上は130〜133万円を抜けた場合に5〜10万円幅飛ぶ可能性もありそうだ。

収束点から見るに、4h足の確定する以下の時間帯は特に注視したい。仮想通貨取引所やUSD基準かどうかでも一定の誤差はあるものの、この程度のスパンで見た場合、概ね明日9:00までの決着を示唆している。

  • 7/8 21:00
  • 7/9 1:00
  • 7/9 5:00

117〜120万円では、4h100EMA(指数平滑移動平均線)が下値支持線になったほか、急落時のカウンターによる下髭がサポートライン上(①)の反発力を示している。3年スパンで重要な節目にある仮想通貨イーサリアム(ETH)など、メジャーアルトの反発も追い風か。

その反面、4h雲上限やトレンドライン(青)など、上値抵抗線(②)で揉み合った後の重力も無視できない。BitMEXのLS比率は、ロング49.8%、ショート50.2%となっているが、このように勢力の拮抗したシーソーゲームはファンダや大口の動向にも左右されやすく、堅実にいくのであれば抜けた方について行くのが無難だろうか。

再び暴落したビットコイン、イーサリアムは過去3年の重要サポートラインに|仮想通貨市況
朝方の急落を機に1000ドル幅以上暴落した仮想通貨BTC。直近のドミナンスが62%を超える高水準で推移、リップルやイーサリアムなどアルト終焉説まで台頭し始める中、海外の著名アナリストがETHチャートを独自分析。

7/8 18:00追記

市況投稿直前(17:55〜)にビットコイン(BTC)が急動意したため、最新情報を追記。

ベアトラップ(厳密にはライン下抜けではない)が如く「急落→急騰」の値動きからペナント上抜けを見せた18:10時点で、トレンドライン(青)付近かつ直近高値での攻防に推移している。ここを抜けた場合は、130万円(12,000ドル)〜133万円の上値抵抗線が次の反落ポイントとなるが、中期ラインを明確に抜けたことで一段高も視野に入りそうだ。

ただ、下から保有していたロングの利確ポイントと言い換えることもできる。タイミングが合えば「逆張り」で値幅が取れそうな局面であるが、不用意なショートには危険も伴う。むしろ相場の意思が見えた段階では、押し目買いでトレンドフォローに徹した方が上手くいきやすい。

反落時は、ペナント上限の122.5万円付近に加え、4h雲上限付近の127万円付近もロールリバーサルの要所となり得る。

アルトコイン市況

また本日、2019年以降、LaunchpadとIEO(Initial Exchange Offering)の成功で市場の関心を集めるバイナンスコイン(BNB)は、第8回目となるバーン(焼却)が行われたことで、前日比4%以上の上昇を見せている。

1月時点で650円台を推移していたBNBは、わずか半年(6月22日時点)で4050円と6倍以上に高騰した。仮想通貨取引所バイナンス関連の好材料が増加傾向にあることに加え、IEO需要の強さからもその人気は衰えず、依然として75MA上で推移するなど押し目も浅い。上場来高値を更新することが出来れば、マーケットをリードする銘柄として再び脚光を浴びる可能性がある。

バイナンスがBNBトークンの「第8回バーン」を実施予定|希少価値高まる
バイナンスは8回目となるBNBトークンのバーン(焼却)を実施予定で、バイナンスコイン価格は前日比3%ほど上昇した。バーン数は現時点では発表されていないが、第7回は17億円相当をバーンしている

海外アナリストの見解

海外アナリストの分析によれば、週足のBTCチャートは11,440ドル(125万円)をレジスタンスに、9,600ドル(105万円)をサポートにして推移している。

また直近の日足チャートは、EMA(指数平滑移動平均線)より上で推移。一般的に、このような上昇中のEMAをサポートにしてのレートの推移は、上昇トレンドを示唆するものとして見られている。

ただし、日足チャートが上昇相場を示唆する一方で、4時間足では上値を切り下げながら価格推移しており、相場の急落にも十分注意したい。

出典:TradingView

ビットコイン(BTC)のボラティリティや取引高に関しては、先月27日をピークに半減しており、直近は最も低い水準にある。津波の前に潮が引くように、「嵐の前の静けさ」と言えるかもしれない。

CoinPostの関連記事

米大手デリバティブ取引所CMEがイーサリアム先物提供を準備中か|インデックス強化で市場に期待感
米デリバティブ取引所CMEが、イーサリアムのインデックスを提供するに当たり、データ収集先に仮想通貨取引所のitBitを追加することを発表。イーサリアムの先物提供開始への期待が高まっている。
リップル社出資「XRPバンキングアプリ」を公開 |銀行界とデジタル資産の橋渡しに
米Ripple投資部門の出資を受けるスタートアップXRPL Labs社が、開発中のXRPバンキングアプリのデザインを公開した。「母親でも使いたくなるように」設計したデザインと、今後の計画を示した。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧