はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米金融大手フィデリティ、社員教育目的で「仮想通貨取引シミュレーター」導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フィデリティが社内向け仮想通貨トレード・シミュレーター導入
米フィデリティが社員に対する仮想通貨トレードの教育目的でトレード・シミュレーターを導入した。極めて革新的であり、来るべき機関投資家向けカストディ業務に向けて先進的な一歩となるか期待される。

仮想通貨トレードの教育を目的としたシミュレーターの導入

米大手金融機関の「フィデリティ」が社内向けに仮想通貨のトレード・シミュレーターを導入したことが、英国経済誌FNロンドンにより報じられた

米国で仮想通貨カストディを提供しているフィデリティの子会社「Fidelity Digital Assets」は今年5月初め、機関投資家を対象に仮想通貨取引デスクなどのサービスを数週間以内に開始することをされている中で、本社社内向けのシミュレーターの導入は大きな動きだ。

同社が導入したシミュレーターは、10,000イギリスポンド(約136万円)と同額の「仮想の」仮想通貨を使ってトレードを行うゲームだ。報道時点で、8000人の従業員のうち、1200人がすでにサービスの利用をしているという。

今回の導入の背景として、通常の金融商品とは異なるボラティリティの高い資産をどのように運用すれば良いのかという経験を積むことを目的としている。値動きに影響を与える要因は一般的な金融商品と同様に機能するファンダ以外にも仮想通貨特有の価格変動要因が存在する

半減期の存在やドミナンス、マイニングのハッシュレートなど仮想通貨自体の知識やその裏にある技術的知識も必要になってくる。

同社は今後このような分散台帳技術やそれぞれの通貨の経済的枠組みも含めて、シミュレーターの中で指導していく予定だという。

多くの金融機関が機関投資家の獲得に向けて様々な動きを見せているというのが、ここ最近の動向だ。同社の機関投資家向けのOTC取引デスク開設もその中の1つと言っていい。

今回の本社フィデリティの取り組みは、今後大口顧客の資産を運用していくにあたり、革新的な取り組みと言えるだろう

運用成績が重要になってくる世界で、社員のトレーニングをいち早く行うという戦略は合理的だ。このようなプレイヤーの積極的な参入はデジタル資産の流動性を大きく高めるため、今後の金融機関各社の動向を見守りたい。

CoinPostがおすすめする注目記事

ビットコインなど仮想通貨市場に大きな影響を及ぼす「半減期」とは、過去の事例から独自考察
仮想通貨市場に大きな影響を及ぼすビットコイン(BTC)などの半減期が、相場に意外な影響を与えることも明らかに。ライトコイン半減期など、過去の値動きから可能性とリスクについて詳しく解説。
ビットコイン(BTC)のハッシュレートが過去最高、bitFlyer新規登録再開を受け一時急反発|仮想通貨市況
仮想通貨BTCは1万ドル割れまで続落するも、bitFlyerの新規登録再開も材料視されて急反発。ハッシュレートが過去最高値の6900万TH/sを記録するなど、マイナーの増加と共に上昇傾向も見られた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧