WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社が語る「有益な仮想通貨規制」 米公聴会目前

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社責任者、「有益な規制」の重要性を強調
31日に予定される上院公聴会を前に、リップル社のシニアVPを務めるMonica Long氏が有益な規制の重要性を再び強調した。理想な規制とは何か、発言内容と注目ポイントをまとめた。

リップル社責任者、「有益な規制」の重要性を強調

31日に予定される上院公聴会を前に、リップル社のマーケティング・シニアVPを務めるMonica Long氏が、国会に向けて「原則ベースの規制アプローチ」の重要性を再び強調。制限的規制・法律はイノベーションを抑制するものに過ぎないとの見解を述べた。ブルームバーグのインタビューでの一幕だ。

トランプ政権の仮想通貨に対する疑問視をはじめ、米国会両院などでも見られたリブラへの懐疑的見解に対して、仮想通貨業界では警戒感が高まっている。

Long氏は、「フェイスブック社のリブラホワイトペーパーは確かに世界の注目を仮想通貨に向かせたが、フェイスブック社が仮想通貨業界を代弁するべきではない。」と話し、インタビューを通して米国会へ規制のアプローチに関するメッセージを伝えた。

昨日CEOのGarlinghouse氏らが国会に向けて「仮想通貨別の分類」を訴えたていたが、Long氏によるとこれが、同社CEOが声明文を執筆した目的であるとした。

また、31日の公聴会で証言を行うサークル社のCEOが提出した冒頭証言内容や、他に公聴会に参加するメンバーリストから、業界から多様な意見・提議を包括的に取り入れることを目的とした公聴会であることがわかると言及した。議員もこれを通じて業界内に多様なプレイヤーがいることを認識すると見ているという。

今回の公聴会では、サークルのCEO以外に、国会リサーチサービス機関の会員と著名大学UCIの法学教授が参加。議員らが異なる分野における有識者の意見を求める予定だ。

リップル社、米国会への声明をWSJの広告で掲載

リップル社の仮想通貨に係る声明文、有力紙WSJに掲載 31日の米上院公聴会を控え
リップル社が公開した米国会への声明文が、米ウォール・ストリート・ジャーナルにも掲載された。全米トップ有力紙の拡散力で、明確な規制・仮想通貨の分類の必要性を伝える意図があると見られる。

公聴会では、どのような規制を求めるのか?

米国の仮想通貨規制は、州レベルで複数の先進的な法整備が進んでいるが、連邦レベル(国レベル)で明確な規制・法律が欠如ししており、日本やフランスなどの国に遅れていると指摘されている。

リップル社やCoinbaseなどが米企業である以上、米規制の明確化を求めるのは必然であるが、Long氏は米規制が整うことで、イノベーション大国として米国が業界のグローバルリーダーの立ち位置を確立できると考えているとして、以下のように見解を示した。

米国の規制は本来、ルールを守る企業がこの後ブロックチェーンのような技術を利用しイノベーションを継続させるためのものだ。

この点に関しては、90年代のインターネットグローバル規制枠組みを設定したように、米国はイノベーション大国としてグローバルリーダーの立ち位置を持ち続けられる。

この考え方は、国会に知ってもらいたい。

その中で、リップル社の業界における立ち位置は、規制当局や政府と寄り添って運営していくことであるとして、「リップル社のような既存の仮想通貨企業は米国・国際規制を遵守している。KYCやAML、テロ資金対策などのコンプライアンスを十分に守っている。」と言及。既存の金融機関に取って代わるのでなく、提携することこそがリップル社の事業目標であると述べた。

これは、昨日Garlinghouse氏の声明文でも書かれた内容でもある。

また、根本的にリップル社はデジタル通貨が米ドルのような主要法定通貨にとって変わる代替品ではなく、補完するものだと考えていることを明かした。

有益な規制とは?

最後には、Long氏はこのようにリップル社が望む「有益な規制」について以下のように語った。

リップル社が期待する規制は、90年代のインターネット規制のような、制限を設ける規制ではなく、原則ベースのアプローチだ。これが「良い規制」である

制限的規制・法律はイノベーションを抑制するものに過ぎない。

特徴・機能をもとにデジタル通貨を分類することが重要である。

そのような発言の上で、どの業界にも、ルールを守る企業とそうではない企業が存在するが、そうした状況だからこそ、広範囲をカバーする「有益な規制」が必要になるとした。

有益な規制があれば、ルールを守る企業がイノベーションを継続させながら、金融システムをより効率にすることができる。同時にルールを守らない企業は淘汰される運命にあると見ている。

理解してほしいのは、今の仮想通貨業界は、シルクロードのような違法商売が支配していた時代とは違う。

例に挙げれば、リップル社はこれまですでに200以上の金融機関と提携を結んでいるが、各国の金融機関はすでに規制されている企業・機関だ。

31日に米公聴会を控える仮想通貨業界。イノベーションを重要視したムードとなるか、リブラなどの通貨とパブリックチェーンの通貨が同様の規制の枠組みとみなされるか。業界における注目度は高い。

参考資料:ブルームバーグ

CoinPostの注目記事

どうなる?31日の米公聴会 仮想通貨規制に関する証言要旨が一部公開
日本時間7月31日に開催される米上院の公聴会。冒頭証言の要旨が公開され、仮想通貨規制に関わる議論内容が一部判明した。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/16 金曜日
17:54
3メガ銀、共同発行ステーブルコインで国際決済の実証を完了
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3メガバンクなど5社が、共同発行する円建てステーブルコインで三菱商事の国際決済を想定した実証を実施した。信託型の発行スキームとAML対策、2026年度中の実取引に向けた設計を整理する。
17:24
ANAP、ビットコイン評価損43.7億円を計上 前期の評価益12億円から反転
ANAPホールディングスは15日、2026年8月期に保有ビットコインの評価損43億7,466万円を計上したと発表。最終損失は73億2,300万円に拡大した。前期の評価益からの反転と、期中に開示した評価損の推移をまとめる。
16:51
英上場スマーター・ウェブ、83BTCのビットコインを追加取得 保有2830BTCに
英上場のスマーター・ウェブ・カンパニーが83BTCを約520万ポンドで追加取得し、ビットコイン保有量は2,830BTCに。優先株の調達資金でコインベースからの借入を圧縮したほか、累計のBTC売却額も開示した。
15:45
リップル社、株式や金属などに連動する無期限スワップを機関向けに開始
リップル社の機関投資家向けプライムブローカー「リップルプライム」が、株式やETF、金属、為替など100超の市場を参照するRWA無期限スワップの提供を始めた。ハイパーリキッド上の先物を参照し、24時間取引できる。担保にはRLUSDも使える(法域により異なる)。
14:53
SBIら、ドル建てOUSD連合に参画 円建てJPYSCと相互運用を検討
SBIホールディングスとスターテイルが、米ドル建てステーブルコインOUSDを推進するオープンスタンダードに参画した。ビザやコインベースなど140社超が加わる枠組みで、円建てステーブルコインJPYSCとの相互運用に向けた実証実験を検討する。
14:20
グーグル、量子コンピュータ「20年の壁」に前進 必須工程でエラー40分の1に
Google Quantum AIは、量子プロセッサ「Willow」で「マジック状態の培養」を実証したと発表した。エラーを約40分の1に低減し、T状態の論理忠実度99.99%を達成。成果は科学誌Scienceに掲載された。
14:01
オープンAIの研究モデル、イーサリアムのテストネットで他者の資金を無断使用
オープンAIは15日付の報告で、社内研究モデルがイーサリアムのテストネットSepoliaで、公開シードフレーズから第三者のウォレット鍵を導出し、無断で手数料を支払っていたことを明らかにした。モデルは許可を自問しつつ実行し、最終報告でも開示しなかった。
12:30
レジャー、不正部品攻撃は流通経路狙った組織的犯行と説明 対策も公開
レジャーは、同社仮想通貨ウォレットへの不正部品混入は組織的犯罪グループによる流通段階の改ざんだったと説明。東南アジアでの販売停止や陳列禁止など対策も公表した。
11:29
バイナンスUS、最大1億ドル調達へ 評価額約10億ドル=報道
米仮想通貨取引所バイナンスUSが最大1億ドルの資金調達を模索していると、ブルームバーグが報じた。評価額は約10億ドルで、2022年調達時の45億ドルを大きく下回る。予測市場への参入や州ライセンスの回復も視野に入れる。
10:50
上場ビットコインマイナー3社の9月採掘量、2社が前月比4〜11%減
仮想通貨ビットコイン採掘企業3社が9月の実績を報告。クリーンスパークとビットフフが前月比で減少し、カナーンは横ばいだった。データセンターや排熱利用などの進捗も述べた。
09:54
MSCI新ルール決定、メタプラネットなどビットコイン保有企業の指数除外可能性高まる
米指数算出大手MSCIが非事業会社をグローバル指数の採用対象外とする新基準の導入を発表した。5つの財務比率で判定し、11月30日に発効する。ビットコイン保有企業ストラテジーやメタプラネットへの影響と判定方法を整理する。
09:00
レジャー、新端末「Ledger Atom」発表 不正装置対策も計画
仮想通貨ウォレット大手レジャーは、新デバイスLedger Atomを発表。2027年夏にローンチしたり、不正装置対策を講じたりする計画を説明した。
10/15 木曜日
16:28
ドル建てステーブルコインUSDC払い可能な「Slash Card」一般公開へ
Slash Visionは15日、アプリ「Slash App」を正式リリースし、USDCで決済できるVisaカード「Slash Card」を一般公開した。事前登録制を終え、誰でもアプリから申し込める。運転免許証による本人確認にも対応した。
14:30
ビットコイン相場が膠着状態、8万ドルが重要な分岐点に=Glassnode分析
オンチェーン分析企業Glassnodeは、ビットコインが上値の売り圧力と下値の厚いサポートに挟まれた膠着状態にあると分析した。ETFの売り再開も影響し、8万ドルが重要な分岐点となるとみる。
14:00
ステーブルコインUSDC、EU初の「重要な電子マネートークン(EMT)」に指定
EU当局は14日、サークル社のステーブルコインUSDCをMiCAに基づく初の「重要な電子マネートークン」に分類した。準備資産や流動性などの直接監督権限がEUに移る。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧