はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金よりビットコイン(BTC)を多く保有しているー米著名投資家が語る仮想通貨市場展望

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米著名投資家 Novogratz氏|ビットコインが5000ドルを切るとは思わない
米仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタル社の共同創設者でCEOのNovogratz氏が、ビットコインを金より多く保有していることを明かした。アルトコインを含めた市場展望を語る。

ビットコインはデジタルゴールドとしての地位を確立しつつある

米仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタル社の共同創設者でCEOのMichael Novogratz氏(以下ノボグラッツ氏と表記)は、米CNBCの番組「Squawk Box」で、自身のポートフォリオで金よりビットコインを多く保有していることを明かした。

その上で、ビットコインが再び5000ドル(約53万円)を下回ることはないと見解を示している。

ノボグラッツ氏は、一般的な投資家のポートフォリオ配分に仮想通貨を入れることに対して、2%~3%を割り当てることを推奨している人物だが、自分自身での投資資産は金が7%、ビットコインはそれ以上の割合で保有しているという。

デジタルゴールドとしてのビットコイン

ノボグラッツ氏は、数ある仮想通貨の中でも、ビットコインは確実にデジタルゴールドとしての地位を確立しつつあると主張する。

一方で、グローバルスーパーコンピュータ「Web3.0」となるべく、熾烈な競争を繰り広げている、ユーティリティが重視されているイーサリアムやEOSなどの「信頼できる」プロジェクトは、現時点で明確に価値の保存手段として注目されるビットコインの時価総額とは離れてしまっている現状があると言及。どのプロジェクトが勝者となるかが明らかになるのは3年から5年後のことだろうと予測した。

その上で、ノボグラッツ氏自身が関わりを持つ音楽の著作権をトークン化するプロジェクトを例に挙げ、ブロックチェーン技術が普及し、デジタル化とトークン化が進む近未来が予想される中で、Web3.0の勝者となるプラットフォームは、非常に大きな成功を収めることになるだろうと現在のユーティリティを代表する主要クラウドプラットフォーム(アマゾン、マイクロソフト、アリババなど)と比較した上で述べた。

規制問題とリブラの功績

フェイスブックのリブラプロジェクトにより、世界の規制当局からの注目を集めた仮想通貨だが、ノボグラッツ氏は、投資家が仮想通貨へ参加するための顧客確認やマネーロンダリング対策等の規制は、アメリカやヨーロッパでは既に整いつつあるとの考え方を示している。

価値の保存手段としてのビットコインは、通貨としての米ドルと競合するものではなく、単に別の資産クラスとして認識される可能性が大きいため、政府が懸念の目を向けるのは、米ドルなどと競合しうるリブラのような通貨としての役割に近いステーブルコインの方だろうと述べた。

機関投資家が仮想通貨へ参入し始めている

米国連邦議会の公聴会やG7でも議論されたリブラの功績は、ビザ、マスターカード、ウーバーやペイパルといった大企業の参加を得ることで、仮想通貨に一定の信用に値するものだという認証を与えたことだという考えを明らかにした。

Fidelity Digital AssetsやBakkt等の仮想通貨業界への参入により、機関投資家が仮想通貨投資に参入するハードルが下がりつつあると主張している。

既にハーバード大学、イェール大学、スタンフォード大学などのアメリカのトップ大学基金が仮想通貨に投資を始めており、他の大学から投資への打診もあるとノボグラッツ氏は述べ、機関投資家が仮想通貨へ参入し始めている現状に言及した。

数多く機関投資家は、どのように仮想通貨投資へ参入すべきかを検討中だが、まず彼らはビットコイン投資から始め、その後他の仮想通貨へ対象を拡大していくと予想。その時こそ、仮想通貨相場の次なる上昇につながるものだとノボグラッツ氏は、強気の姿勢を貫いている。

参考記事:CNBC youtube

CoinPostの関連記事

「ビットコインは7000〜10000ドルのレンジ相場に」米有名投資家ノボグラッツ氏
米投資会社CEOがビットコイン価格予想を上方修正 背景には二つの理由
Novogratz氏が、ビットコイン(BTC)価格の展望を上方修正した。過去最高値更新の可能性を見ており、その背景に二つの理由があるとみている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧