はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ドバイに結集する大手仮想通貨取引所、BybitとCrypto.comが拠点を設置

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

シンガポールからドバイへ

シンガポールを拠点とする大手暗号資産(仮想通貨)取引所のCrypto.com(クリプトドットコム)とBybit(バイビット)は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに新たな事業拠点を構えることがわかった。

Crypto.comは28日、ドバイに中東地域のハブとなるオフィスを設立すると発表。今後数ヶ月間で大規模な採用活動を開始するという。

一方、Bybitも同日、仮想通貨事業の「全領域で」ドバイ政府から基本的な承認を得たと発表。同社は、グローバル本部をドバイへ移転する計画で、早ければ4月には営業を開始する予定となっている。

仮想通貨に友好的な規制体制

Crypto.comは、先週、UAE政府の投資・経済プラットフォーム「Investopia」と覚書(MoU)を交わし、仮想通貨取引関連の専門知識やインフラ提供など支援活動を行う。

28日に初開催されたInvestopiaサミットで、UAEのH.E. Dr. Thani Al Zeyoudi外国貿易兼人材誘致担当大臣は、仮想通貨・ブロックチェーン分野は価値や情報の保存及び伝達方法で、すでに革命を起こしていると次のように述べた。

UAEは現在、この分野の企業が繁栄するよう、また、UAEが世界的にな影響を持つ破壊的なアイディアのための理想的なプラットフォームとして位置付けられるよう、クラス最高の環境の提供が保証される強固なガバナンスと規制の枠組みを開発している。

またBybitのグローバル本部設置について、Al Zeyoudi氏はUAEを世界のデジタルハブとして位置付けるための努力が認められた証として、画期的であると述べた。同氏は、新たなテクノロジーに友好的な規制が整備されたエコシステムの構築が、次世代の海外直接投資を誘致につながり、利益を生むことになるとコメントしている。

仮想通貨規制機関の設立

ドバイ政府は今月9日、仮想通貨のライセンス制に特化した新たな政府機関「ドバイ仮想資産規制局」(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority=VARA)の設立を発表。

VARAはドバイ世界貿易センター(DWTC)の関連機関としてUAEで運営する仮想通貨サービスプロバイダーのライセンス発行やコンプライアンス体制監督などを担当する。

関連:ドバイ、仮想通貨規制機関を設立

この発表後、大手仮想通貨取引所FTX Europeとバイナンスが、ドバイ当局からライセンスの取得を完了した。FTXはライセンス取得に伴い、ドバイに支部を設立する。

バイナンスは昨年12月にドバイ世界貿易センター庁(DWTCA)と覚書を締結。ドバイにおける仮想通貨エコシステムの構築のサポートを開始していた。

バイナンスは昨年、世界各地の規制当局から、警告措置など厳しい対応を受けてきた経緯があり、今月19日にはカナダのオンタリオ州で運営を停止した。その一方で、同社は運営体制の再編を図り、14日には中東バーレーンの中央銀行からは、暗号資産サービスプロバイダーとしてのライセンスを取得している。

関連:FTXとバイナンス、アラブ首長国連邦のドバイで仮想通貨ライセンス取得

関連:バイナンス、中東初の規制ライセンス取得 ブラジルで証券企業の買収を計画

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/08 日曜日
11:30
ビットコイン1450万円まで下落、米雇用統計とCPI発表を前に底値模索|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏の週次分析。ビットコインは米中関係悪化とトランプ・マスク対立により1500万円から1450万円まで下落。来週のCPI発表次第では10万ドル試す可能性。STH平均取得単価97,000ドル周辺がサポートと予想。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金持ち父さん著者キヨサキの株式市場暴落予測に高い関心
今週は、トム・リー氏によるビットコイン価格予測、企業による仮想通貨採用状況、『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏による株式市場暴落予測に関するニュースが最も関心を集めた。
06/07 土曜日
13:25
ドイツ銀行、独自ステーブルコイン発行やトークン化預金を検討=報道
ドイツ銀行が独自ステーブルコイン発行とトークン化預金を検討中だ。カストディ企業トーラスとの提携やPartior出資などでもデジタル資産分野に進出を始めている。
11:20
9ヶ月で約1400億円の収益、トランプ大統領 仮想通貨事業で純資産56億ドルに=フォーブス報道
Forbes誌がトランプ大統領の仮想通貨資産を分析。ミームコイン「TRUMP」とWorld Liberty Financialで約10億ドルを獲得し純資産56億ドルに。
10:20
シンガポール金融管理局、仮想通貨企業の新規制ルールを明確化 混乱受けて
シンガポール当局が仮想通貨企業向け新規制の適用範囲を明確化した。海外のみにサービス提供する事業者は7月よりライセンス必須となる。ルール対象外となるトークンも挙げた。
09:00
モバイルゲームFIFA Rivals、6月12日リリース決定 アディダスと提携でNFT導入
アディダスと契約 ブロックチェーン技術を活用したモバイルサッカーゲーム「FIFA Rivals」が6月12日にiOSとAndroid向けにリリースされると、開発元のMythic…
08:25
ミームコイン発行のPump.fun、10億ドルトークン販売で収益共有制度導入か=報道
ミームコインプラットフォームPump.funが10億ドル規模のPUMPトークン販売を計画。プロトコル収益の一部をトークン保有者に還元する買い戻し制度を検討中。累計収益は6.77億ドル。
07:40
日本政府、資金決済法改正で仮想通貨仲介業を新設へ
仮想通貨規制を盛り込んだ改正資金決済法が参議院本会議で可決して成立。仮想通貨仲介業の新設や顧客資産の保全強化策などを盛り込んでいる。
07:20
取引所GeminiがIPO申請、仮想通貨企業の株式公開ラッシュ加速
ビットコインOGのウィンクルボス兄弟が創設した仮想通貨取引所GeminiがSECにIPO草案を提出。Circle上場に続き、米仮想通貨企業の株式公開ラッシュが加速。
07:02
イーロン・マスクのX、Polymarketと提携 仮想通貨予測市場に本格参入
イーロン・マスク氏のXがPolymarketと公式パートナーシップを締結。AI「Grok」を活用した仮想通貨予測市場サービスで、リアルタイム情報分析を数百万ユーザーに提供へ。
06:45
マイケル・セイラーのストラテジー社が新優先株発行、約10億ドル調達でビットコイン購入資金確保へ
ストラテジー社が10%配当の永続優先株STRDで約9.8億ドルを調達。ビットコイン追加購入と事業運転資金に充当予定で、6月10日に取引完了。
06:05
Circle株価30%続伸、アップルやグーグルもステーブルコイン導入検討=報道
Apple、Google、X、Airbnbが仮想通貨企業とステーブルコイン統合協議を開始。国際送金コスト削減目的でIT大手各社の仮想通貨採用が本格化へ。サークルの株価はニュースを受けてさらに高騰した。
05:50
エリック・トランプ主導でTRUMPミームコイン取得加速 WLFIが統合
World Liberty FinancialがTRUMPトークンの大規模ポジション取得を発表。Fight Fight Fight社のウォレット開発中止により、トランプファミリーの仮想通貨事業統合に新たな進展。
06/06 金曜日
18:21
メタプラネット、ビットコイン保有計画で26倍超の上方修正 21万BTCの保有目指す
メタプラネットが日本の資本市場史上最大級となる7,674億円の新株予約権発行を決議した。「555ミリオンプラン」により、ビットコイン保有目標を従来の2万BTCから21万BTCへ26倍超に上方修正。アジアを代表する仮想通貨ビットコイントレジャリー企業としての地位確立を図る。
17:39
Binance Japan、トロン・ダイの円建て取引ペア追加 
Binance Japanが6月11日よりDAI/JPY・TRX/JPYの新規取引ペアを開始。記念キャンペーンでメーカー手数料1ヶ月無料。ステーブルコインDAIと高速処理のTRXが円建てで取引可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧