はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

クリプト指標導入「CoinPostアプリ」の使い方をトレーダー目線で解説|寄稿:Bit仙人

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

はじめまして。仮想通貨トレーダーの「Bit仙人(@bitmexsen)」です。 皆さんは、暗号資産(仮想通貨)メディア 「CoinPost(コインポスト)」がリリースしている 公式スマートフォンアプリをご存じでしょうか?

実はこのアプリ、ニュースを配信するだけのシンプルなものではなく、 トレードに非常に役立つ多機能が搭載されている、いわば”トレーダー向けツール”としても便利です。
この記事では、CoinPost公式アプリの機能をご紹介します。仮想通貨の 「ニュースも一元的にチェックしたい」「重要ファンダ(材料)を見逃したくない」という方にもオススメです。


CoinPostアプリの4つの主要機能

「仮想通貨を調べる・ニュースを読む・重要イベントを見逃さない」。 これらをすべて一つのアプリ上で完結できるのが魅力です。

1. チャートデータ、ヒートマップの閲覧

ヒートマップ画面イメージ

BTCやETH、XRPなどのメジャー通貨はもちろん、 DeFi関連のトークンやマイナーアルトコインなど、 1,000以上の幅広い銘柄に対応しています。

下部メニューの「価格情報」からアクセスすると、現在の価格や過去の推移などを簡単にチェック可能です。 基準通貨も複数選択でき、USD表示だけでなく、JPYやBTC、ETHなどにも切り替えられます。

また、下部左隅の「HeatMap」をタップすると暗号資産、米株、為替の値と変動費を一覧でき、 ざっと相場を確認。個別銘柄をタップすると最新ニュースを把握できます。

2. 気になる銘柄のニュースをチェック

ニュース画面イメージ

下部メニューの「ニュース」タブでは、国内外の暗号資産・ブロックチェーン関連ニュースを 一覧でまとめて見ることができます。
「MyCoin」機能と連動させることで、登録している銘柄に関連するニュースだけをピックアップして表示できるので、 欲しい情報に素早くアクセスできるのが魅力です。

さらに、相場に影響が出そうな重要ニュースや速報をスマホにプッシュ通知してくれる仕組みも搭載。
プッシュ通知のオン・オフは下部メニュー右端の「設定」で調整できます。必要なときにすぐオンにできるので、 「忙しくてニュースを見る余裕がない」という方のサポートにも◎。

3. MyCoin機能

MyCoin画面イメージ MyCoin編集画面イメージ

特定の仮想通貨をウォッチリストのように管理したい方には「MyCoin」機能がオススメ。 お気に入りに登録した通貨は「MyCoin」タブで一括管理できるうえ、 関連ニュースも自動でソートされるので、自分が追っている通貨の最新情報を効率よく集められます。

登録の方法はとてもシンプル。
「価格情報」 → 「MyCoin編集」 → 「検索窓でコインを探して☆マークをタップ」 これだけです。
削除や並べ替えも同じ画面から行えるので、気軽に試してみましょう。


業界初の「クリプト指標カレンダー」とは

クリプト指標カレンダー画面イメージ イベント詳細画面イメージ

株や為替などの世界では、「経済指標」と呼ばれる各種データ(雇用統計や日経平均株価など)によって マーケットの状況を測りますよね。
一方、仮想通貨にも相場に大きく影響を与える「ファンダメンタルズ要因」があり、 たとえばビットコインの半減期や主要アルトコインの大型アップデートなどが該当します。

CoinPostアプリには、これら仮想通貨独特のイベント情報を時系列で確認できる「クリプト指標」という機能があります。
株式や為替のような経済指標と同じ感覚で「仮想通貨の重要イベント」を把握できる仕組みで、 これを導入しているアプリはまだ珍しいです。

アプリ下部の「指標」タブを開くと、カレンダー形式でビットコインやアルトコインの重要なイベントが一覧表示されます。
☆マークの数で重要度が一目でわかるので、視覚的にもとてもわかりやすいのが特長です。

具体的なイベント例

  • 主要通貨の半減期(BTC、BCHなど)
  • 主要アルトコインのアップデート(例:ETHのPectra、トークン大型アンロックなど)
  • ビットコイン先物SQ(CME先物など)
  • Rippleの年次カンファレンス「SWELL」など大規模イベント
  • 仮想通貨の確定申告関連日程 など

こうしたイベント情報を随時チェックできれば、 「そろそろ半減期が近いから値動きがどうなるか注目しよう」など、 トレード戦略を練える上で助けになるでしょう。


Androidユーザーでもクリプト指標を活用しよう

CoinPostアプリはiOS・Androidの両方で提供されているので、iPhoneやiPadだけでなく、 Androidユーザーの方でもクリプト指標を利用できます。
アプリ自体の操作感はほとんど同じなので、機種を問わずサクサク快適に使えるはずです。

「スマホでの見やすさ」を重視して作られているアプリなので、 忙しいときのちょっとした空き時間や移動中などに、ニュースや価格推移を確認できるのは心強いですよね。


トレードでの活用法 ~ 3つの例

1. アルトコインを重点的に監視

「MyCoin」機能を使うことで、自分が注目しているアルトコインの動向をアプリ内で素早く把握できます。
ニュースとチャートが同じアプリで見られるので、 ファンダ情報(上げ下げの要因となりそうなニュース)とチャートの値動きがリンクしているかを 即座にチェック可能です。

例:ニュース→チャートの流れで確認

  1. 気になるニュースを見つける(「XRPが新機能を実装」など)
  2. すぐさま価格チャートを開き、値動きや出来高の変化を確認
  3. 仕込みチャンスや底堅い形状かどうかを判断

これを同じアプリ内で完結できるのは、とても効率的です。

例:チャート→ニュースで原因を探る

  1. チャートを見て「この銘柄、やけに大きく動いているな」と思う
  2. すぐに関連ニュースをチェックして、その動きの要因を探る
  3. 意図しない変動でなければエントリー・イグジットを検討

こうした「チャートとニュースを行き来する」作業が簡単になるだけでも、 トレーダーとしては大きな時短効果が得られるはずです。

2. クリプト指標で重要ファンダを把握

仮想通貨の価格変動に大きく影響するイベントといえば、 真っ先に思い浮かぶのが「半減期」や「ハードフォーク」。
「クリプト指標」では、BTC、LTC、BCHの半減期や、 その他アルトコインのトークアンロックをまとめて確認できるので、 いちいち公式サイトやホワイトペーパーを探しに行く手間が省けます。

半減期が注目される理由

  • マイナー報酬が半減することで、ハッシュレートの変動や価格への影響が見込まれる
  • 半減期前後の動向に投資家の注目が集まり、売買が活性化しやすい

実際に、LTCの2019年8月半減期やBCHの2020年4月半減期では、 マイナーが撤退してハッシュレートが低下し、その後価格が下落するケースも見られました。
こうした過去の事例をチェックしつつ、「次はどうなるか?」をシミュレーションするのが大事ですね。

ハードフォークやエアドロップにも注目

  • BCHのハードフォーク(Bitcoin CAT)
  • XRP保有者へのSparkトークン付与

など、大型のアップデートやトークン配布イベントも要チェック。
特にハードフォークは通貨の性能に直接関わるため、価格が大きく動く可能性があります。
「クリプト指標」があれば重要な日程を見逃す心配も少なくなるでしょう。

先物市場の主要イベントも把握

  • CMEの先物SQ
  • Deribitのオプションカット
  • BitMEXの先物期限日

など、ビットコイン先物市場に関わる定期的なイベントは、意外と日程が忘れがちです。
ですが、こうしたスケジュールがCoinPostアプリの「クリプト指標」でまとめて確認できるため、 「今日はSQだから相場がどう動くか注意しよう」といった臨機応変なトレードがしやすくなります。

3. まとめ:今後さらに進化する可能性も

最後に、CoinPostアプリのトレード活用例を簡単に振り返ると、 下記のようなポイントがあります。

  • 「MyCoin」でお気に入り通貨を効率的に監視
  • 「クリプト指標」で半減期やハードフォークなどの重要イベントを逃さずチェック
  • 先物市場の定期イベントも一元管理で分かりやすい

今後は、自動更新コンテンツやインデックス系指標の導入など、 新機能がさらに追加される予定とのこと。
トレーダーにとっては「なくてはならない」ツールに進化する可能性も大いにあると感じます。

仮想通貨トレードを本格的に行うなら、こうした情報収集&管理ツールを使いこなすかどうかで、 結果に大きな差が出ることもあります。
ぜひ一度インストールして、実際に触ってみてください。
自分なりの使い方を見つけると、トレードの効率が一気に上がるはずです。



寄稿者:Bit仙人(Twitter: @bitmexsen

投資ブログ「ビットコインFX狂騒曲」を運営しています。 主にBTCの長期トレンド分析とスイングトレードを得意とし、 Twitterで月次損益報告なども公開中。興味をお持ちいただけた方は、 ぜひSNSも覗いてみてくださいね。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/10 火曜日
12:11
ビットコイン過去最高値に接近、上場企業の大量保有も相次ぎ供給不足のシグナルも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)が上昇。前日比+3.76%の1BTC=109,700ドルとなり、一時11万ドル台を回復した。 5月22日に記録…
09:56
マイクロストラテジーが1045BTC買い増し ビットコイン保有総額9.3兆円に
米マイクロストラテジーが仮想通貨ビットコインを約160億円相当買い増し、保有総額が9.3兆円に達した。欧州ブロックチェーングループも大規模資金調達でBTC取得を拡大する。
08:58
国内衣料上場企業ANAP、ビットコイン事業を開始
衣料販売の国内上場企業ANAPは、同社連結子会社が仮想通貨ビットコインの事業を開始すると発表。今後の戦略や計画に加えて、ビットコイン建ての増資も公表した。
08:46
ビットコイン11万ドル回復、SEC委員長アトキンズ氏の発言で市場急騰|仮想NISHI
X-Bank仮想NISHIアナリストのマーケットレポート。ビットコインが24時間で約70万円上昇し、2週間ぶりに11万ドルを回復。SEC新委員長アトキンズ氏の「自己保管権」擁護発言が好材料。オプション最大建玉14万ドルで市場は強気継続。
06/09 月曜日
16:02
リップル社がJETRO支援の「Web3 Salon」と連携、日本のスタートアップ育成へ
リップル社が日本のWeb3スタートアップ支援を強化。JETRO支援の「Web3 Salon」と提携し、XRPL上のプロジェクトに最大20万ドルを助成する新施策を開始する。
15:30
金融庁、AMM実証実験を支援へ
金融庁は6月6日、FinTech実証実験ハブ第10号案件として、DeFi研究会による実証実験の支援を決定。SBI VCトレード、大和証券グループ、3メガ信託等9社が参加し、KYC・AML対応のAMM機能を検証。
14:58
リミックスポイント、約10億円でビットコイン追加購入
リミックスポイントが6月6日に10億6250万円でビットコイン71.5BTCを追加購入。ビットコインを含む保有暗号資産の時価総額は138億円、評価益19.3億円に。累計1000BTC保有を目指す。
13:45
『優勝賞金は1ビットコイン』 ネットフリックス番組「House of Streams」
マルタで制作されたリアリティ番組「House of Streams」では、8人の人気Twitchストリーマーが共同生活を送る中、1ビットコインをかけて競う。出演者と視聴者とのリアルタイムな交流により、番組の内容も影響を受ける画期的な内容となっている。
11:25
神谷議員、米国のビットコイン準備金政策紹介 税制改正も要望
参政党の神谷代表が国会質疑で米国のビットコイン準備金政策を紹介した。また、仮想通貨税制改革を要望し、二重課税問題を指摘している。
11:00
Injectiveが「目的特化型ブロックチェーン」の成功例とされる理由|Four Pillars
汎用ブロックチェーンから目的特化型への移行が加速する中、「金融向けに構築されたブロックチェーン」Injectiveが注目を集めている。BlackRock BUIDLファンドのトークン化、2024年選挙先物市場、Mercuryoとの決済統合など、金融特化インフラを活用した実践的ユースケースを詳細分析。豊富なブロックスペース時代における差別化戦略の成功モデルを解説する。
10:44
米議員がトランプのビットコイン準備金令を法制化へ 大統領交代でも撤回困難に
米下院議員がトランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金に関する大統領令を法制化する法案を提出。可決されれば将来の大統領による撤回が困難となり、画期的な政策の恒久化が実現する見込み。
09:45
Sui最大のDEX「Cetus」が復旧 320億円ハッキング事件受け体制立て直し
2.2億ドル規模のハッキング被害を受けた、仮想通貨Sui最大のDEX「Cetus」が完全復旧した。流出資金の多くを取り戻しておりセキュリティ強化などを行っている。
08:55
ステーブルコイン最大手テザー、サークル時価総額の5倍以上の可能性
USDTテザーCEOパオロ・アルドイーノ氏が、同社上場時の時価総額が5150億ドルに達し世界19位の企業規模になると発言。ライバルのCircle社IPO成功を受けた発言で、USDT供給量拡大を前提とした試算を公表。
07:20
ブラックロックがXRP現物ETFを申請したら? 米SECの『大手優遇』に中小が反発
VanEckら3社がSECの先着順無視に異議。ソラナ・XRP ETF申請を巡り、ブラックロック参入時の一括承認への懸念と公平性が議論に。
06:20
マイケル・セイラー、今週もストラテジー社のビットコイン購入を示唆
マイケル・セイラー氏がオレンジチャート投稿で今週も仮想通貨ビットコイン購入を示唆。ストラテジー社は8週連続でBTC購入継続し、総含み益は3兆円超に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧