はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

報酬・配当型トークンとは|保有しているだけで仮想通貨が増える?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

報酬・配当型トークンとは
報酬・配当型トークンとは、例えば特定の通貨を保有しているだけで手数料の何%がトークン保有者に分配される、といった仕組みです。
報酬・配当型トークン一覧
NEO (NEO)やVeChain (VEN)、DigixDAO (DGD)などの通貨も報酬・配当型トークンの一種です。
目次
  1. 報酬型トークンとは
  2. 報酬型トークン一覧
  3. 仮想通貨で収益を得る方法

報酬型トークンとは

報酬型トークンとは、例えば特定の通貨を保有しているだけで手数料の何%がトークン保有者に分配される仕組みです。

しかし、2018年2月に香港証券先物事務監察委員会(SFC)は、有価証券と捉えられる仮想通貨がそれぞれのプラットフォームで(ライセンスなしに)取引がされていることを7つの仮想通貨取引所に忠告、その危険性を警告する文書を送ったことを明らかにしました。

該当する取引所は、取引サービスの提供の停止とされるか、即座に基準を改正、関連のある仮想通貨をサービスから除外(上場廃止)するか選択を迫られました。

このような規制の中、報酬型トークンが有価証券に該当するかどうか、が今後議論されると思われます。

よって、大手取引所の対応が気になるところです。

しかし、最近需要が高まってきている分散型取引所(DEX)では配当型トークンの規制がまだないので、仮想通貨での報酬受け取りを目指しているユーザーの投資の参考にしていただけたらと思います。

CoinPost関連記事

香港SFC:有価証券に該当する仮想通貨に関して七つの取引所に警告/上場廃止の恐れも
香港証券先物事務監察委員会(SFC)は、有価証券と捉えられる仮想通貨がそれぞれのプラットフォームで(ライセンスなしに)取引がされていることを7つの仮想通貨取引所に忠告、その危険性を警告する文書を送ったことを明らかにしました。

報酬型トークン一覧

目次
  1. NEO (NEO)
  2. VeChain (VEN)
  3. Ark (ARK)
  4. TaaS (TAAS)
  5. KuCoin Shares (KCS)
  6. BridgeCoin (BCO)
  7. DigixDAO (DGD)
  8. Iconomi (ICN)
  9. COSS (COSS)
  10. Rialto (XRL)

NEO (NEO)

NEOは、スマートコントラクトをサポートする人気の仮想通貨であり、DAPPSやICOのサポートを含む同様の機能を提供するため、 “中国版イーサリアム”と呼ばれています。

初心者でもわかる仮想通貨 ネオ(NEO)とは|特徴などを解説
時価総額上位の人気仮想通貨であるネオ(NEO)の特徴と将来性について、投資初心者にもわかりやすく解説。さらに、ネオ(NEO)のマイニング方法、安全に保管するためのウォレット、取り扱いのある仮想通貨取引所について、詳しい情報をまとめています。 イーサリアムと同様スマートコントラクトを実装しており、アリババ等の大手企業と提携している中国の仮想通貨です。

仮想通貨”NEO”に加えて、”GAS”と呼ばれる別の通貨があります。

これはNEOウォレットに入れておくだけで、GASが報酬としてもらえます。

下記のサイトでNEO保有量に対してGASがどれだけもらえるのかの計算ができます。

Neo To GAS Calculator - Calculate your NEO GAS Rewards! Earn Passive Income by holding NEO Tokens in your NEO Wallet!

VeChain (VEN)

現在、報酬の配布は行われていませんが、6月から始まる予定になっています。

VeChain Thorは、イーサリアムと競争し、次のステップに進むために、サプライチェーンだけでなく、企業向けDAppsソリューションに移行することを発表しています。

イーサリアムのように、ビジネス問題を解決するプラットフォームと対抗していくためのものです。

また、VeChain Thorプラットフォームは2つのトークンが存在します。

  1. VeChain Tokens (VET)
  2. Thor Power (THOR)

簡単に説明すると、VETは、ビジネスアクティビティー向けのトークンであり、THORは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトとアプリケーションを動かすトークンになります。

NEOのGASに似た仕組みになっています。

Ark (ARK)

ARKは、通貨のステーキングとVotingで51名の代表者一人に投票すると、最大10%のコインを配当で受け取ることが可能です。

この配当は数日おきに(時々毎日)行われるので、トークンが増えていきやすくなります。

TaaS (TAAS)

Taas(Token-as-a-Service)はスマートコントラクトを通して、所有者に配当を支払っている仮想通貨ヘッジファンドです。

ホワイトペーパーでは、利益の25%が四半期ごとにTaasトークン保有者に配布されると記述があります。

My Ether Wallet(MEW)、Trezor、Nano Ledger SのようなERC20トークンをサポートしているイーサリアム対応ウォレットにTAASを保管していれば(取引所を除く)、自動的にトークンを受け取ることが可能です。

TAASは、仮想通貨取引で利益を出し、ブルームバーグのような仮想通貨ポートフォリオ管理のためのプラットフォームと仮想通貨監視システムを開発して利益を出します。

これまでの配布数が決まっている投資ファンドとは違い、TAASトークンはイーサリアムのスマートコントラクト上で3ヵ月毎にTaaSファンドの利益50%を保有者に対して配当が行われます。

KuCoin Shares (KCS)

香港に拠点を置くKuCoinは、トークン保有者に対して毎日の交換手数料の50%を支払う大手仮想通貨取引所です。

KCSの全発行枚数は2億KCSのうち、1億KCSはユーザーが保有しています。

残り1億KCSは創設者が7000万枚を4年間、3000万枚は投資家が2年間ロックアップしている状態です。

KuCoin内で出た全ユーザーの取引手数料の50%をKCS保有者内で保有数に応じて分け合います。

加えて、バイナンスと似た仕組みで、四半期に一度、利益の10%を利用しトークンを買い戻し、バーンを行うことがわかっています。

下記のサイトで収益計算が出来るので参考にしてください。

KuCoinShares.com features a Kucoin Staking Calculator to calculate How much KCS Bonus you receive from holding Kucoin Shares on the Kucoin Crypto Exchange.

BridgeCoin (BCO)

BridgeCoinは、CryptoBridge DEXという人気の分散型取引所(DEX)で、新しい基軸通貨として作られた仮想通貨です。

この通貨は、分散型取引所をさらに大きくするための資金を調達するために作られました。

BridgeCoinは、高い流動性と通貨の交換性、高速トランザクション、マルチプラットフォームのサポート、スケーリング保証などのメリットがある、と公式では述べられています。

優れた国際的メンバーによって開発されたこのチームは、スケーリング、アービトラージ、流動性や市場の価格発見機能などのさまざまな種類の仮想通貨の間を橋渡しする目標を持っています。

BridgeCoinは保有者と収益を共有するように設計されています。

メインの目的は、コインの保有者にcryptobridge DEXの一部”保有者”となってもらい、ステーキングをすることです。

利益の50%をBCO保有量に対して分配し、得ることができます。

ステーキングの期間を自分で設定しますが、ステーキング中はBCOトークンは取引出来ませんので、その間の価格変動に対応出来ないというデメリットもあります。

CryptoBridge公式サイト

DigixDAO (DGD)

DigixDAOは、2016年に公開された、現実の金をトークンに変換して利用するサービスです。

Ethereumベースのトークンの一つですが、配当の支払いを開始したことで話題になりました。

配当金は金の保管手数料から生じ、この手数料の一部がDigixDAOの利益の形でDigixトークン保有者に3ヵ月に一度分配されるなど、株主に似た権利が与えられます。

Iconomi (ICN)

Iconomiは、イーサリアムベースのプロジェクトの一つであり、資産運用や管理に特化したプラットフォームです。

プラットフォーム上で使われる仮想通貨をICNといい、ICN保有者には、資産の運用や管理によって発生した報酬の一部が、スマートコントラクトにより支払われる仕組みです。

インデックス投資をするには多数の仮想通貨でポートフォリオを組む必要があるのですが、Iconomiを利用することで多数の仮想通貨に簡単にまとめて投資をすることが可能です。

仮想通貨のインデックス投資とは
米国大手取引所のコインベースが世界初の仮想通貨インデックスファンドを設立するというニュースが話題になりました。インデックス投資についての情報と、既存プロジェクト2つ(IconomiとCRYPTO20)を紹介します。

COSS (COSS)

Cossは2016年11月25日にシンガポールで設立した企業です。

既存の取引所では、取り扱っている通貨が各取引所によって違い、取り扱い通貨がある取引所へ送金し、購入するといった手間があります。

Cossはネット決済の窓口となること、さらに様々な種類の仮想通貨を一括で保管、管理、両替、トレードまで可能にする、仮想通貨関連を全て一元化出来るプラットフォームを提供しているプロジェクトです。

Cossトークン保有者は、仮想通貨取引所COSS.ioで取引された手数料の50%を分配するという制度があります。

毎週日曜日に、保有量に対して手数料が分配され様々な通貨を受け取ることが可能で、BridgeCoinと似た仕組みになっています。

Coss.ioで取引量が増えれば増えるほど、手数料の分配比率も多くなっていきます。

Rialto (XRL)

RIALTO.AIプロジェクトでは、主に以下の3つで収益を上げるAiを開発するプロジェクトです。

  • アービトラージ
  • マーケットメイカー
  • AIトレード

RIALTO.AIは、この3つで収益をあげ、XRL保有者の保有量に基づいて半年に一度分配されます。

利回りはおおよそ33%と予想されていますが、順調に収益をあげることが条件であるため、変動する可能性があります。

仮想通貨で収益を得る方法

このように、仮想通貨で収益を得るための方法は、トレード以外にもいくつか方法があります。

例えばPoS通貨は、通貨をウォレット(インターネットに繋がっている状態)に入れておくだけで、初心者でも比較的簡単にステーキング(配当を得る)することが出来るというメリットがあります。

また、マスターノードを立てることでも報酬がもらえます。

マスターノードは、仮想通貨の取引の機能を手伝う役割があります。

マスターノードを設置して動かす事によって、マイニングと同じように一定のコインが報酬として貰える仕組みになっています。

マスターノードとは/マスターノードを建てられる仮想通貨一覧
マスターノードとは仮想通貨の取引の機能を手伝う役割があります。マスターノードは、マイニングと同じように一定のコインが報酬として貰える仕組みになっています。通貨ごとによってマスターノードを建てるための保有量と報酬量が違います。
仮想通貨を保有しながら配当を得る方法|PoS通貨一覧と年間収益率
仮想通貨における主要アルゴリズムの一つ「PoS」。コインを保有しているだけで配当を得ることができる、PoSマイニング可能な仮想通貨一覧と年間収益率を掲載しています。

このように、トレード以外にも仮想通貨は様々な収益を得る方法が存在します。

しかし一方で、海外コミュニティがメインであることも影響し、情報の正確性を測ることが非常に難しい状況でもありますので、自分自分で念入りに情報を精査する必要があります。

免責事項

当ページは、紹介している通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

また、急な日程変更やエアードロップ条件の変更が行われる可能性もあります。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。

それぞれの通貨の内容を独自で調査し、ご自身の判断で投資することをおすすめ致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/23 木曜日
16:54
クオンタムソリューションズ、イーサリアム保有量で国内上場企業トップ
東京上場のクオンタムソリューションズが7日間で2365ETHを取得した。アーク・インベスト創業者ウッド氏も支持を表明。
15:32
ポリマーケット、米大手スポーツベッティングと提携 予測市場インフラ提供へ
予測市場大手ポリマーケットが米スポーツベッティング大手ドラフトキングスの清算機関に指定。競合カルシとの競争激化の中、B2C市場に加えB2B事業で新たな収益源を確保。NY証取の親会社から20億ドルの投資も受け事業拡大を加速。
15:17
アーサーヘイズのビットコイン100万ドル予想、高市政権の積極財政は市場の起爆剤になり得るか?
BitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏が、高市新政権の物価高対策によりビットコイン価格が100万ドル(約1.5億円)に達すると予測した。同氏は景気刺激策の推進が、日銀の量的緩和(QE)への転換につながると見ている。
15:11
ルミス米上院議員、仮想通貨アプリを後押しするオープンバンキング規則設立求める
米ルミス上院議員がCFPBにオープンバンキング規則の策定を要請した。銀行口座と仮想通貨取引所を接続するAPI活用で迅速な送金を目指す。大手銀行の反対姿勢も指摘した。
14:50
リミックスポイント、株式希薄化を伴わない仮想通貨購入方針を決議
株式会社リミックスポイントは10月23日、2026年6月まで株式発行による暗号資産購入を行わない方針を決議。今後は手元資金等を活用し、既存株主への希薄化を回避する。
11:57
ビットコインは弱含みで推移、米コインベースとロビンフッドにBNB上場へ
ビットコインは10万8000ドル台で弱含みの推移。米大手取引所CoinbaseとRobinhoodが相次いでBNB上場を発表し、規制環境の変化を示す歴史的な動きとして注目を集めている。一方、トランプ関税ショックで巨額利益を上げた大口投資家が再び大規模なショートポジションを構築しており、市場は警戒感を強めている。
11:15
米民主党議員ら、トランプ政権中東特使に仮想通貨開示要求 利益相反を指摘
米民主党議員らがウィトコフ中東特使に保有する仮想通貨などについて情報提供を求めた。トランプ一族のWLFI関連で利益相反の可能性を指摘している。
10:45
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約1500億円調達をSECに提出 HYPEトークン購入含む
ナスダック上場のハイパーリキッド・ストラテジーズが最大10億ドル(約1,500億円)の資金調達を目指すS-1をSECに提出した。HYPEトークン購入を含む。7月設立後、早くも大規模増資計画。
10:30
計2600億円超相当のBTC、LuBian関連のウォレットから移動
計2600億円超相当の仮想通貨ビットコインが、マイニングプールLuBianに関連するウォレットから移動。トランザクションは4つに分けられて別々のアドレスに送金されている。
10:16
「ビットコインにとって2025年のゴールド高騰は好材料」Bitwise
Bitwiseは、ゴールドの価格上昇は仮想通貨ビットコインにとって好材料であるとの見方を示した。ゴールドの価格上昇の要因や市況を分析した上で、ビットコインにも同様のことが起きうると予測している。
10/22 水曜日
20:18
ソラナ(SOL)現物ETF、香港で初承認 10月27日取引開始
香港証券監督委員会がアジア初となるソラナ現物ETFを承認。ChinaAMC運用(香港)で10月27日取引開始。ビットコイン、イーサリアムに続く3番目の仮想通貨ETFとして、米国市場に先駆けた上場となる。
16:39
仮想通貨取引、米国で前年比50%増 トランプ効果鮮明に=2025上半期報告
TRMラボの最新報告書によると、トランプ政権下で米国の仮想通貨取引高が50%増の1兆ドル超に。日本は普及ランキング9位に上昇。ステーブルコインは前年比83%増で過去最高を記録。
16:30
注目の仮想通貨AI関連銘柄10選を網羅的に解説【2025年最新】
2024年注目のAI関連仮想通貨を10銘柄、時価総額・価格・年初来高騰率とともに解説。SUI、NEAR、TAOなど、AIとブロックチェーンを融合した主要プロジェクトの特徴について網羅的に紹介。
15:50
金融審議会、暗号資産のインサイダー取引規制と銀行の取扱要件が焦点に
金融審議会が暗号資産のインサイダー取引規制案を提示。DEX・P2P取引も対象に。銀行本体の取扱いは慎重に検討する一方、子会社には門戸を開く方針。無登録業者への罰則も強化へ。
14:30
「量子コンピュータはビットコインの最大リスク」、CoinMetrics共同創設者が警告
CoinMetrics共同創業者ニック・カーター氏が、量子コンピュータがビットコインの暗号セキュリティに及ぼす脅威について警告する論説を発表。ビットコインのセキュリティの仕組みについて解説し、量子技術の進化が現在の状況を変える可能性があると指摘した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧