はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

アルトコインとは?ビットコイン以外の人気仮想通貨の将来性を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アルトコインとは
現在、1000種類を超える仮想通貨があり、ビットコイン以外の仮想通貨を総称して”アルトコイン”と言います。「イーサリアム」や「リップル」などもアルトコインの一種です。
アルトコインの特徴
アルトコインの多くはビットコインを参考にして作られており、さらにビットコインの弱点を克服するために作られています。そのため、ビットコインよりも高性能な機能を持っているアルトコインが多くあります。
アルトコインに投資するメリット・デメリット
アルトコインはビットコインに比べハイリスク・ハイリターンであることが多いです。1日で10%も価格が変動していることも珍しくはありません。
目次
  1. アルトコインとは
  2. アルトコインの特徴
  3. アルトコインに投資するメリット
  4. アルトコインに投資するデメリット
  5. 日本で人気のアルトコイン
  6. まとめ

アルトコインとは

近年、ビットコインの知名度が圧倒的に高いために”仮想通貨=ビットコイン”だと思っている人がいるかもしれません。

しかし、ビットコイン以外にも仮想通貨はたくさんあり、その数は1000種類を超えています。

そして、ビットコイン以外のそれらのコインを「アルトコイン」と言います。

アルトコインは英語で”Altcoin”と表記され、”Alternative Coin”の略称です。(そのため、オルトコインと表記される場合もあります。)

直訳すると「代わりのコイン」や「他のコイン」となり、つまりは「ビットコインと他のコイン」という図式ができるわけです。

 

皆さんが聞いたことがあるかもしれない「イーサリアム」や「リップル」、「ネム」などもアルトコインの一種です。

ここで疑問になるのが、なぜ、ビットコインとそれ以外のコインという様に分けられているのかということです。

それは、ビットコインが仮想通貨の始祖であり、仮想通貨の多くはビットコインを参考にして作られたからだと言えます。

ビットコインの知名度の高さから、「仮想通貨=ビットコイン」と思ってしまう方がいても仕方がないでしょう。

しかし、アルトコイン抜きに仮想通貨は語れません。

ビットコインと比較しつつ、アルトコインの特徴や投資対象としてのメリット・デメリットなどを見ていきましょう。

アルトコインの特徴

アルトコインの多くは、ビットコインにはない特徴を有しています。

例えば、”ダッシュ”というコインは取引を承認するのにかかる時間がビットコインよりも圧倒的に短くなっています。

また、”ジーキャッシュ”というアルトコインは、ビットコインよりも匿名性を高くし、送金者、受取人、送金額などの情報が第三者から隠され、プライバシー保護をすることができます。

アルトコインに投資するメリット

分散投資

アルトコインは種類が多く、価格も安いです。

それらの通貨に分散投資を行うことで、投資リスクを分散することができます。

ボラティリティが大きくハイリターン

アルトコインの多くはボラティリティが大きい、つまり価格変動の幅が大きいということです。

1日で数十%も価格が上がっている、といったことは珍しくありません。

特に、あまり知名度の高くない通貨は、将来的に何倍、何十倍と価格が膨れ上がる可能性もあります。

アルトコインに投資するデメリット

ボラティリティが大きくハイリスク

先ほど、アルトコインへの投資のメリットとして、ボラティリティが大きくハイリターンであると述べましたが、投資においてハイリターンであればその分ハイリスクであるというのは当たり前で、これはもちろんアルトコインにも当てはまります。

また、前述のボラティリティが大きいということはデメリットでもあり、1日で数十%以上下落することもあります。

取引困難

アルトコインはビットコインに比べ、知名度が低いという話をしました。

これは、そのアルトコインを売買する人の数もビットコインに比べると少ないということも意味しており、取引量が低い通貨になると、自由に取引できない可能性があります。

また、取引をする人が少ないため、そのアルトコインを取り扱っている取引所の数も少なくなります。

日本の大手取引所のほとんどでビットコインを取り扱っていますが、アルトコインに関してはそれほど多くの数は扱っていません。

大手の取引所でなければ、セキュリティーや信頼性という面で不安が残ります。

したがって、取引の自由度は一般的にビットコインの方が高いと言えます。

日本で人気のアルトコイン

いくつかの主要なアルトコインを紹介していきます。

これらのアルトコインはメディアでも目にすることがあると思います。

また、通貨には通貨コード(日本円ならJPY、アメリカドルならUSDなど)が存在しており、取引所では主にこのコードが使用されていますので、それぞれ紹介します。

日本で人気のアルトコイン
  1. Ethereum(イーサリアム)
  2. Ripple(リップル)
  3. Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
  4. Litecoin(ライトコイン)
  5. NEM(ネム)
  6. MonaCoin(モナコイン)
  7. QASH(キャッシュ)

Ethereum

日本語通貨名 イーサリアム
通貨コード ETH
取引開始日 2015年7月30日
公式サイト https://ethereum.org/

時価総額(発行済枚数×通貨の価格で表される、一つの評価基準)においても、出来高(売買された通貨の量、どれだけ活発に売買されてるかが分かる)においてもビットコインに次ぐ2番目のコインです。

マイクロソフトやJPモルガンなどの大手企業がイーサリアムを活用しており、高い信頼性を誇っています。

イーサリアムはアプリケーションを作成するプラットフォームとしての機能が優秀です。

創始者のヴィタリック・ブテリン氏は若き天才開発者として業界に影響を与え続けています。

イーサリアム チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
イーサリアム(Ethereum/ETH)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、イーサリアムとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

Ripple

日本語通貨名 リップル
通貨コード XRP
取引開始日 2013年2月2日
公式サイト https://ripple.com/jp/

送金・決済機能に特化したプラットフォーム、リップルで運用される仮想通貨です。

その特徴として、銀行間の送金手続きが圧倒的に早くなること、手数料が大幅に安くなること、通貨間のブリッジ通貨としての役割を担っていることなどがあります。

ブリッジ通貨、つまり2通貨間の橋渡し(例:日本円→米ドル→韓国ウォンでは米ドルがブリッジ通貨)をすることで、XRPの送金速度の速さなどを生かし、従来の通貨決済にかかる手間やコストを抑えることができます。

SBIをはじめとする大手金融機関・企業との提携も強く、日本での人気が非常に高いです。

リップル チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
リップル(Ripple/XRP)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、リップルとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

Bitcoin Cash

日本語通貨名 ビットコインキャッシュ
通貨コード BCH
取引開始日 2017年8月1日
公式サイト https://www.bitcoincash.org/ja/

ビットコインから分裂して誕生した通貨で、ビットコインの一部機能を変更して設計されています。

ブロック容量がビットコインの8倍となる8MBとなるなどの特徴があり、送金詰まりなどの原因などになっているスケーラビリティ問題がある程度解消されています。

ビットコインの神様と呼ばれるロジャー・バー氏が「真のビットコイン」として支持していることでも知られています。

ビットコインキャッシュ チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ビットコインキャッシュとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

Litecoin

日本語通貨名 ライトコイン
通貨コード LTC
取引開始日 2011年10月13日
公式サイト https://litecoin.org/ja/

ビットコインの技術をベースとしつつ、より実用性に特化した通貨です。

開発者は元グーグルのエンジニアで、「ビットコインを金とするなら、ライトコインは銀を目指す」という理念のもと開発されました。

送金スピードがビットコインの4倍となっていることが特徴として挙げられます。

ライトコイン チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
ライトコイン(Litecoin/LTC)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ライトコインとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

NEM

日本語通貨名 ネム
通貨コード XEM
取引開始日 2015年3月31日
公式サイト https://nem.io/

NEMは数ある仮想通貨の中でも、何かと日本にゆかりのある通貨のため、日本人にも人気の仮想通貨です。

2018年のコインチェック事件で盗難被害にあった通貨としても有名になりましたが、あの事件では「コインチェック」がハッキングされてネムが盗まれたという事件であり、「ネムのネットワーク自体」がハッキングされた訳ではありません。

NEMはPoI(Proof-of-importance)というシステムを採用し、他の仮想通貨のシステムで問題の一つとされている、お金を持っている人がマイニング(通貨のネットワークを手助けすることで報酬がもらえる作業)で有利となり、その報酬でさらに富が集中する、という点の改善を目指しています。

ネム チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
ネム(NEM/XEM)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ネムとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

MonaCoin

日本語通貨名 モナコイン
通貨コード MONA
取引開始日 2014年1月1日
公式サイト https://monacoin.org/

モナコインは日本の2ちゃんねるから誕生した通貨です。

ライトコインをベースに開発され、現在では日本最大手の仮想通貨取引所bitFlyerにも上場しています。

また、コミュニティの強さと歴史の長さも特徴のひとつです。

当初は掲示板での投げ銭機能が主な使い道でしたが、今ではAmazonギフト券やiTunesギフトなどと交換することが可能となって、更にはTwitter上でモナコインを投げ銭できるなど独自のサービスを数多く展開しています。

モナコイン(MONA) チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
モナコイン(MONA)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、モナコインとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

QASH

日本語通貨名 キャッシュ
通貨コード QASH
取引開始日 2017年10月2日
公式サイト https://liquid.plus/

大手取引所運営会社のQUOINE社によるプロジェクト、LIQUIDで使われる通貨です。

仮想通貨界隈では、トークンを用いた多くのビジネスモデルが構築されている中で、QUOINEは仮想通貨市場の流動性の問題に注目しています。

LIQUIDは異なる通貨間での複雑な取引を効率的に仲介するため、マイナーな自国通貨(ユーロ(EUR)やアメリカドル(USD)などの多くの人が使う通貨とは異なる)をもつユーザーが仮想通貨市場に参入し、仮想通貨の流動性の向上につながります。

QASH チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
仮想通貨QASH(キャッシュ)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、QASH(キャッシュ)とは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。

まとめ

ビットコイン以外の仮想通貨のことを指すアルトコイン。

その中には、将来性豊かなものがありますが、中には詐欺通貨や開発がいつまで経っても進まない通貨などもあります。

莫大な数のアルトコインの中から投資対象を見つけるためには、一つ一つのアルトコインを注意深く精査していくことをお勧めします。

CoinPostの関連記事

仮想通貨の仕組み【初心者向け図解】暗号技術と問題点について
仮想通貨を支えるブロックチェーン技術について解説図を用いて簡単に、仮想通貨がはじめての人でもわかりやすく解説します。暗号技術・ハッシュ・P2Pなどが主要なキーワードになります。
仮想通貨用語まとめ|投資初心者向けのポイント解説一覧
投資初心者のための「仮想通貨用語まとめ」を作成。ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など知名度の高い仮想通貨名と重要な関連用語、国内外の主要取引所名、マイニング関連用語集などを幅広く解説!仮想通貨投資の入門編としてお役立て下さい。
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 水曜日
13:15
米ロビンフッドCEO、ビットコイン財務資産に慎重姿勢
米ロビンフッドのCEOは、財務戦略としてのビットコイン保有には消極的姿勢を示した。一方、仮想通貨事業は積極展開している。
12:29
ビットコイン9.8万ドルに反発、主要サポート耐え抜くも調整リスクは継続
暗号資産(仮想通貨)相場は、米株高を背景にビットコインは9.8万ドルまで反発。コインベース+4.2%など関連株も上昇した。一方で著名アナリストは20週移動平均線からの乖離を警戒する。イーサリアムETFへの資金シフトも顕著にあるとの指摘も見られた。
11:40
みずほ証券とブルースカイ、太陽光発電を基盤とした私募STOを実施
みずほ証券株式会社とブルースカイアセットマネジメント株式会社は25日、国内初となるインフラ私募ファンドにおける私募STO(セキュリティトークンオファリング)を実施した。
10:55
ステーブルコインプロジェクトUsual、16億円調達
ステーブルコインプロジェクトUsualは、シリーズAのラウンドで約16億円を調達。バイナンスラボとクラーケンベンチャーズが今回の出資を主導した。
10:30
米上院銀行委員会に仮想通貨肯定派が勢揃い、政策の行方に注目
仮想通貨支持で知られるモレノ氏が米上院銀行委員会に就任する。ルミス議員などの親仮想通貨派も参加し政策面での期待が高まる。
08:30
サンタクロースラリーの仮想通貨市場、クリスマス前後のビットコイン分析|仮想NISHI
仮想通貨市場は、株価が上昇しやすいとされるクリスマスからの「サンタクロースラリー」の中で値を上げた。ビットコインは24日において9万4千ドル付近から米市場開始とともに上昇を続け、25日には一時9万9千ドルを突破する場面が見られた。
08:00
ビットコインの年初来上昇率を上回ったマイニング企業はわずか2社のみ
仮想通貨ビットコインは12月24日時点で148%のリターン率を記録したが、多くのマイニング企業の株価は年末にかけて下落し多くの投資家を失望させた。
07:05
フィナンシェ、LINEでミームトークンローンチサービス提供へ
フィナンシェは、2025年第1四半期にLINEでミームトークンローンチサービスsocial.memeをリリースする。ミームトークンは、仮想通貨市場のトレンドのミームコインと同じ意味である。
06:20
米国のビットコイン現物ETF、3日間で約1900億円流出 市場回復の兆しも
米国で取引される仮想通貨ビットコイン現物型ETFが、過去3日間で約12億ドル(約1,900億円)の資金流出を記録した。
05:45
韓国アップビット、ビットコインゴールドを上場廃止へ
韓国の仮想通貨取引所大手Upbitは24日、ビットコインゴールド(BTG)を上場廃止する予定を発表した。
12/24 火曜日
17:45
バイナンス、11種類の仮想通貨取引ペアを12月27日に取扱い中止
大手仮想通貨取引所バイナンスは、市場の品質維持とユーザー保護を目的に、ACE/BTCやPIXEL/BNBなど11種類の現物取引ペアについて、12月27日より取扱いを中止すると発表。各トークンは他の取引ペアで取引可能。
17:30
SBI Web3ウォレット、FRUITS ZIPPERのNFTフリーミント開始
SBI VCトレードが人気アイドルグループFRUITS ZIPPERとコラボレーション。Web3ウォレットを通じたNFTフリーミントを開始し、ポートレートやライブフォトなど計24種類のNFTを無償提供。Web3技術による新たなエンターテインメント体験を創出。
16:00
アダム・バック氏が語るビットコインの強みとL2ソリューション、日本市場への期待 【独自取材前編】
Blockstream創設者のアダム・バック氏が語る、ビットコインの強みやマイクロストラテジーの成功事例から見る企業のビットコイン投資戦略、2025年のビットコイン価格予測まで、独自インタビューの内容をお届けする。
14:15
マイクロストラテジーがビットコイン購入を継続できる条件とは
マイクロストラテジーのナスダック100指数への組み入れより、21億ドル規模の資金流入が見込まれ、同社のビットコイン購入戦略は継続が可能だと専門家は分析。一方、年初から400%上昇した株価の調整を指摘する声もある。
12:21
薄氷上推移のビットコイン 上場投資商品の資金フローは先週3億ドル流入も、19日には5.7億ドルの大規模流出
暗号資産(仮想通貨)市場では年末の薄商いの中BTCは9.3万ドル台に下落した。コインベース-3.7%、マイクロストラテジー-8.7%と関連株も軟調。一方、ETPへの資金流入は継続も、FOMCを受けて大規模な資金流出も観測。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧