はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨のインデックス投資とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

時価総額の上位にいる主要通貨を組み込む、仮想通貨のインデックス投資
米国大手取引所のコインベースが世界初の仮想通貨インデックスファンドを設立するというニュースが話題になりました。インデックス投資についての情報と、既存プロジェクト2つ(IconomiとCRYPTO20)を紹介します。

インデックスとは

インデックスとは、市場全体の動きを表す指標や指数のことで、日本で一番有名なのは日経平均株価と東証株価指数TOPIXです。

アメリカだと、ダウ平均(ニューヨーク平均株価)やS&P500(米国の大型株500銘柄で構成)は有名です。

インデックス投資とは

上記で説明した指標に連動した投資信託やETFに投資するのがインデックス投資と呼ばれるもので、仮想通貨では、時価総額の上位にいる主要通貨をポートフォリオに組み込み運用する方法です。

例であげると、BTC:30%、ETH:30%、XRP:20%、BCH:20%のような形です。

仮想通貨は、他投資案件に比べリスクが非常に高く、情報の非対称性の中でリターンを上げるのは難しいことのように思えます。

よって、多通貨へ分散投資することで、リスクを極力減らし、市場リスクのみ受ける投資をするべき、と考える投資家が多い傾向にあります。

Coinbaseが仮想通貨インデックスファンド導入

昨日米国大手取引所のコインベースが仮想通貨のインデックスファンド導入を発表したことのニュースがありました。

海外大手取引所コインベース:仮想通貨インデックスファンド事業に参入
海外の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」は、投資信託の一種である「仮想通貨のインデックスファンド事業」に参入することを発表しました。

仮想通貨に投資している投資家は、短期間で考えると”損失“があるかも知れないという懸念点があると感じながら、長期で見ると仮想通貨市場のさらなる発展で資金が”増えるかもしれない“ということを意味していると思います。

今後、投資信託やETFに加え、コインベースのような仮想通貨インデックスが増えてくると予想されます。

しかし、分散投資をしているため、何十倍などのリターンは厳しいものになります。

仮想通貨インデックス通貨

Iconomi (ICN)

Iconomiは、イーサリアムベースのプロジェクトの一つであり、資産運用や管理に特化したプラットフォームです。

プラットフォーム上で使われる仮想通貨をICNといい、ICN保有者には、資産の運用や管理によって発生した報酬の一部が、スマートコントラクトにより支払われる仕組みです。

インデックス投資をするには多数の仮想通貨でポートフォリオを組む必要があるのですが、Iconomiを利用することで多数の仮想通貨に簡単にまとめて投資をすることが可能です。

Iconomiでは時価総額ランキングの上位の主要通貨を集めたBlockchain Index(BLK)やアルトコインを集めたPinta(CCP)など様々なポートフォリオのような投資商品を購入できます。

Iconomiダッシュボード

まだ実装していない機能で、誰でも個人でファンドマネージャーになれる機能が追加されるようで、個人でポートフォリオを組み、それを売ることも可能です。

CRYPTO20 (C20)

CRYPTO20は、2017年に設立し、本社をケイマン諸島に置いている投資家向けの仮想通貨インデックスファンドを手掛ける会社です。

CRYPTO20の目的は、投資を簡単にそしてわかりやすくすることにあります。

仮想通貨は種類がとても多く、どのコインに投資すればいいかわからない方も多いので、自分自身で分析する代わりに投資家はCRYPTO20に投資を行うことで比較的簡単にマーケット全体の利益を得ることができます。

詳細

CRYPTO20は時価総額トップ20の仮想通貨に時価総額の割合で分散投資しています。

しかし、1通貨への投資上限はほとんど10%以内に設定されており、手数料は管理費用が年間0.5%がかかるだけとIconomiと比べて安くなっています。

加えて、自動で週に一度投資割合の調整をCrypto20側でしてくれるというメリットがあります。

まとめ

以前にニュースがあった、フィスコが日本初の仮想通貨ファンドを設立に加え、すでに世界中で100以上の仮想通貨ファンドが存在しており、投資商品として仮想通貨が株式や投資信託の商品と並ぶ可能性は十分にあると思われます。

仮想通貨インデックス投資をするかしないかにしろ、上記2通貨のポートフォリオを参考に、投資に役立ててみて下さい。

※注意

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。

仮想通貨のご購入やサービスのご利用につきましては、当サイトの閲覧者様ご自身の判断・責任で行っていただきますようお願い申し上げます。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧