- 女性が投資家が増える現状
- 2018年から女性の仮想通貨参入が多くなってきていることがロンドンの仮想通貨取引所London Block Exchange(以下LBE)の研究結果により明らかに
- 国内外問わず、女性が活躍する仮想通貨、ブロックチェーン業界
- 海外のカンファレンスそして、日本でもこの業界に多くの女性が関わっていることが取材を通してもわかります。
仮想通貨や投資の業界では歴史的に見ても男性が多く注目していることが見受けられます。
しかし、仮想通貨業界において、特に2018年から女性の仮想通貨参入が多くなってきていることがロンドンの仮想通貨取引所London Block Exchange(以下LBE)の研究結果により明らかになりました。
女性の仮想通貨参入率が6%から13%へ
研究結果が示したことは、この6ヶ月で女性の仮想通貨投資率が6%から13%へ2倍以上に増えたということです。
この研究結果は取引所に登録する女性の増加率、またアンケートによって導き出された数字だそうですが、確実に女性の関心が仮想通貨・ブロックチェーンに向いていることに間違いはないのではないでしょうか。
特にLBEが強調して主張していた点はミレニアル世代の参入です。
株式投資となると30代、40代の方が中心に投資を行う傾向が見受けられますが、LBEの研究結果によると、5人に1人の割合でミレニアル世代の女性が仮想通貨に興味を持っていることがわかったそうです。
あくまでこの数値は少ない数のデータ量をもとに導き出した答えではありますが、この数字が今後さらに大きくなるのではないかとLBTは述べています。
また、心理学観点から見ても女性は男性に比べて、FOMO(Fear of missing out)つまり機会損失への危機感が少ないのではないかと述べています。
LBTのビジネスアナリスト Roeyer氏は
ここ6ヶ月での研究結果では、仮想通貨へ参入する男性率は低下しており、一方で女性の参入率は増えています。
ここビットコインが下落した後に女性の市場参入率が多かったことから見ても女性の方が投資家としてより知識豊かな方が多いのかもしれません。
今後の仮想通貨投資は女性がリードしていくのかもしれません。
と語りました。
業界内で活躍する女性起業家の増加
CoinPost編集部も海外まで足を運び取材を行なっていますが、多くの女性がスピーカーとして登壇し、またカンファレンスやイベントにても女性の率が非常に高いことを感じております。
以前Cointelegraph主催BlockShow(ベルリン)へ参加した際に、前アメリカ大統領オバマ氏の広報担当、現Global Situation Room代表であるJohanna Maska氏(以下Maska氏)にも直接インタビューをさせていただき、女性の業界参入に関して以下の様に語っていました。
Blockshowのスピーカーを見て見ても、多くの女性がスピーカーとしても参加しています。ここにきている人たちを見ても女性がこの業界で活躍できる場が多く存在しています。
また、Maska氏は壇上でもオバマ元大統領広報としての経験を語ったのち、仮想通貨、ブロックチェーンの革新的テクノロジーの素晴らしさ、同時に規制の大切さを語っていました。
国内外で活躍する日本人女性起業家
海外だけではなく、日本でも多くの女性がこの業界に携わっています。イーサリアム財団で執行役員として働く日本人女性として宮口礼子氏 も業界で活躍する日本人女性です。
また、日本で活躍する女性としてMiss Bitcoinとして知られる藤本 真衣氏もその一人でしょう。藤本氏は仮想通貨、ブロックチェーン関係のイベントや説明会などを行ったり、この業界を様々なプロジェクトを通して盛り上げている女性起業家の一人です。
海外の傾向のみならず女性の仮想通貨、ブロックチェーン業界進出は世界の傾向なのかもしれません。
宮口氏や藤本氏のみならず日本にも多くの女性がこの業界で活躍しており、数々のプロジェクトに関わっています。
この業界は女性が働ける場所としてとても魅力的な環境なのかもしれません。
今回のデータの様に今後さらに投資をする女性が増え、女性の方で業界に携わる方々がより増えていくのではないでしょうか。