- 仮想通貨市場
- 昨日70万円を割り込んだBTC価格は、やや落ち着きを取り戻しつつあるものの、依然として予断は許さない価格帯にある。そんな中、アメリカのビットコイン市場で2つの”ポジティブな動き”が観測された。
仮想通貨市場
7月10日(火)まで続いた、ビットコイン価格の堅調な推移は、75万円を抜けることができず、頭打ち感が強い状況が続いた末、とうとう再下落に転じました。
7月11日の仮想通貨市況でも書いたように、パラボリックが売り転換したことで、明確に60万円台に突入しましたが、本日再度70万円代まで値を戻しており、前日比ではプラス価格で推移しています。
アルトコイン市場を含め、大きな高騰は見られませんが、前日まで見られた軟調な動きから相場全体が幾分落ち着きを取り戻しています。
相場に良い影響を与えたのは、米国の動きです。
ETF上場審査で新たな動き
1つ目は、市場規模の拡大と価格上昇につながるとして注目を集めている「ビットコインETF」です。
現在、最も注目されているのはCboeが申請を行っているビットコインETFですが、これらETFの可否判断が行われる日が、8月上旬(8/10前後)になる可能性が浮上。SECによる審査判断の日程が、Cboeの申請に対する書簡の内容で判明した模様です。
ここからさらに、長くて1ヶ月半延期される可能性もありますが、過去に拒否されたETFとは異なり、先物取引の実績も持つCboeは特に有力視されており、市場関係者から注目されることは間違い無いでしょう。
また、SECはETF上場に関するトピックにおけるコメント募集をパブリックで開始しており、仮想通貨投資家や有識者の意見を取り入れて判断していく方針も伺えることで、市場にとってプラスとなる動きとなっています。
詳しい情報は、以下の記事で解説しています。
米国会でポジティブな公聴会
2つ目は、米国会による公聴会の開催です。
米国会下院の金融業務委員会は、7月18日(日本時間:7月19日)に、“The Future of Money: Digital Currency” (お金の未来:デジタルカレンシー)と名づけられた公聴会を行う予定です。
聴取参考人に関する情報はまだ発表されてはいないものの、注目されている理由は、そのタイトルにあります。
以前行われた公聴会では、「テロ資金、マネロン、不正投資」などといった悪い側面に関する議題で進行しましたが、今回はそのタイトル(テーマ)からもポジティブさが伺え、SECなどが主導で動いている有価証券問題も含め、相場の不安材料に対する前向きな動きが期待されています。
これら2点を踏まえると、注目の日程は(現地時間)7月18日、8月上旬と言えそうです。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
日経平均株価は、目先悪材料出尽くしからのアク抜けで大幅続伸。
米株高や外国為替市場での円安・ドル高進行を背景に、終値は前日比409円39銭(1.85%)高の2万2597円35銭となりました。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、ブロックチェーン産業への本格参入発表したグノシー(6047)がストップ高に。
通期売上高110億円、YonYで45%増、四半期ベースで過去最高益を更新した好調な決算発表を背景に、開始30分ほどで一瞬寄り付いた後、再度ストップ高で張り付きのまま引けました。
CEOの福島氏が、ブロックチェーン事業にコミットするため、新会社のLayerX 代表取締役に就任するほか、ビジネス機会を最⼤化するため、
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の4領域をドメインとした、総合インターネット企業を⽬指すことを発表。
また、ICO市場については、「技術的に⾼度で専⾨的なサポートへ」の需要が⾼まっていくと予測。Gunosyが半年間培ってきたプロトコル研究の技術⼒が活きる領域だとしています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。