はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社、SWIFT主催の大型カンファレンス「Sibos」出展:10月22〜25日開催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル、SWIFT主催のカンファレンスに出展
国際送金システム「SWIFT(国際銀行間通信協会)」主催の大型金融カンファレンスに米Ripple社が参加することが明らかに。革命を掲げるRipple社が、どのように共存していくか注目が集まる。

リップル社がSWIFT主催のカンファレンスに出展

リップル社が10月22〜25日にかけてオーストラリア、シドニーで開催される大型金融カンファレンスSibosに参加することが明らかになった。

「Enabling the digital economy」 (デジタルエコノミーを可能にする)がテーマである今回のイベント、Sibosは送金会社SWIFTにより主催されている。

SWIFTは現在、海外送金で最も利用されているサービスで、大半の海外送金や銀行間決済における金融機関の送金システムを担っている。

また、Sibosは1978年から毎年開催されている金融業界向けの大型カンファレンスで、SWIFTの主要イベント。金融規制当局や市場のインフラ整備、多国籍企業や技術パートナー等、幅広い分野の人材のネットワーキングとビジネス戦略の再考を促すもの。

200以上の出展企業には以下のような有名企業も名を連ねている。

  • IBM
  • SMBC(三井住友銀行)
  • KPMG
  • JP モルガン
  • EY
  • Citi
  • Barclays
  • AT&T

その他にもイーサリアムのConsensysや有名企業も多々参加する今回の金融カンファレンスでは、以下の4つの題目が4日間かけて行われる講演の焦点となる。

  1. データ、AIやロボット技術が技術とビジネスモデルの革新をもたらしているトレンド
  2. 情報共有によって金融犯罪の防止を可能にする技術と枠組み
  3. 新たなデジタル経済におけるサイバーセキュリティ面における課題
  4. 世界的な規制への適応

デジタル経済は仮想通貨やブロックチェーン技術に触れていると考えてよいだろう。

またSibosサイト内でリップル社は以下の様に紹介されている。

リップル(社)はブロックチェーン技術を用いて世界中に摩擦の無い送金サービスを提供している。

リップルの急激に成長しつつあるグローバルネットワークを用いて金融機関は即座に、安心して、コストを抑えながら顧客の送金を請け負うことが可能。さらにデジタル資産(仮想通貨)XRPを利用することでさらにコストを抑え、新市場にアクセスを得ることができる。

リップルはサンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、東京、シドニー、インド、シンガポール、ルクセンブルクなどに拠点を置き、現在100以上の顧客にサービスを提供している。

出典:Sibos公式サイト

リップル社が競合企業、また「今後リップルのクライアントになる可能性を秘めている」と当時CTOだったThomas氏が語ったSWIFT社が主催するSibosに参加することはリップル社、XRPだけでなく仮想通貨業界全体にとってプラスであると捉えてよいだろう。

またカンファレンス最終日にはイーサリアムの共同設立者で、頻繁にニュースでも見られるJoseph Lubin氏が登壇する。

出典:Sibos公式サイト

Lubin氏は金融業界の将来、そしてそれを裏付ける「価値のネットワーク」について最終日に登壇する予定。

他にも既存の大手金融企業からもブロックチェーンに関する講演が予定されている。

仮想通貨導入に積極的なリップル社

一般的に仮想通貨界隈は既存の金融体制に対して快い姿勢を示さない。

そもそも仮想通貨の原点であるビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトも2008年の金融危機直後にビットコインの論文を発表している為、既存の金融システムを代表する銀行や送金会社と積極的に提携を重ねていくリップル社は伝統的な仮想通貨ピュアリストからすればたまったものではない。

しかしその反面、リップル社は非中央集権主義などの思想よりも送金をEメールを送信するのと同等の簡易さにする事を最優先している。

いずれにせよ既存の大手金融サービスであるSWIFTと仮想通貨やブロックチェーン技術を駆使するリップル社の掲げる「価値のインターネット」が今後どのように共存していくのかは見ものだ。

CoinPostの関連記事

リップル社SWELLが開幕:1日目内容まとめ|xRapidの商用化を新発表・クリントン氏の発言も掲載
米リップル社が主催する国際カンファレンス「SWELL 2018」が、日本時間本日未明開幕。注目された仮想通貨XRPを利用するxRapidの商用化発表が行われ、注目の元米大統領ビル・クリントン氏による公演内容も明らかになった。
リップル社CTOが語る:2018年の目標と競合SWIFTとの差別化
リップル社CTOであり、ILPの創案者であるStefan Thomas氏に対するインタビュー記事です。リップル社の競合企業とプロダクトの違い、ロックアップされた10億XRPの放出基準や懸念点についてお話を伺いしました。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧