はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「韓国の良ファンダ3要因」非課税期間の駆け込みで、韓国市場がビットコイン相場牽引|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
米中間選挙に関する前場のリスクオンムードで、BTC価格も午前中に直近高値を更新。また、非課税期間の駆け込み需要と、国策思惑の台頭で、”韓国マネー”の流入が観測されており、ビットコインやアルトコインの高騰を牽引している。

仮想通貨市場

ここ最近の高騰には、出来高急増中の韓国市場が、仮想通貨全体を牽引している構図がある。

出典:Coinlib

法定通貨から仮想通貨への資金の流れ(24時間)を確認すると、韓国マネーが大量流入(紫色)し、仮想通貨全体の価格を押し上げていることがわかる。2019年まで仮想通貨が無税のため、駆け込み需要で投資意欲は旺盛だ。

現在の韓国では、仮想通貨取引で得た利益に対し税金がかからず、韓国税務当局は、国税行政改革委員会において「仮想通貨課税基準」を設定。2019年から、仮想通貨課税が実施される予定となっている。

米経済誌フォーブスのアナリスト「Joseph Young」氏は、今週の韓国発・良ファンダについて、3つの要因を挙げている。

  1. 韓国政府は、「銀行が制限なし」で仮想通貨取引所と協力することが可能と述べた
  2. 韓国裁判所は、銀行関連の取引を巡る問題で取引所側に付いた
  3. 政府機関の未来創造科学部が、ICOの合法化を模索している

このような”国策思惑”も相場を後押しし、韓国国内での仮想通貨取引の需要が飛躍的に高まっているという。

韓国法定通貨のウォンから換えられている仮想通貨として、ビットコイン(BTC)、ZCash(ZEC)、Waltonchain (WTC)、モネロ(XMR)、イーサリアムクラシック(ETC)などが挙げられ、韓国マネー流入が影響していると考えられる。

韓国国内では、直近で高騰中のXRP(リップル)人気も高く、明日8日には、韓国取引所GDACに、XRPが新たに上場することも発表されている。

韓国の仮想通貨取引所GDACにXRP(リップル)上場:韓国ウォンに対応
韓国の取引所GDACに、XRP(リップル)とSNTの上場が発表された。同取引所の24時間取引高は、欧州最大級のBitstampに匹敵する約127億円に及び、Bithumbなど韓国の他取引所でもXRPが人気を博していることから、さらなる流動性向上が期待される。

ビットコイン価格分析

本日は、米中間選挙結果に反応して株式市場がリスクオンムードになると、投資家心理の改善からBTC価格も上昇傾向を見せた。

抵抗帯であった黄色枠(73万円付近)を突破し、レジスタンスラインである73.8万円(青ライン)に向け急騰する場面も。

しかし、短期的に過熱しすぎたアルトコインに売りが入ると、ビットコイン価格も青ライン付近での三尊形成を描き、下落に転じた。その後は、73.4万円付近で留まっている。

このまま上昇相場へ向かうことが期待されるが、6時間足チャートを確認すると、ボリンジャーバンド2σを超えていること、RSIが74まで上昇しているため、一旦大きく調整する可能性もあるのは懸念点となる。

しかし、仮想通貨相場は、このようなテクニカル分析指標が機能しないこともままあるため、複数のシナリオを想定し、臨機応変に立ちまわる必要がある。

今後の価格推移において、主に考えられる動きは2つ。

  1. 73.8万円付近の青ラインを突破し、強いレジスタンスの「75万円」付近まで上昇
  2. 73.3万円〜73.4万円を下抜け、黄色枠の抵抗帯に向けて下落

黄色枠を明確に下抜けた場合、再び下落トレンド色が強まる可能性もあるため、注意したい。

価格が大きく動くまでのカウントダウンが始まっていることがチャートからも読み取れ、低ボラティリティ相場の終焉も近いかもしれない。

XRP(リップル)価格分析

昨日、一時64円台にまで到達してから、若干落ち着きを見せてはいるが、60円付近を推移するなど、投資家の買い意欲は強い。

6時間足チャートを見ると、ボリンジャーバンドを超え、RSIも買われ過ぎ水準となる70を僅かに超えている。

底堅い状態と言える一方、他アルトコインが崩れるなどして下げ圧力が強まれば、大きく調整してもおかしくない状況ではある。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

日本時間7日午前から開票作業が行われた「米中間選挙」は、上院を与党の共和党が、下院を野党の民主党が制し、「ねじれ議会」になる見通しに。

前場は、トランプ大統領の所属する「共和党」が両院を制するという期待先行で、前日比300円高を付けるも見受けられたが、14時過ぎに”青い州”の多くが残っている段階で「民主党」が議席を増やすと、大勢が決して思惑上げ分が剥落し、前日比61.95円安で引けた。

中国・上海株式相場が下げたことに加え、「ねじれ議会」によってトランプ政権の舵取りが難航するとの見方が台頭したことで、為替市場が乱高下(下図参照)。金融セクターが崩れるなど、大引けにかけて若干売り優勢の展開となっている。

しかし、今回の選挙結果は各メディアの事前調査通りの結果であることで、市場は織り込み済みであり、下げ幅も限定的。今晩の米国株式市場の値動き次第ではあるが、市場の重しとなっていた重要イベントを通過したことで、流動性が高まる可能性がある。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連の個別銘柄では、前日売られていたマネックスやリミックスが強く、約3%高。グノシーやULSグループも2%前後上げている。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

CoinPost動画

CoinPostで厳選した、仮想通貨のニュース動画はこちら。

もし良かったら「チャンネル登録」お願いします。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧