はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社の戦略トップ:「仮想通貨XRPは現在ビットコインよりも実用的だ」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップル社の戦略トップがXRPの優位性を主張
同社の最高戦略責任者を務めるCory Johnson氏は先日、XRPが今やビットコインよりも使用されており、実用的な通貨であり、BTCネットワークが”劣った”テクノロジーであるとし、XRPに実装される技術はより優れたものであると主張。
Techonomy18 Conferenceでの発言
同氏はFinTechのカンファレンスに出席し、リップル社の成長戦略について言及。同氏が入社した3月当時は、新たな契約が6週間おきに決まっていたが、今では6日ごとに新たな契約が決まっており、盤石な顧客基盤を築きつつあると明かした。

リップル社の戦略トップがXRPの優位性を主張

Ripple社の最高戦略責任者を務めるCory Johnson氏は先日、XRPが今やビットコインよりも使用されており、実用的な通貨であると主張した。

外部の投資家にRipple社をアピールするべく、同社は今年3月にJohnson氏を最高戦略責任者トとして招いた。同氏は米有力メディアBloomberg Televisionの総合編集長を併任しており、市場への影響力を買われて本ポジションに抜擢されている模様だ。

同氏はこれまでにもRipple社の宣伝として多くのポジティブな意見を発信し続けてきた。

そして、Johnson氏はSNSにて、ビットコインネットワークが比較的に”劣った”技術であるとし、XRPに実装される技術はより優れたものであると主張している。

ビットコインのネットワーク上には中国マイナーによる凄まじい規模のハッシュパワーがある。しかし、このような集中はビットコインの設計者には意図されていなかったものだろう。我々はビットコインとは一切違った技術を使用しており、XRPを取り巻く技術を発展させることを選んだ。

同氏はこのように続けて、

XRPはマイニングを必要とせず、また1秒間に1500回にものぼるトランザクションを処理することができる。また、Ripple Labsはすでに全世界で150以上の経済機関と顧客関係にある。XRPを用いることで、国境を超えた取引のことは10分の1に削減でき、また送金の所要時間も従来の4日から2分に短縮できる。

と述べ、Ripple社の製品の優位性を声高に示している。

Techonomy18 Conferenceにおける発言

同氏はまた、今月18,19日にかけて米カリフォルニア州で行われたFinTech(フィンテック)に関するカンファレンス「Techonomy18」にスピーカーとして出席し、「クロスボーダーにおける仮想通貨の決済」という題目のインタビューを受けた格好だ。

同氏はRipple社が順調にクライアントを獲得し、市場での認識度を高めることに成功していると述べた。

我々はすでに100を超える決済関係のクライアントを有しており、XRPの市場規模も100億ドルを超えたが、今もさらなる顧客基盤の獲得を続けている。私がRippleに入社した3月当時は、新たな契約が6週間おきに決まっていたが、今では6日ごとに新たな契約が決まっている

また、同社は顧客に安定したサービスを提供するため、スタッフを150人から300人にまで拡大し、同社の製品が必需品となることを見込んでさらなる人材確保を続けていくという。

実際に、現在XRPの需要は以前に増して多くの需要を集めている。Ripple社のQ3売上報告書では、XRPの企業向けの売上が前四半期比594%増加したと記載されており、実際に機関への販売実績が上がっていることが明らかになっている。

仮想通貨XRP(リップル)Q3報告書が公開:売却高は約180億円も企業向け販売額が594%増加
リップル社はXRPのQ3売上報告書を発表した。リップル社はXRPのQ3売上報告書を発表した。売却高は180億円となるが、企業向けの売上も前四半期比594%したことは注目だ。

また、17日には米大手取引所Coinbase社の機関向けのカストディサービス子会社Coinbase Custodyが、保管対象通貨にXRPを正式に加えたことも大きな話題を集めた。

XRPの価格推移に関して

XRPの価格も、やはり現在の仮想通貨市場全面安の煽りを受け、厳しい戦いを強いられている。25日14時現在では前日比-14%以上価格が下落しており、執筆時、39円付近で価格が推移している。前日比の下落率はビットコインとほぼ同水準となる。

TradingViewのXRPUSDチャート

しかし、ビットコインキャッシュの分裂騒動に端を発した17日頃のビットコインの下落時には、XRPの価格はビットコインをはじめとした他の通貨よりも下落幅が小さく、相対的な下落への強さを見せた。

相場全体が下落傾向にあることから、仮想通貨市場外への資金流出が起こり得る状況にあるが、株式を中心に金融マーケット全体の状況が厳しい現状も踏まえると、市場内での資金の避難先としてXRPに資金が集中した可能性は十分に考えられる。

米司法省などの動きに関連し、テザーからXRP(リップル)への資金流入が活性化|仮想通貨市況
XRP Chartsのデータでは、世界最大級の仮想通貨取引所BinanceやOKEx、Huobiなどで、ビットコイン(BTC)よりも、テザー(USDT)からの流入が多いことが確認できる。現在報じられている、米司法省と米商品先物取引委員会の動きにも注目が集まる。

ビットコインキャッシュの分裂騒動が長期戦へともつれ込む中、XRPの価格がビットコインと比較してどう推移していくか、今後も注目が集まるだろう。

CoinPostの関連記事

公式発表|仮想通貨XRP(リップル)がCoinbaseカストディに追加
米大手取引所Coinbase社の機関向けのカストディサービス子会社Coinbase Custodyが、保管対象通貨にXRPを正式に加えたことが明らかになった。
ビットコイン大暴落後の最新状況 XRP(リップル)の相対的な強さも|仮想通貨市況
ビットコインキャッシュの分裂騒動や、SECの分散型取引所などへの規制対象拡大などの悪材料を経て、相場の方向性が大きく下目線に傾いた仮想通貨市場だが、本日更なる急落を経て、ビットコイン価格が40万円台に突入した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧