- 世界的大手仮想通貨取引所Huobi、再スケジュールのイーサリアム大型アップグレードの対応発表
- 世界有数の仮想通貨取引所Huobi Globalは、3月1日前後に予定されるイーサリアムの大型アップグレード「Constantinople・Petersburg」への対応を発表した。今回のアップデートでは、Gas計量法の変更によるGasコストの削減、「ディフィカルティボム」の延長、及びマイニング報酬の減少などが予定されている。
Huobi、ETHのアップグレード対応
世界有数の仮想通貨取引所Huobi Globalは、」来週に控えるイーサリアムの大型アップグレード「Constantinople・Petersburg(二段階)」に対応することを公式で発表した。
Huobi Global will support the ($ETH) #Constantinople/ #Petersburg hard fork. We will also help users resolve any technical issues. Deposit $ETH on Huobi to ensure your funds are safe.
— Huobi (@HuobiGlobal) 2019年2月21日
Details here: https://t.co/FhYuH6wuzq
Huobiの公式発表によると、「Constantinople・Petersburg」のトラッカーによる実施日とブロック・ナンバーに合わせて、以下のように予定しているという。
- 予定日:3月1日
- ブロック・ナンバー:7,280,000
現時点では、日本国内の仮想通貨取引所にアップグレードへの対応発表は確認されていない。
ETHアップグレードに関して
今回のアップグレード「Constantinople」は、本来1月中旬に予定されていたが、予定日の2日前、一部のコードに重大な脆弱性があることが判明し、延期となった。
その後、主要デベロッパーのお知らせによって、2月27日前後を新たな日程として公開された経緯がある。
そして、その脆弱性である「EIP 1283」を削除するために、デベロッパーに開発された2次アップグレード「Petersberg」が「Constantinople」の実装に続き、同じブロック上で実施されると予定されている。
なお、今回のアップグレードの重要点は、以下にリストアップした。
- EIP 145: ビットワイズ・シフティングと呼ばれるイーサリアム上での情報プロセスの効率向上
- EIP 1052:特定のアドレスハッシュを生成するラージ・スケールコードのオプティマイズ化
- EIP 1283: Gas計量法の変更により、Gasコストの削減
- EIP1014:実際にアドレスが形成される前にアドレスを決めてやり取りを可能にする
- EIP 1234:「ディフィカルティボム(マイニングの難易度を徐々に上げていくプログラム)」の延長、マイニング報酬の減少