はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米CNBC、仮想通貨の番組内容を連日放送 ビットコイン高騰受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米CNBCのビットコイン露出度

ビットコインを含む全体仮想通貨(暗号資産)市場の上昇トレンドを受け、再び仮想通貨のテーマについて番組で取り上げた米大手メディアCNBC。新たに、2つの番組で仮想通貨のトピックが放映されたことがわかった。

番組1:バイナンスUS CEOが語る相場状況

バイナンスの米国パートナー企業「バイナンスUS」でCEOを務めるCatherine Coleyが米CNBCの経済番組「Power Lunch」に出演。直近の仮想通貨相場上昇について、独自の見解を語った。

Coleyは市場の関心度が高まっているとして挙げた事例は以下の5点。

  • ビットコイン半減期
  • デリバティブ商品の普及
  • CMEのOIが年初来最高
  • SECクリプトママの規制提案
  • グレースケールとSECの関連事例

最も注目しているのは、連日話題にあがるビットコイン(BTC)の半減期だという。投資家にとって非常に重要なイベントであり、過去の再現性の視点から半減期上げを期待する声は大きい。

半減期まで90日を切ったビットコインについては、バイナンスCEOのCZも最新の見解で語っており、バイナンスグループを通して、注目していることが見て取れる。

半減期はまだビットコインの価格に織り込まれていない。なぜなら、人間(トレーダー)はそれの重要性を理解するまで時間がかかってしまう。

デリバティブ市場

一方、デリバティブ商品の種類や仮想通貨へのアクセスが多様化する中で、需要に応じた資金の流れが流入しやすい環境に変化していると説明した。

CMEのビットコイン先物OI(取組高)がオールタイムハイ(最高記録)を記録していることも事例として紹介、機関マネーの流入の面でも状況は好転していると論じた。

出典:skew

SEC関連のポジティブニュース

米SECはこれまで、相場操縦などの問題点を理由にビットコインETFを承認していない。しかし、Coleyによると米国SEC関連のポジティブなニュースは数を増しているという。

具体的には大手仮想通貨投資ファンドのグレースケールが、SECにビットコイン投資信託(GBTC)を登録するための申請を行なったことが挙がる。

GBTCはETFに変えることを意図したものではないが、SECの監督下に置かれることで、よりアクセスの容易な投資商品になり、機関投資家だけでなく個人投資家にとっても新たなオルタナティブ投資手段になり得ると説明した。

仮想通貨投資信託初:Grayscaleのビットコイン投信、SECへ登録完了
仮想通貨運用会社Grayscaleが提供するビットコイン投資信託(GBTC)が、米証券取引委員会(SEC)報告会社への登録を完了した。仮想通貨投資信託では初の事例だ。その意味とは

また、SECのPeirceコミッショナー(クリプトママ)は、トークン販売の安全港のルールを提案した内容も挙がった。規制猶予期間を設ける目的として、米証券法(およびハウィーテスト)を適用する前に、仮想通貨関連企業にはICO等トークン販売を行なってから3年間のセーフハーバー期間を設ける必要があると主張している。

安全港のルールの適応は、取り締まりに対する柔軟性を設けようとしている取り組み。セーフハーバルールはこれからSEC内で討論されることから、採用されるかどうかはまだ不明確な状況であるが、「業界を大きく進展させる可能性がある事例だ」とColeyは指摘する。

仮想通貨に3年の規制猶予 米SEC理事が提案
米SECのPeirceコミッショナーは、仮想通貨やトークンの販売に3年間の規制猶予期間を設ける必要性を強調。「セーフハーバー・ルール」の策定を提案した。発行企業に寛容性を与える狙いだ。

番組2:大手ファンド責任者の見解

CNBC番組「fast money」に大手デジタルアセットファンドのMorgan Creek Capitalの Mark W. Yusko CEOが出演。『ビットコインの上昇はまだこれから』と言及するなど、仮想通貨市場への強気な見解を示した。

Yuskoが強気と考えるファンダメンタルズには、ビットコインアドレスやウォレットの増加や、半減期、マクロ経済との関係性がある。

半減期後の2020年下半期では、2017年下半期のように仮想通貨市場全体が価格を「チェイスする」との見解。投資家やマイナーが市場に駆けつけることによって、価格がさらに上昇すると考えている。

マクロ経済については、世界の中央銀行が行う超低金利政策など、金利市場の見通しから、ビットコインに需要が集まると予測。多くの国で発生している通貨インフレなどの危機もビットコインを強く後押しする要因になると論じた。

最後に、番組収録時に9600ドル帯で推移していたビットコイン価格に言及したYuskoは、5%や10%の下げ幅に関わらず、下落すれば買い増しする価値はあると締めくくった。

参考:CNBC Power Lunch

参考:CNBCfastmoney

CoinPostの注目記事

速報 仮想通貨ビットコイン一時急落、5分間で7万円幅 BitMEXでロスカット連鎖が発生
仮想通貨ビットコインは20日、日本時間6時45分に米ドル建て1万ドルを下回ると価格が急落。5分間で657.96ドル(73,258円)の下げ幅を記録した(24時間の高値からは−1000ドル水準:Coinbase)。
仮想通貨に3年の規制猶予 米SEC理事が提案
米SECのPeirceコミッショナーは、仮想通貨やトークンの販売に3年間の規制猶予期間を設ける必要性を強調。「セーフハーバー・ルール」の策定を提案した。発行企業に寛容性を与える狙いだ。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧