Coinbase CardがGoogle Payに対応
米大手仮想通貨(暗号資産)取引所コインベースは17日、自社のCoinbase カードがグーグルペイで利用できるようになったことを発表した。
Coinbase CardはVisaのデビットカードの一種。カードを使って、ユーザーはコインベースのアカウントから直接仮想通貨で決済することができる。
17日の発表では、「Google Payはあらゆる支払いを即座に行える。その際に安全な方法で仮想通貨を利用できるようになった」と説明。ユーザーに仮想通貨でモバイル決済できるサービスを提供するのはコインベースが初めてだと主張している。
本サービスは現在、英国やフランス、イタリアなど欧州14カ国で利用が可能だ。今年はさらに欧州の他の国にサービスを拡大しようと取り組んでいるという。
Coinbase Cardが発行されたのは2019年4月。英国からサービスを開始した。UK支部「Coinbase UK」のCEOは、「よりオープンな金融システムを作るため、もっと簡単に仮想通貨を利用できるようにすることは我々の重要なミッションだ」と説明。一方でApple Payにはまだ対応していない。
その後、利用できる国を徐々に増やし、現在Coinbase Cardは欧州29カ国で利用できるようになった。米国ではまだ利用できない。
対応する仮想通貨はビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、XRP、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、Basic Attention Token(BAT)、Augur(REP)、0x(ZRX)、ステラ(XLM)、DAIの10種類。Visaに対応した場所であれば現金の代わりに仮想通貨を利用することができる。
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Visaは先月、コインベースにプリンシパルメンバーシップ(主要メンバー登録証)を発行した。仮想通貨専業企業としてメンバーシップが付与される初の事例で、コインベースはVisaカードの発行権を取得している。
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