はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、米国の全仮想通貨取引所を調査か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨取引所を調査か

米証券取引委員会(SEC)は、米国の全ての暗号資産(仮想通貨)取引所とバイナンス本体の調査を行なっていることが分かった。「フォーブス」が4日に報じた。

先月には、米コインベースが未登録証券に該当する仮想通貨の取引サービスを提供している疑いでSECから調査を受けていることが報じられたが、これは氷山の一角だと指摘。「CoinGecko」のデータから、調査を受けている取引所の数は40超に上る可能性があると報じている。

関連米SEC、コインベースの未登録証券提供を捜査か=報道

フォーブスは、仮想通貨推進派として知られるCynthia Lummis米上院議員のオフィスのスタッフから情報を入手。SECが仮想通貨取引所を調査していることを示すレポートも存在しているとした。

一方で、SECに仮想通貨や取引所を監督する権限があるかは、米国ではまだ明確に決められてはいない。多くの仮想通貨を有価証券と定義しようとして既存の証券法の下で取り締まりを行なっているSECと、商品(コモディティ)と定義して監督を試みる米商品先物取引委員会(CFTC)は、権限争いを続けている。

関連米CFTC委員が声明「SECによる仮想通貨の証券認定は、基準が不透明」

フォーブスに情報提供したスタッフは「SECは、CFTCとの監督問題を早く解決したいと考えている」と説明。そして「両者で解決できない場合は、議員が関与する可能性もある。議会はCFTCを支持する可能性が高い」と述べた。

米仮想通貨規制の優先事項

どの機関が仮想通貨を監督するのかなど、米国では規制の明確化を望む声が長期に渡って続いている。最近の動向としては今月、CFTCを管轄する米国上院農業委員会の議員らが、商品に相当する仮想通貨については、CFTCに監督権限を与えるべきとする法案を提出した。

関連米議員、CFTCの仮想通貨監督権を拡大する法案提出

また6月には、共和党のLummis議員と民主党のKirsten Gillibrand議員が「責任ある金融革新法案」という名称の法案を発表。この法案は、仮想通貨の定義や分類から課税方法、消費者保護、省庁間の連携などについて網羅する包括的な内容で、仮想通貨業界からは両議員の努力に対し、賞賛の声が上がった。一方で、SECのGary Gensler委員長はこの法案に懸念を示している。

関連米SEC委員長、超党派の仮想通貨法案に異議

今回フォーブスに情報提供したスタッフは、この2つの法案が今年承認される確率は50%以下だと予想。大手仮想通貨取引所の倒産など、「ブラックスワン」と呼ばれるような大きな出来事が起きないと、議員は優先して法制化に取り組まないだろうとした。そして、年内に議員の関心を最も引きそうなのは、ステーブルコインに関する法案だと述べている。

関連米超党派ステーブルコイン法案の交渉進まず

ステーブルコインとは

米ドルに価値が連動したUSDTやUSDCなど、価格が常に安定している(=stable)仮想通貨を指す。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/11 木曜日
12:05
イーロンのスペースX、146億円相当のビットコイン移動 IPO関連か?
イーロン・マスク氏率いるスペースXが約146億円相当のビットコインを移動した。10月から毎週大規模な送金を継続しており、IPO計画との関連が注目されている。
11:49
トム・リー氏、「イーサリアムは既に底打ち」 先週690億円相当を購入
ビットマイン会長トム·リー氏が、イーサリアムは既に底入れしたと発言。同社は先週、約4億6,000万ドル相当のETHを購入し、10月以来最大規模の買い増しを実施。今後10~15年間、ビットコインよりもイーサリアムの将来性に期待を寄せている。
11:49
FRBの慎重姿勢でビットコイン反落 2026年の利下げは限定的か
FRBは25bpの利下げを決定したが、パウエル議長の慎重姿勢を受けビットコインは下落した。2026年の追加利下げは1回との見方が広がる中、グラスノードのデータは実現損失が1日5.5億ドルとFTX崩壊時並みの高水準を示す。機関投資家の本格参入で4年サイクル終焉論も加速。
11:04
米大手9行が仮想通貨企業を排除 通貨監督庁が是正へ
米通貨監督庁(OCC)は、JPモルガンなど大手9行が2020-23年に仮想通貨企業を含む合法事業者へのサービスを業種理由で制限していたと発表。「金融の武器化」と批判し、違法行為には司法省照会も検討。トランプ政権下で「デバンキング」問題の是正が加速。
11:00
ビットコイン9.4万ドル急騰からの反落、FOMC利下げ後に軟調な動き|仮想NISHI
FRBの25bp利下げを受け、ビットコインは一時9万4000ドルまで上昇したものの、その後反落。X-Bankアナリストの仮想NISHI氏によると、デリバティブ市場でのロング解消による売り圧力が現物買いを上回っている。欧米機関投資家のクリスマス休暇入りを控え、年末にかけて軟調基調となるリスクを指摘。
09:19
ストラテジー社、ビットコイン保有企業の扱いめぐり書簡 MSCI指数除外案に反対表明
ビットコインを蓄積するストラテジー社がMSCIの指数除外案に反対意見を提出。仮想通貨保有50%以上の企業を除外する提案に対して、様々な観点から異論を唱えている。
09:11
Superstate、株トークン化の新サービスをローンチへ
Superstateは、株式をトークン化する新サービスを発表。上場企業が仮想通貨イーサリアムやソラナのブロックチェーン上で株式を新たにトークン化して、投資家に直接発行することができる。
07:40
ビットコインの買い増しなどを計画 米Strive、最大約780億円を調達へ
米Striveは、最大約780億円相当の株式を発行・販売する契約を締結。調達資金は仮想通貨ビットコインの買い増しやビットコイン関連商品への投資などに使用すると説明した。
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧