はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

JPモルガン「ビットコイン価格はまだ下値余地がある」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場分析

米金融大手JPモルガンのアナリストは21日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)はまだ下値余地があるとの見方を示した。同社の分析を入手した海外メディアが報じた。

ビットコインは今月に最高値を更新した後、現在は下落傾向にある。「CoinGecko」のデータによれば本記事執筆時点で前週比7.2%下落しているが、それでもまだ買われすぎの水準にあるとアナリストは指摘した。

今回JPモルガンのアナリストは、ビットコインの先物取引の状況をもとに買われすぎと判断している。先物のポジションや現物価格に対するプレミアムから、先週に急落していてもまだ買われすぎの水準にあると判断したという。

また、アナリストはビットコイン現物ETF(上場投資信託)への資金流入が減少していることにも言及。実際に3月18日以降は純流出(ネット・アウトフロー)の状態が続いており、特に19日は取引開始後最大の3.2億ドル(約490億円)の純流出となった。

出典:coinglass

関連:【02/21最新】おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

JPモルガンのアナリストはこういった背景から、4月の半減期に向けて利益確定の売りが継続する可能性が高いとの見方を示している。

半減期とは

ビットコインなどの仮想通貨のマイニング報酬(=新規発行量)が半分に減るタイミングを指す。半減期は投資家が注目する仮想通貨特有のイベント。

▶️仮想通貨用語集

価格予想

JPモルガンは先月末、ビットコインの価格は半減期後に4.2万ドル(約635万円)の水準まで下がる可能性があるとの見解を示した。この予測は、ビットコインの生産(採掘)コストに基づいている。

価格予想の前提になっているのが「歴史的に生産コストはビットコイン価格の下限として機能している」ということ。アナリストは、半減期によってビットコインの生産コストが4.2万ドルになると分析している。一方、MacroMicroのデータによると、現時点の生産コストは5万ドル弱(約750万円)のようだ。

関連「ビットコインは半減期後に4万2000ドルまで下がる可能性がある」JPモルガン指摘

他の相場分析

ビットコインの相場分析については、時間軸などの基準によって様々な見方が上がっている。

関連今後ビットコイン現物ETFにさらなる資金流入可能性 CoinShares分析

今月には仮想通貨企業Galaxy Digitalのマイケル・ノボグラッツCEOが、ビットコインの価格は10万ドル(約1,513万円)まで上昇する可能性があると予測。そして、大きな出来事が起きない限り5万ドルから5万5,000ドル(約832万円)以下には下落しないとの見解を示した。

一方で、この時ノボグラッツ氏は、現物ETFの資金流入がマイナス(純流出)になった場合は調整局面に入ると発言。そして、相場や資金調達率が過熱するような場合は、調整の準備をしなくてはならないと話した。

関連ビットコインは大きな出来事がない限り5万ドル以下には下落しない=Galaxy DigitalノボグラッツCEO

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/19 月曜日
17:15
リミックスポイント、最大56億円を調達へ 44億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントがEVO FUND向け新株予約権で約56億円を調達。44億円で仮想通貨ビットコイン買い増し、12億円をWeb3バリデーター事業に投資へ。
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。
14:15
中国系上場企業DDC、5000BTC保有目標のビットコイン準備金戦略を発表 
米国上場の中国系食品企業DayDayCook(DDC)が、ビットコインを戦略的準備金として3年間で5,000BTCの蓄積を目指す計画を発表した。同社は、すでに100BTCを購入済みで、2025年末までに500BTCの取得を目指す。一方、中国の仮想通貨規制をいかに回避するかにも注目が集まる。
13:22
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
メタプラネットが約151億円で暗号資産ビットコイン1,004BTCを追加購入。保有総数は7,800枚に拡大。5月の資金調達・債務償還の経緯も紹介。
11:40
過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆
ビットコインは投資家が重視する50MAと200MAのゴールデンクロスによる買いシグナルが形成間近に。米国債格下げでドル安圧力も追い風にとなるか。トランプ米政権の貿易・関税政策とインフレ懸念がのヘッジ需要を高める可能性が指摘される中、さらなる上昇を示唆する。
11:11
CMEグループ、XRPの先物取引を本日より提供開始へ 
米CMEグループが本日より暗号資産(仮想通貨)XRPを先物取引サービスを開始する。機関投資家の参入機会の拡大とリップル社とSECの裁判の和解進展状況も含め、その背景を解説。
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧