はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレット開発企業Ginco、不正アクセス被害の手口とDMM Bitcoin不正送金の関係性を公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Gincoは28日、北朝鮮当局の下部組織「Lazarus Group」に属するとされるサイバー攻撃グループ「TraderTraitor」による不正アクセス被害を受けていたことを明らかにした。

標的型ソーシャルエンジニアリングを含む大規模なサイバー攻撃により、当社の提供する暗号資産ウォレットソフトウェア「Ginco Enterprise Walletを構成するインフラストラクチャの特定部へ不正アクセスが行われていた。本ソフトウェアは、ユーザーの暗号資産および秘密鍵をユーザー自身の管理下で安全に取り扱うことを支援するものだという。

攻撃の手口

  1. 攻撃者は、転職活動などに使われるLinkedInで採用担当者を装い、Ginco従業員に接触(24年3月)
  2. GitHubに保管された、採用前試験を装った悪意のあるPythonスクリプトを送付
  3. スクリプト実行により業務用端末が侵害され、クラウドサービスの認証情報を不正取得
  4. 2024年5月24日から31日の間に、Kubernetesの本番環境に不正アクセス

DMM Bitcoinハッキング事件との関連

この不正アクセスは、2024年5月31日にDMM Bitcoinで発生した巨額の不正送金事案と関連している。

関連:DMMBitcoin、480億円相当のビットコインが不正流出被害か

攻撃者は低レイヤーの通信処理に干渉し、正規のトランザクション指図に不正なデータを追加したとされる。

Gincoによると、同社が提供する「Ginco Enterprise Wallet」は、ユーザーが暗号資産と秘密鍵を自己管理するためのソフトウェアで、同社は暗号資産や秘密鍵の管理は行っていない。

また、アプリケーションやソースコード、顧客データベースへの不正アクセスは確認されていないとしている。現在も捜査は継続中であるため開示できる情報はここまで。再発防止とセキュリティ強化に取り組むとしている。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07:15
バイナンスCEO、複数国の仮想通貨準備金創設を支援中と明かす
バイナンスのCEOは、同社が複数の国に対して、ビットコインなどの仮想通貨準備金創設の助言を行なっていると明かした。また、デジタル資産の規制整備も支援していると話している。
06:35
ビットコイン価格安定の背景 機関投資家と企業の買い支え
仮想通貨ビットコイン価格の安定性要因についてブルームバーグのETF専門家が指摘。機関投資家の強いETF買い意欲と、マイクロストラテジーなどの超大口ホルダーの継続的な蓄積が下落相場を支えている。
06:10
ビットコイン、安全資産需要の波に乗れず 金ETFには約3兆円流入──JPモルガン分析
JPモルガンの最新レポートによると、マクロ経済の不確実性の中、金は安全資産として資金流入を集める一方、ビットコインはデジタルゴールドの役割を果たせていない。金ETFが第1四半期に3兆円弱の純流入を記録する中、ビットコインETFは3カ月連続の資金流出を記録。
05:40
トランプ大統領、パウエルFRB議長解任に初言及 「遅すぎる」利下げ判断を批判
トランプ大統領がSNSでパウエルFRB議長を「常に遅すぎて間違っている」と非難し、「解任は早ければ早いほど良い」と初めて明示的に解任に言及。欧州中銀が7回の利下げを実施する中、関税政策効果を活かした利下げを求める発言が再び市場に波紋。
04/17 木曜日
16:03
アークインベストのキャシー・ウッドCEO、トランプ関税を「ショック療法」と評価
アークインベストのキャシー・ウッドCEOがトランプ関税政策を"ショック療法"と評価。アート・ラッファー博士の最新論文に言及し、一見逆進的な増税が自由貿易への道筋となる可能性を示唆した。
15:39
カルビー、ブロックチェーン活用のIP管理「かるれっと」でWeb3展開を加速
カルビーがブロックチェーン技術を活用したIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表。DIDと生体認証を組み合わせた認証システムで契約の透明性を確保し、クリエイターとの協業を促進。過去2年間のNFTキャンペーンやWeb3ゲームとのコラボ経験を活かした新戦略で、食品メーカーによるWeb3活用の先進事例として注目される。
13:50
米SECの第三回円卓会議、仮想通貨カストディがテーマに 25日開催予定
米SECが仮想通貨カストディをテーマとした第三回円卓会議を4月25日に開催。Kraken、Fidelity Digital Asset Services、Fireblocksなどが参加し規制枠組みを議論。パース委員は「仮想通貨規制で最も困難な課題」と位置付け。
13:05
仮想通貨リスク(LSK)、Web3企業Binary Holdingsと提携 東南アジアでdApps普及へ
仮想通貨Lisk(リスク)が東南アジアのWeb3企業Binary Holdingsと提携。通信事業者経由で分散型アプリを大規模ユーザー層に向けて提供予定だ。
11:52
様子見基調のビットコイン、市場シェアは右肩上がりで2021年来の高水準
CoinGeckoの四半期レポートでは暗号資産(仮想通貨)市場の総時価総額が18.6%減の2.8兆ドルに縮小し、ビットコインドミナンスが59.1%に上昇した。イーサリアムは市場占有率が3.9%ポイント減の7.9%まで下落。マクロ経済と仮想通貨市場の最新動向を解説。
11:25
ビットコイン、回復力向上でイーサリアムをアウトパフォーム|Wintermuteレポート分析
仮想通貨マーケットメーカーWintermuteは、ビットコインは市場下落局面で回復力を示していると指摘した。好材料がなければイーサリアムをアウトパフォームし続けると述べている。
10:45
バイナンス第二回上場廃止投票、FTTが最多票 JASMYやZECも上位に
仮想通貨取引所バイナンスが第二回上場廃止投票結果を発表した。FTTが11.1%で最多票を獲得し、ZEC、JASMY(共に8.6%)、GPS(8.2%)、PDA(7.6%)が上位に。
10:22
パナマシティ、ビットコインやイーサリアムによる公共料金支払い方法を導入へ
中米パナマの市議会が仮想通貨による公共サービス料金の支払いを可決。税金、罰金、許可証発行料などがビットコイン、イーサリアム、USDC、USDTで支払い可能に。
10:10
米SECゲンスラー前委員長「BTCなどの仮想通貨は長期的に生き残る可能性」
米SECのゲーリー・ゲンスラー前委員長は、仮想通貨は投資資産として選別が進むとの見方を示した。ビットコインなど一部の銘柄は長期にわたって生き残る可能性があると主張している。
09:20
米VanEck、仮想通貨エコノミーに投資する新ETF『NODE』を5月上場へ
大手運用会社VanEckが新ETF『NODE』を発表した。仮想通貨取引所、マイナー、データセンターなどデジタル資産エコノミー関連企業30〜60銘柄に投資。
08:10
コインベース「仮想通貨は弱気相場入りの可能性」
コインベースのアナリストはレポートを公開し、仮想通貨は弱気相場入りした可能性があるとの見方を示した。見方の根拠を説明し、今後の市況も分析している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧