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メタマスクとマスターカード提携、仮想通貨決済カードをリリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨でショッピング可能に

イーサリアム(ETH)など複数ブロックチェーン対応の主要暗号資産(仮想通貨)ウォレット「MetaMask(メタマスク)」は18日、決済大手マスターカードらと提携して、「MetaMaskカード」のパイロット版をリリースしたと発表した。

マスターカードを使える店舗ならどこでも、仮想通貨を使用して日常の買い物を行うことができるようになる。現在はEU(欧州連合)、英国、ブラジル、メキシコ、コロンビアで利用可能だ。

また、19日には米国でも限定的なパイロットプログラムを開始することを公表。ニューヨークとバーモントのユーザーを除いて、試験的に提供する。今後、他の国でも展開していく予定だ。

メタマスクを提供する企業コンセンシスのプロダクトマネージャーを務めるロレンゾ・サントス氏は次のようにコメントした。

MetaMaskカードは、ブロックチェーンと現実世界の商取引の間に存在していた摩擦を取り除くための大きな一歩だ。これは、両方の長所を提供するパラダイムシフトとなる。

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デビットカードのような決済が可能に

カードの特徴は、メタマスクから資金がデビットカードのように支払われることだ。そこで、カード所有者はメタマスク・ウォレット内の仮想通貨を、銀行など第三者に送金することなく直接決済に使用可能で、支払いの瞬間までウォレットで資金を管理できる。

メタマスクをApple PayやGoogle Payにリンクさせて仮想通貨を使用することも可能だ。

MetaMaskカードを使用するには、ユーザーはMetaMask Portfolioにアクセスし、「カード」のタブをクリック。対象ユーザーは、アカウントとカードを設定するために「Crypto Life」のプラットフォームにリダイレクトされる。

「Crypto Life」は、Ledgerやマスターカードと提携して仮想通貨デビットカードを提供しているサービスだ。

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マルウェアに注意喚起

メタマスクは18日、仮想通貨市場の上昇にともなって、その資金を狙うマルウェアも増えているとして注意喚起を行った。

マルウェアの大部分は、SNSやメールでターゲットにメッセージを送りつけ、何かをインストール、実行、あるいはコピーペーストするように説得してお金を盗むという手口だと指摘している。

例えば、偽の求人や、ヘルプを求める声、ベンチャーキャピタルとの共同プロジェクト、通話への誘いなどの形態を取ってくるとして警戒を呼びかけた。

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