はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

魅力的な報酬体系、コンテンツクリエイター支援プラットフォーム「Quaily」の強みを徹底解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たに誕生したコンテンツクリエイター向けプラットフォームの「Quaily」が、ブロガーやニュースレター発行者の新たな選択肢として注目を集めています。

Quailyの開発者は、中国を中心に約13億人以上が利用する「WeChat」の初期エンジニアなど豊富な開発実績を持っており、国内最大手メディアであるCoinPostのAI多言語プラットフォームである「CoinPost Terminal(α版)」の開発も主導しています。

CoinPost Terminal

Quailyは2025年4月時点ですでに3万人を超えるフォロワーを抱え、多様なコンテンツが発信されています。特に専門的・技術的な内容を発信するクリエイターの間で高い評価を得ています。

これまでの課題

デジタルコンテンツの世界では、クリエイターが効率的に情報を発信し、適切に収益化することが重要です。しかし、現在のコンテンツ配信系サービスはさまざまな課題を抱えています。

1. 複数のツールを使う必要がある
従来のソリューションでは、「執筆、配信、分析、収益化」のために異なるツールを管理する必要があり、煩雑なワークフローになりがちです。また、多くのサービスではテンプレートは限定的で、クリエイターの個性やブランディング表現が制限されていました。

2. 複数の配信方法への対応が限られる
現在のプラットフォームの多くは、特定のチャネル(メールのみ、またはソーシャルメディアのみ)のサポートに限定されており、クリエイターのリーチを制限し、顧客獲得を複雑化しています。

3. 収益化方法が限られる
既存のプラットフォームは収益化手法が限定的で、特に収益分配モデルや仮想通貨ベースの支払いの統合ができない場合が多いです。

4. AI機能の不足
多くの現行ソリューションは高度なAI支援機能が欠如しており、特に科学的・技術的な執筆などの専門コンテンツ作成において効率と品質が制限されています。

「Quaily」で解決できること(主な機能)

その点、Quailyは「クリエイター第一」という明確な理念のもとに開発されたプラットフォームです。従来のプラットフォームでは難しかった表現力、効率、オーディエンスとの繋がりを実現しています。

便利なマークダウン機能

マークダウンとは、文章を記述するためのマークアップ言語の一つ。

Quailyではこのマークダウンをベースにしながら、独自の拡張機能でクリエイターの表現をサポートしています。

例えば、以下のようにTradingViewの仮想通貨チャートを簡単に挿入することが可能です。

出典:Quaily

他にも豊富な挿入オプションがあります。

  • テキストスタイリング
    取り消し線、ハイライト、キーボードショートカット表示などの装飾
  • 脚注
    学術的な記事や詳細な解説に役立つ脚注機能
  • 画像の埋め込み
    画像へのキャプション追加、YouTube、X.com、Spotifyなどの外部コンテンツの埋め込み
  • コールアウトとフェンスブロック
    情報、ヒント、警告などを視覚的に強調する機能
  • 数式と図表
    MathJaxによる数式表示、D2やMermaidによるダイアグラム作成機能

特に技術的な内容を発信するクリエイターにとって、これらの機能は執筆時間の短縮と表現の正確さに貢献しています。

ワンクリックで一括配信可能に

Quailyの特徴的な機能の一つが、複数のソーシャルプラットフォームへの一括配信です。X(旧Twitter)、Telegram、Discord、LINE、WhatsAppなど、多様なプラットフォームとの連携により、コンテンツ配信の効率が飛躍的に向上しています。

Quailyの一括配信機能を活用することで、これまで1時間以上かかっていた複数SNSへの投稿作業が文字通りワンクリックで完了するようになっています。

複数のSNSで活動するインフルエンサーやコンテンツクリエイターにとって、この時間節約による効果は創作活動に集中するための大きな利点となっています。

高度なAI支援と多言語サポート

Quaily AIは「AIタスクをインテリジェントにルーティング・最適化する究極のAIゲート」として機能し、コンテンツの作成から改善まで、AIを活用してクリエイターの生産性を向上させています。

特筆すべきは多言語サポート機能で、「一度書いて、複数の言語で公開」することが可能となっています。グローバルなオーディエンスを持つクリエイターにとって有効なツールとなっています。

体系的な情報提供

Quailyの「パック(Packs)」機能は、関連するコンテンツをまとめてコレクション化する便利なツールです。これにより、クリエイターは異なるテーマごとに記事を分類し、読者に体系的な情報を提供することができます。

教育コンテンツやチュートリアルシリーズ、テーマ別のガイドなどを作成するクリエイターにとって、パック機能は付加価値を高める効果的な手段となっています。

収益化方法について

クリエイターの持続可能な創作活動には、収益源の確立が不可欠です。Quailyはこのニーズに応えるために、以下の収益化オプションを提供しています。

  • プレミアム投稿: 有料会員限定のコンテンツを作成する機能
  • 仮想通貨対応: 暗号資産(仮想通貨)での支払いを受け付ける機能
  • カスタムドメイン: 独自のブランディングを強化するためのドメインカスタマイズ

Quailyでは収益を得るまですべて無料で利用可能。サービス利用料、月額料金、初期設定費用など一切かかりません。

さらに、収益発生後でも自身で得た収益の10%と決済処理に必要なチャンネル取引手数料のみが差し引かれる料金体系を採用しています。追加料金や月額基本料は発生しません。

App StoreとGoogle Play Storeでは、プラットフォームを通じたアプリの売上に対して、開発者から収益の15〜30%の手数料を徴収しており、Quailyはクリエイターフレンドリーなシステムです。

収益の期待値は?

Quailyは、クリエイターが持続的に活動を続けられるような収益化機能を提供しています。

公式サイトからは、購読者数による年間収益の期待値を出すことができます。

現在のレートだと、1購読者あたり年間3.36ドル(約480円)。仮に5,000人の購読者を獲得した場合は、年間16,800ドル(約240万円)が見込めます。

また、Discordでは活発なユーザー間の知見共有が行われており、クリエイター同士のシナジーが生まれる場としても機能しています。

Quailyの始め方

Quailyへの登録から最初の記事公開までは、わずか5分で完了するよう設計されています。直感的なインターフェースと明確なガイドにより、技術的な知識がなくても簡単に始められるようになっています。

導入の流れは以下の通りです。

  1. 無料アカウント登録(メールまたはGoogleアカウント連携)
  2. チャンネル(ブログ)の作成
  3. マークダウンエディタで最初の記事を作成
  4. 一度の操作で複数SNSに配信

今後の展望

Quailyは今後、以下4つのアップデートが予定されています。

1. グローバル市場への拡大
主要な国際コミュニケーションチャネルとの継続的な統合により、特にアジア市場を中心としたグローバル成長が見込まれます。

2. AI機能の強化
AIによるパーソナライゼーション、コンテンツ最適化、自動化の潜在的な進歩により、クリエイターの生産性とオーディエンスエンゲージメントのさらなる向上が期待されます。

3. 新たな収益化方法
広告ネットワーク、サブスクリプションの柔軟性、階層型アクセスモデルなどの新しい収益源の導入と、仮想通貨決済機能の強化により、より幅広いコンテンツクリエイターの獲得が可能になります。

4. コミュニティ機能の強化
より深いコミュニティ機能、共同執筆環境、クリエイター間パートナーシップの構築により、プラットフォームの魅力と長期的なユーザー維持率の向上が期待されます。

まとめ

Quailyはクリエイター第一の理念のもと、執筆から配信、収益化までを統合したワークフローを実現しました。コンテンツ制作への手厚いサポート、複数プラットフォームへの一括配信、魅力的な収益化方法など、従来のサービスが抱えていた課題を解決する機能を備えています。

ぜひ一度試してみてください。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/16 水曜日
13:50
米司法省とCFTC、ポリマーケットへの調査打ち切り=報道
米司法省とCFTCが仮想通貨USDCで賭けに参加できるポリマーケットに対する調査を打ち切ったと伝えられる。米国ユーザーへのサービス提供疑惑を調査していた。
13:40
民主党幹部、審議中の仮想通貨法案めぐり「金融危機招くリスク」と警告
米民主党のマキシン・ウォーターズ議員が、仮想通貨法案CLARITY法・GENIUS法について「大規模詐欺と経済破綻につながる」と警鐘を鳴らした。またトランプ大統領とその家族の利益相反を強調し、「危険で意図的な欠点」があると批判した。
11:35
ビットコインATH更新後に利益確定売り急増か、クジラ活動でボラティリティ警戒
仮想通貨ビットコインが12万3000ドルの史上最高値を記録後、取引所への流入が急増し利益確定売りが活発化。14年間休眠していたウォレットが2万BTC売却開始、クジラ活動も活発化で市場調整の可能性。
10:10
トランプ大統領、GENIUS法案の採決動議で反対派議員と協議 再投票の見通し
トランプ大統領が16日、GENIUS法など仮想通貨関連法案の採決に必要な議員11名との合意を発表。同日の動議否決を受け、マイク・ジョンソン下院議長と連携して巻き返しを図る。
09:30
米マラソン、ビットコイン利回り戦略を拡大
米マイニング大手マラソンがTwo Primeの30億円調達を主導し、仮想通貨ビットコイン利回りサービスへの委託を2,000BTCまで拡大する。ビットコイン運用で収益多様化を図っている。
09:15
ProShares、XRPとソラナのレバレッジ型ETFを米国でローンチ
ProSharesは、仮想通貨XRPとソラナのレバレッジ型ETFをそれぞれ米国でローンチしたことを発表。これは先物で運用され、現物に投資する商品ではない。
08:45
ダイモンCEO、ステーブルコインに懐疑的も参入表明
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOがステーブルコイン事業への参入を表明。仮想通貨に懐疑的ながらも競争上の必要性を認める。シティグループやバンク・オブ・アメリカも検討中。
07:50
米フィデリティの子会社、メタプラネットの筆頭株主に
東京上場のメタプラネットにフィデリティ・インベストメンツ子会社が筆頭株主として12.9%出資。ビットコイン財務戦略を評価し海外投資家の関心高まる。
07:25
「米国の法整備で仮想通貨は主流化する」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、米政府による法整備実現で仮想通貨は新たな時代に突入するとの見方を示した。仮想通貨は主流化し、それが戻ることはないと主張している。
06:55
カンター・フィッツジェラルド、6000億円規模のビットコイン取引で合意間近=報道
ブランドン・ルットニック氏率いるカンター・フィッツジェラルドが、ビットコインOGであるアダム・バック氏との間で40億ドル規模のビットコイン取引で合意間近。BTC投資戦略を加速。
06:05
米下院、仮想通貨法案の採決手続き動議を否決 問題点は?
米下院で仮想通貨関連3法案の手続き投票が196対223で否決。共和党保守派が中央銀行デジタル通貨の禁止条項不備を理由に反対票を投じた。
05:30
米シャープリンク、世界最大のETH保有企業に
シャープリンクが世界最大の企業イーサリアム保有者となり、7月15日時点で約29万4000ETH保有。平均取得価格2695ドルで含み益約9200万ドルを記録。
07/15 火曜日
17:27
スタンダードチャータード、ビットコイン・イーサリアム現物取引を開始
英国系大手銀行スタンダードチャータードが7月15日、機関投資家向けビットコイン・イーサリアム現物取引サービスを開始。世界初のG-SIBsによる暗号資産現物取引として注目。FCA登録済みで安全な取引環境を提供する。
13:50
米議会で「仮想通貨週間」開始、GENIUS法案など3つの主要法案を集中審議
米議会で仮想通貨週間が始まり、GENIUS法案、CLARITY法案、反CBDC監視国家法案の3つの主要法案が審議される。ステーブルコイン規制や仮想通貨の監督体制確立に向けた重要な1週間となると期待されており、業界も支援に力を入れている。
13:25
古参ビットコイン大口保有者、3000億円相当売却開始か=オンチェーンデータ
2011年のソロマイナーとみられる8万BTC保有の大口投資家が、ギャラクシー・デジタル経由で約3000億円相当のビットコイン売却を開始。バイビットとバイナンスにも直接入金。ビットコインが3%急落。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧