プライム・ブローカレッジ事業に正式参入
リップルは24日、プライム・ブローカー企業ヒドゥン・ロードの買収を完了したと発表した。買収後の社名は「リップル・プライム」となり、リップルは仮想通貨企業として初めてグローバルなマルチアセット・プライム・ブローカーを所有・運営する企業となった。
発表によると、ヒドゥン・ロード(Hidden Road)は世界で急成長している非銀行系プライム・ブローカーの1つで、機関投資家向けに外国為替、デジタル資産、デリバティブ、スワップ、債券などの分野で清算、プライム・ブローカレッジ、ファイナンスといった包括的なサービスを提供してきた。買収発表以降、リップル・プライムの事業規模は3倍に成長しており、既存顧客と新規顧客の双方でさらなる成長が見込まれている。
リップル・プライムは、同社のステーブルコイン「RLUSD」の実用性と普及範囲を大幅に拡大する役割を果たす。現在、RLUSDは複数のプライム・ブローカレッジ商品の担保として使用されており、一部のデリバティブ顧客はすでに残高をRLUSDで保有することを選択しているという。今後数カ月でこの利用は大幅に拡大する見込みだ。
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ヒドゥン・ロードの買収は過去2年間でリップルが実施した5件目の買収となる。先週発表された財務管理システム・プロバイダーのGトレジャリー、2025年8月のステーブルコイン決済プラットフォームのレール、2024年6月のスタンダード・カストディ、2023年5月のメタコに続くものだ。
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リップルは決済、仮想通貨カストディ、ステーブルコインにわたる基盤インフラとXRPの活用により、リップル・プライムが提供するサービスを補完し、将来的にはブロックチェーン技術を活用した業務効率化とコスト最適化を目指すとしている。
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