はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

期末時価評価課税の適用除外に対応

暗号資産交換業者のbitFlyerは11月27日、国内法人向けに「アセットロックサービス」の提供を開始したと発表した。

暗号資産を一定期間移転制限することで、法人税における「期末時価評価課税の適用除外」の要件を満たすことを目的としたサービスだ。適用除外が認められると、期末時点の含み益に対する課税を回避でき、売却時まで課税が繰り延べられる。

期末時価評価課税とは

法人が保有する暗号資産を期末時点の時価で評価し、含み益に対して課税する制度。売却していなくても評価益が課税対象となるため、長期保有を目的とする法人にとって大きな負担となっていた。2024年4月の税制改正により、一定の要件を満たす暗号資産は適用除外となり、原価法(取得価額)での評価が可能になった。

対象銘柄はビットコイン、イーサリアム、エックスアールピーの3種類。1銘柄あたり概ね1,000万円以上、ロック期間は1年以上が条件で、申込手数料は無料。

なお、イーサリアムをロックした場合でもステーキング報酬は受け取れる。bitFlyerのステーキングサービスはイーサリアムが対象で、2025年10月実績では年利約1.73%の報酬が付与されている。ただし、ステーキング報酬分は適用除外に該当しない場合があるため注意が必要だ。

2024年4月の法人税法および内閣府令改正により、内国法人が保有する暗号資産について一定条件を満たせば期末時価評価課税の適用除外が認められるようになった。本サービスは日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の規則・ガイドラインに則り設計されている。

申込からロック完了までは約1か月を要する。2025年12月決算の法人については申込の集中が予想されるため、決算期末の2か月以上前の申込を推奨している。2026年1月以降決算の法人は年内にロック完了できない可能性があるとしている。

利用時の注意点

ロック期間中の途中解約は原則不可だが、やむを得ない事由がある場合は相談可能。途中解約時には1銘柄あたり1万円の解除手数料が発生する。また、適用除外の要件を満たした際にはみなし譲渡課税が生じるとされており、税務上の取扱いについては専門家への相談が必要となる。

bitFlyerについて

bitFlyerは、国内最多のユーザー数を誇る暗号資産取引所。2021年3月には総預かり資産が5,732億円を突破し、高い流動性による安定した取引環境を実現。創業以来ハッキング被害ゼロという強固なセキュリティ体制で、高い信頼性を維持している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/15 月曜日
19:10
CoinDesk JAPAN運営のN.Avenue、独自ブランド「NADA NEWS」へのリブランディングを発表
N.Avenue運営のWeb3メディア「CoinDesk JAPAN」が2026年より独自ブランド「NADA NEWS」へリブランディング。メディア・コミュニティ・暗号資産インデックスを統合し、日本のデジタル資産市場向け情報基盤を構築する。12月下旬グランドオープン予定。
17:41
分散型AIトークンのFET、 Binance Japanで取扱い開始【国内初】
Binance Japanが国内初となるFET(Artificial Superintelligence Alliance)の取扱いを開始。本記事ではASIアライアンスの概要、FETの用途、将来性、想定されるリスクを解説する。
16:45
なぜSBI新生銀行は投資家に選ばれる? 圧倒的優位性を持つ「SBI証券」との連携メリットを解説
SBI新生銀行が投資家に選ばれる理由は、SBI証券との圧倒的な連携メリットにあります。預り金自動スィープサービスで入金操作不要、年4.2%の高金利預金で待機資金を運用。IPO投資、NISA口座、資産一元管理まで、他の銀行では実現できない理想的な投資環境を徹底解説。
14:36
リップル決済、欧州初の銀行採用 スイスのAMINA銀行と提携
リップルがスイスのAMINA銀行と提携し、欧州初のリップル決済導入を実現。ブロックチェーンと従来の銀行システムを統合し、ほぼ即時の国際送金サービスを提供。両社の協力関係はステーブルコイン保管から決済へと拡大。
13:44
イーサリアム「フサカ」実装直後にPrysm障害、1.8億円の報酬損失が判明
イーサリアムの大型アップグレード「フサカ」実装直後、Prysmクライアントでバグが発生し382ETH(約1.8億円)の報酬機会が失われたことが判明し、ネットワークの堅牢性においてクライアント多様性の重要性が再確認された。
13:22
英国、2027年に仮想通貨規制を本格導入へ 政治献金も禁止方針
英国財務省が2027年施行予定の仮想通貨規制案を策定中。英国金融行動監視機構の監督下で取引所やウォレット企業に透明性基準を義務付け、消費者保護を強化。仮想通貨による政治献金も禁止へ。
10:50
ストラテジー、ナスダック100指数への残留決定 ビットコイン買い増しの意欲示す
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーのナスダック100指数への残留が決定した。セイラー会長はビットコイン追加購入への意欲を示唆している。
10:41
日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?
日本銀行が12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる方針。30年ぶりの高水準となる利上げが、円キャリートレード巻き戻しを通じてビットコインなど仮想通貨市場に与える影響を分析。米FRBのQT終了による影響緩和の可能性も解説。
10:10
2025年末までに済ませておきたい仮想通貨に関する税金と確定申告への準備|Gtax寄稿
仮想通貨の税金の仕組みと、年末までにできる節税対策を解説。損益圧縮やふるさと納税・iDeCoの活用法、確定申告に向けた取引履歴・経費の整理ポイントをまとめています。
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧