はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨保管で推奨事項示す

米証券取引委員会(SEC)は12日、個人投資家向けの暗号資産(仮想通貨)保管に関するガイドラインを発表した。特別に法的効力を有するものではないが推奨事項を概説している。

業界からは、バイデン政権下では仮想通貨に批判的な傾向があったSECが、関連事項を説明するまでになっているとして、姿勢の変化を評価する声も上がった。トランプ政権に交代してから、SECはデジタル資産のイノベーションに力を入れ始めているところだ。

SECは、インターネットに接続されているホットウォレットと接続されていないコールドウォレットの二種類があり、利便性とセキュリティを検討して選択するよう勧めている。

物理デバイスが必要なコールドウォレットは一般的にホットウォレットよりも利便性に劣るが、サイバー脅威に対してより安全だと指摘した。一方、物理的なデバイスが紛失、破損、盗難に遭う可能性もあると述べる。

関連:ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説

第三者に仮想通貨を委託する場合の注意

また、仮想通貨を自分で管理するか、第三者に管理を委託するかの選択もあると続けた。

第三者カストディアン(保管事業者)には、仮想通貨取引所や、専門のカストディプロバイダーが存在。この場合、カストディアンが秘密鍵を管理し、もしハッキングされたり、企業が倒産したりした場合などは、ユーザーが自分の資産にアクセスできなくなる可能性があると指摘している。

カストディアンを選ぶ際の重要な検討事項としては、主に以下を挙げた。

  • カストディアンに関する苦情がないか、規制状況など経歴を調べる
  • 対応している仮想通貨の銘柄
  • カストディアンが破綻した場合の対応や、仮想通貨の紛失や盗難に対する保険を提供しているかどうかなど、利用規約
  • ユーザーの資産をどこでどのように保管し、保護しているか
  • 預託された仮想通貨を、カストディアンが貸付の担保など自社の目的に使用しているか
  • 一連の手数料

SECのポール・アトキンス委員長は9日、2026年には米国の仮想通貨規制に大きな進展があることを示唆したところだ。

SECは仮想通貨に関する規制の明確化などを進めている。また、来年1月末までには「イノベーション免除」制度の導入を目指している。これは、仮想通貨企業がSECの監督下で新規ビジネスモデルを試験できる期間限定の規制緩和措置だ。

関連:SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速

SECとは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/16 火曜日
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
08:30
ビットワイズ、ハイパーリキッドETFの修正届出書を提出 
ビットワイズが16日、ハイパーリキッドETFの修正登録届出書を提出し、ティッカーシンボルと運用手数料を設定した。ブルームバーグのアナリストは、通常こうした動きは上場が近いことを示すと指摘。
08:05
ビットコイン一時80万円下落、米規制先送りと雇用統計前で市場に警戒感広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で一時約80万円下落した。米上院で市場構造法案の審議が2026年へ先送りされることが決定されたことに加え、米雇用統計が16日に発表されることを受け、投資家の警戒感が高まったことが主な下落要因である。
07:50
トランプ大統領のFRB議長候補、仮想通貨支持派ハセット氏に反対の声=CNBC
CNBCによると、FRB議長候補として有力視されていたケビン・ハセット氏に対し、トランプ大統領に近い高官らから反対の声が出ている。トランプ氏は13日、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が候補リストのトップに浮上したと述べた。
07:20
JPモルガン、イーサリアム上でトークン化MMFをローンチ
JPモルガンは、仮想通貨イーサリアムのブロックチェーン上で同社初のトークン化したマネー・マーケット・ファンドをローンチ。適格投資家に利回りを得る機会を提供する。
06:35
リップル、ステーブルコインRLUSDをイーサリアムレイヤー2に拡大
リップルが15日、ステーブルコインRLUSDをイーサリアムのレイヤー2群に拡大すると発表した。ワームホールと提携し、オプティミズム、ベース、インク、ユニチェーンでテストを開始。
06:05
イーサリアム保有企業ビットマイン、先週10万ETH超を追加購入
米上場企業ビットマインが15日、先週10万2259イーサリアムを購入したと発表した。総保有量は397万枚に達し、ETH供給量の3.2%を占める。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧