ルミス上院議員が再選不出馬を表明
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員は19日、2026年の再選に出馬しないと発表した。ワイオミング州選出の共和党議員である同氏の任期は2027年1月に終了する。
Xへの投稿で、この秋の激務が心身に負担をかけたと述べ、マラソンを走るスプリンターのように感じると心境を明かした。
ルミス氏は上院銀行委員会のデジタル資産小委員会委員長を務め、過去数年間にわたり議会の仮想通貨規制努力の中心人物として活動してきた。民主党のカーステン・ギリブランド上院議員と緊密に連携し、証券取引委員会と商品先物取引委員会の監督責任を明確化する包括的な規制枠組みの策定に取り組んだ。
上院銀行委員会は民主党、共和党、仮想通貨業界、伝統的金融関係者を交えた複数の会合を経て、関連法案の推進を加速させている。2026年初頭に同委員会での法案修正と可決を目指しているが、その後も上院農業委員会での作業との統合、本会議での採決、夏に可決された下院版との調整が必要となる。
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ルミス氏は市場構造整備以外にも仮想通貨税制改革を推進してきた。マイナーとステーカーの二重課税撤廃や300ドル未満の取引への非課税措置の導入などを提案している。また、ドナルド・トランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金を法制化する法案も推進した。
同氏はこれまで米国政府が5年間で100万BTCを取得する戦略的準備金構想を提唱し、2025年3月に超党派の支持を得て再提出した。7月にはステーブルコイン規制法であるジーニアス法の成立に共和党交渉担当として主導的役割を果たし、1,500億ドル規模のステーブルコイン市場に初の連邦規制枠組みを確立した。
再選不出馬を決めたものの、ルミス氏は2026年中に重要法案をトランプ大統領の執務室に届けることに注力すると表明した。
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