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米民主党議員、トランプ一族関与のワールドリバティを調査開始  UAE王族による5億ドル投資巡り

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ワールドリバティを調査

米民主党のロー・カンナ議員は4日、トランプ米大統領の一族が関与するDeFi(分散型金融)プロジェクト「ワールド・リバティ・フィナンシャル(以下、WLF)」の調査を開始した。

発表によれば、アラブ首長国連邦(UAE)の王族であるシェイク・タフヌーン・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン氏が支援した、WLFに対する5億ドル(約785億円)の投資について情報を提供するように要請。また、WLFと暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスとの関係についても情報を求めている。

カンナ議員は、中国共産党との戦略的競争に関する下院特別委員会(中国特別委員会)のランキングメンバー。今回の調査では、中国との競争を含め、利益相反が米政府の政策にどのように影響しうるのかを調査すると説明している。

そして、この調査に関連してWLFに対して書簡を送付し、情報提供を要請したと説明。16個の質問を記載し、2026年3月1日までに回答したり、文書を作成・提出したりするように求めた。

具体的な内容

今回カンナ議員が言及している5億ドルの投資とは、ウォール・ストリート・ジャーナルが1月31日に報じたものだ。この投資はWLFに5億ドルを投資すること引き換えに、WLFの株式49%を提供する取引で、トランプ氏が大統領に就任する4日前に行われた。

カンナ議員は、この取引が、UAEから中国への高度な人工知能(AI)チップなどの転用を防ぐことを目的とした米政策の変更に影響した可能性があると主張。これは、米国の中国共産党との競争力を弱めたり、国家安全保障上の懸念を高めたりする可能性があると述べている。

その上で、トランプ大統領の個人的な金銭的利害を政策決定に絡めるのは誤りであると主張した。

関連:アブダビ王室関係者、トランプ一族の仮想通貨企業株49%を5億ドルで取得=WSJ

また、バイナンスについては、タフヌーン氏が率いるMGXが、バイナンスに20億ドル(約3,140億円)を出資した際に、WLFのステーブルコインUSD1が使われたと指摘している。

カンナ議員は、バイナンス共同創設者のチャンポン・ジャオ(CZ)がトランプ大統領から恩赦を受けたことにも言及し、この点について、なぜ支払いにUSD1が採用されたかなどを説明するよう求めた。

関連:アブダビの政府系ファンドMGX、バイナンスに2970億円を出資 投資額は仮想通貨業界で最大規模

カンナ議員は、WLFに関する一連の動向が、複数の法律や米憲法に違反していないかを調査する。

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