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東急不動産、Web3を意識させないNFT活用で宿泊権の公式リセールを実現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンで宿泊権の二次流通を実装

東急不動産と東急リゾーツ&ステイは1月27日から、全国32施設を展開するホテル「東急ステイ」において、ブロックチェーン技術を活用した「東急ステイ公式宿泊権リセールサービス」の提供を開始している。

返金不可の宿泊権をNFTとしてブロックチェーン上で管理し、保有者の証明や取引履歴を改ざん不能な形で記録する。ホテル業界において公式に二次流通を実装した取り組みとなる。

本サービスでは、宿泊権の「唯一性」と「権利移転履歴」をブロックチェーンで担保している点が特徴。

宿泊権はユーザー専用のウォレットに自動保管され、出品から購入、権利の譲渡まですべてプラットフォーム上で完結する。出品者と購入者が直接やり取りする必要はなく、転売トラブルや不正利用を排除した設計となっている。

東急ステイ公式宿泊権リセールサービスの取引フロー図(出典:公式サイト)

一方で、利用者がブロックチェーンやNFTを意識する場面はほとんどない。利用者はウォレットや暗号資産を用意する必要がなく、決済は日本円のクレジットカード払いに対応。チェックイン時はQRコードを自動チェックイン機にかざすだけで、従来の宿泊体験と変わらない。ブロックチェーンはあくまで裏側のインフラとして機能する構造だ。

サービスの仕組みと対象施設

対象となるのはリセール専用プラン(返金不可)で、会員プログラム「東急リゾーツ&ステイSMART CLUB」の会員限定で利用できる。購入は1泊単位で、チェックイン前日の23時59分まで自由な価格設定でリセールが可能。

取引成立時の売上金は、SMART CLUBのポイントやAmazonギフトカード、PayPayマネーライトなどの電子マネーで受け取れる。

現在は水道橋、蒲田、門前仲町、札幌、京都三条烏丸、博多の6施設で先行提供しており、今後は他施設へも順次拡大する方針だ。ホテル側にとっては、キャンセルリスクの低減に加え、二次流通時の取引手数料が新たな収益源となる。

NFTを活用したチケットの二次流通は、アルゼンチンのLCC・Flybondi社が全航空券をNFT化した事例などで広がりつつあり、宿泊領域への本格的な転用として注目される。

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