- 米仮想通貨法案が5月中旬に採決可能性高まる
- 銀行界の懸念を解消、DeFi等の調整へ
法案が最終局面へ
米上院のシンシア・ルミス議員は4月30日、FOXビジネスの取材に対し、仮想通貨市場構造法案(クラリティー法案)が「5月中旬に委員会採決を迎える可能性が高い」との見解を示した。トム・ティリス議員も交渉が大きく前進した事実を認めており、法案成立に向けたプロセスが最終段階に突入している。
ティリス議員は、これまで法案推進の最大の障壁となっていたステーブルコインの利回りをめぐる銀行業界の懸念が「解消された」と明言した。委員会での採決を法案成立に向けた強力な推進力と位置付けており、公聴会の開催に先立って合意案の具体的な条文テキストを公開する手順を整えているという。
同法案の上院通過については、ギャラクシー・デジタルが先週のレポートで2026年中の成立確率を50%以下と見積もるなど、市場では悲観的な見方が大勢を占めていた。
上院銀行委員会で1月以降に銀行業界と仮想通貨業界の対立が膠着状態に陥っていた状況が、専門家によるネガティブな予測の主な根拠となっていた。
関連記事:米クラリティー法案の成立確率は約50%、ギャラクシーが分析 残る5つの障壁と8月までの立法期限
ギャラクシー・デジタルとTDカウエンが米国のクラリティー法案の成立確率を約50%と分析した。ステーブルコイン利回りに加え、DeFi条項・倫理規定・SEC定足数など複数の未解決論点が立法を複雑にしている。
残るDeFi規制の調整と議会の動向
法案が成立すれば、ルミス議員が指摘する「3兆ドル規模の仮想通貨産業」が米国の経済システムに正式に組み込まれることを意味し、市場環境を根本から変革する。ホワイトハウスおよび財務省も協議に協力的である事実が確認されており、国家レベルでの大規模な枠組み構築が着実に進行している。
ルミス議員は現在、非カストディアル型のDeFi開発者を送金事業者の定義から除外するブロックチェーン規制明確化法(BRCA)の条項について、関係者との交渉で「重大な進展があった」と評価している。法執行機関からの反発が強い分野においても保護措置の整備が進んでおり、個別課題が順次解決に向かっている理由を説明した。
今後の注目ポイントは、ティム・スコット委員長による5月中旬の正式な採決日程の発表と、倫理条項の取り扱いである。民主党が要求する政府高官の仮想通貨保有制限については、法案が上院本会議に提出された後に修正案として追加される可能性が高く、本会議での審議時間を確保できるかどうかが鍵となる。



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