- BitGoがXapoの元幹部を雇用
- 仮想通貨カストディアンサービス大手の米BitGo社が、最高売上責任者(CRO)として、ライバル企業のXapo元幹部を採用した。機関投資家向けサービス拡充を狙う。
ライバル社の元幹部を採用
仮想通貨カストディアンサービス大手の米BitGo社は、最高売上責任者(CRO)として、Peter Najarian氏を採用したことを発表した。Najarian氏は以前、機関投資家向けに仮想通貨保管サービスを行なっていた大手Xapo社の幹部だった人物だ。
採用のタイミングから、CoinbaseのXapo買収に起因したものだと推察することができる。Xapoが統合されたことで、CoinbaseとBitGOの2社が、仮想通貨業界の大手カストディアンとなっている。
BitGo社のCEOであるMike Belshe氏は、「Najarian氏は資本市場をよく理解し、金融サービスについて非常に幅広い経験を持っている。仮想通貨市場へ参入する機関投資家向けのサービスを行うには最高のパートナーだ」と述べている。
また「我々は新たな金融インフラを構築しており、それには伝統金融資産と仮想通貨の両方の知識を持つNajarian氏は貴重な存在になる。Najarian氏をリーダーとして迎え入れることを嬉しく思っている」とも語った。
CROとしてNajarian氏は、グローバルな売上戦略を立てて実行し、その結果をBelshe氏に直接報告する役割を担う。
先日米大手仮想通貨取引所コインベースが運営するコインベースカストディ社が、Xapo社を5500万ドル(約58億円)で買収することが決定した。しかし、厳重に仮想通貨を保管してきたXapo社と同等のサービスをコインベースカストディ社が提供できるか非常に不安を抱えているユーザーがいると、BitGo社は発表している。
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