はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

規制に準拠したICOが米国で資金調達に成功 仮想通貨の資金調達で新たな一歩

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米SECの規定に準拠した米国初のトークンセールが成功
米SECが承認する初めての仮想通貨のトークンセールが、1,550万ドルの資金調達に成功した。不透明性から下火となったICOへ、規制準拠の新たなプロセスが注目を集める可能性がある。

米SECの規定に準拠した米国初のトークンセールが成功

Blockstackの運営企業であるBlockstack PBC社は10日、米SECが(規定RegulationA+に基づき)承認する初めての仮想通貨のトークンセールで、1,550万ドル(約16億7,012万円)の調達を発表した。

Blcokstackは、分散型コンピューティングネットワークを通じて、個人情報など機密性の高い情報を安全に保管できるユーザー専用のストレージや汎用認証システムを提供。パスワードによる認証よりも公開鍵による認証方式を採用することで、ユーザーは自分のデータを直接保有し、移動できるという。

トークンの販売は、9月9日まで60日の期間で実施。発行する仮想通貨Stackは、12セントから30セント(相当のBTC,ETHを含む)の間で、計7400万トークンが投資家に販売された。

今回同社が準拠したRegulationA+は「ミニIPO」とも称されているプロセスで、通常のIPOに比較してSECへの登録にかかる時間やコスト、また開示義務を免除される。主に中小企業の資金調達に使われるケースが多いという。

SECは7月11日にRegulation A+に基づきBlockstack PBC社のトークンセールを承認、その翌日にはライブストリーミング企業YouNOWのトークンセールの承認を行なっている。一時は下火にあった仮想通貨のICOだが、今後も規制プロセスに則ったICOを実施する企業が続くとみられ、再び注目を集める可能性がある。

海外著名ファンドからの 出資を受ける

Blockstack PBC社は、海外投資家向けにもSEC規定Regulation Sを通じたトークンセールを並行して行なっており、760万ドル(約818万9千円)が販売、上限を4,000万ドル(4,310万円)に設定している。

Regulation Sは、海外投資家が米国で発行される証券の購入を可能にするもので、SECへの登録や報告義務は免除されている。

Blockstackは米国中心に展開しており、今回Ethereumの初期投資で成功を収めた香港を拠点とするHashkey GroupやSNZ、FenbushiCapitalなどのアジアの著名ファンド等が出資したことで、今後のアジアのマーケットを視野に展開していく予定だ。なお、リクルートHDも8月22日に同社への出資を行なっている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/17 水曜日
06:35
米国XRP現物ETFの累計流入額、開始1ヶ月で10億ドルの大台突破
米国のXRP現物上場投資信託の累計資金流入額が月曜日に10億ドルを突破した。11月13日の取引開始以降の節目となり、アルトコイン系ETFへの機関投資家の関心の高まりを示している。
06:02
米FDICがステーブルコイン発行規則案を承認、銀行子会社の申請手続きを整備
米連邦預金保険公社が銀行によるステーブルコイン発行の規則案を承認した。今夏成立したジーニアス法に基づき金融機関が子会社を通じて決済用ステーブルコインを発行する申請プロセスを定める。
05:45
ロシア最大手銀スベルバンク、分散型金融商品をテスト
ロシア最大の銀行スベルバンクが分散型金融商品のテストを開始した。顧客の仮想通貨取引への関心増加に対応し、5月にはビットコイン仕組債の発行も開始している。
05:30
米SEC、4年にわたるAave調査を法的措置なしで終了
米証券取引委員会が分散型金融プラットフォームのAaveに対する約4年間の調査を終了した。法的措置の勧告はなく、創業者のクレチョフ氏が17日に調査終了を公表している。
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧