はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

機関投資家向けSFOX、ビットコイン先物市場のさらなる発展に注目

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SFOXが独自指標を発表
機関投資家向け取引プラットフォーム「SFOX」が月次レポートを発表。10月の注目要因として、リブラ協会に関する大企業の動向、Bakkt先物やCME先物のほか、CMEのBTCオプション提供に関する情報を挙げた。

SFOXが独自指標を発表

機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォーム「SFOX」が、仮想通貨市場に関する月次レポートを発表した。

本レポートが調査対象にしている銘柄は、自社のプラットフォームで取引されているビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ビットコイン(BSV)、イーサリアムクラシック(ETC)の6種類だ。

仮想通貨の価格や相関性、ボラティリティについては、bitFlyer、バイナンス、Bitstamp、コインベース、Gemini、itBit、クラーケンの8箇所の取引所からデータを収集している。

低迷していた10月7日時点での仮想通貨市場については、「ニュートラル」と報告した。

この指標(SFOX Multi-Factor Market Index)は、SFOXが独自に作成しており、価格推移や市場のセンチメント、業界の動向(ファンダメンタル)から算出される。本指標は「非常に弱気」から「非常に強気」までの7段階で表わされ、前回の1ヶ月間は「やや強気」との評価だった。

出典 : SFOX

市場のセンチメント低下についての分析では、「大手機関投資家が、期待ほど仮想通貨市場へ参入しないのでは」という疑念によるものだと分析。

機関投資家の参入は、どのような金融商品のローンチよりも期待が大きいと指摘。機関投資家の参入が進まない理由について、SFOXのクライアントでもあるTim Enneking氏は、「単純に、機関投資家が参入したい思うほど、まだ仮想通貨市場の規模が拡大していないのかもしれない」と分析している

直近の重要ファンダ

本レポートは直近の重要ファンダとして、Bakktの先物提供開始や、フェイスブックが主導する仮想通貨リブラのプロジェクトへの参加を決済大手PayPalが見送ったニュース等を挙げた。SFOXは、先物の出来高が低迷しているBakktについて、まだ評価を下すのは時期尚早との見方で一致している。

また、米中貿易戦争のような各国の政情不安を例に、ゴールド(金)と米国株式市場の動向を示す株価指数S&P500の利益を比較したグラフを作成。仮想通貨市場の勢いの低下は、マクロ経済的な要因があるかもしれないと説明。投資家が景気後退を不安視している可能性を指摘している。

出典 : SFOX

10月の市況見通し

SFOXはレポートの中で、仮想通貨市場における10月の見通しにも言及。注目ファンダとして、リブラ協会へ参加を躊躇している大企業の動向のほか、Bakktの先物の出来高推移、CME先物取引の期日、CMEのビットコインオプション提供に関する情報のアップデートを挙げた。

関連米国会議員、Visaなど3社にリブラ協会への参加再考を勧告

関連米CME、2020年Q1にもビットコインオプション取引を提供へ

参考資料 : SFOX

CoinPostの関連記事

【速報】米SEC、BitwiseのビットコインETFを非承認 最後の希望絶たれる
米証券取引委員会SECは、Bitwise社のビットコインETFの申請を「非承認」したことがわかった。これを受け、単一指数に連動するビットコインETFの申請は全て非承認となった。
疑心暗鬼のビットコイン(BTC)市場、海外大物投資家を発端とする予想合戦も|仮想通貨市況
ビットコイン(BTC)は、上昇一服でやや反落。2018年の仮想通貨暴落予想を的中させた大物投資家ピーター・ブラントの問いかけに対し、海外投資家の間で今後の展望予想が繰り広げられている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/14 日曜日
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。
08:40
イーサリアム、機関投資家需要拡大でオンチェーン活動が過去最高水準到達
Cryptoquantの最新レポートによると、イーサリアムは機関投資家の需要拡大により強固な上昇サイクルを示している。
07:10
ポリマーケット、90億ドル評価で資金調達検討 チェーンリンク提携も
予測市場プラットフォームのポリマーケットが90億ドル評価での資金調達を検討している。競合のカルシも50億ドル評価での調達を進めており、両社の成長が加速している。
06:30
WLFI、トークンバーン提案で99%の賛成票を獲得
ワールド・リバティ・フィナンシャルがWLFIトークンの買い戻し・バーン提案を発表した。現在99.57%の賛成票を獲得し、流通量減少によるパフォーマンス改善が期待される。
06:10
ジェミニがナスダック上場実現、ウィンクルボス兄弟はビットコイン100万ドル到達を予想
ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所ジェミニがIPO上場を果たした。株価は28ドルから40ドル超に上昇し、ビットコイン100万ドル予想も発表した。
05:45
テザー社、米国規制対応ステーブルコインUSATを発表
テザー社が米国規制準拠のドルステーブルコインUSATを発表。ホワイトハウス仮想通貨評議会の元高官ボー・ハインズ氏がCEOに就任。
09/12 金曜日
16:00
AIと仮想通貨がもたらすサイバー空間の新たな脅威|WebX2025で語られた国家安全保障・金融リスク
大型Web3カンファレンス「WebX」では「クリプト・サイバーリスク: 国家安全保障、金融、Web3」をテーマとしたパネルセッションが開催され、金融犯罪や仮想通貨犯罪を助長すると同時に防止にも役立つという二面性を持つテクノロジーの使用に焦点が当てられた。
14:52
GateグループCEOのハン博士がCEX・DEX市場動向を解説、今後の日本展開計画も明らかに|WebX2025
Gate.ioのリン・ハンCEOがWebX 2025で登壇。世界3,600万ユーザーを抱える同社がCEXとDEXの市場分析を発表。2030年までのビットコイン価格予測や日本でのライセンス取得、2025年中の日本市場参入計画について言及した。
13:55
ギャラクシー・デジタル、800億円相当のソラナを取得 ノボグラッツCEOは「ソラナシーズン」と評価
「ソラナシーズン」とみなすギャラクシー・デジタルは過去24時間で231万SOLを取得。フォワード・インダストリーズへの16.5億ドル投資参加に関連する動きか。
13:14
米国でハイパーリキッドETF申請計画|Paypalもステーブルコイン提案へ参加
バンエック社が米国でハイパーリキッドのステーキングETFを米国で申請予定。パクソス社もペイパル連携でステーブルコイン提案を発表。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧