はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米CFTC・SEC・FinCEN 仮想通貨などについて異例の共同声明を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米規制機関が異例の共同声明
米国主要金融規制機関の商品先物取引委員会、財務省金融犯罪取締ネットワーク、証券取引委員会は、仮想通貨を初めとするデジタル資産の市場参加者に対し、共同声明を発表。AMLやテロ資金供与防止の義務を伝えることが目的。

米規制機関が異例の共同声明

米国の主要規制機関である、商品先物取引委員会(CFTC)、財務省の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)、証券取引委員会(SEC)は10月11日、仮想通貨を初めとするデジタル資産の市場参加者に対し、共同声明を発表した。

この3機関が合同で声明を発表するのは異例だ。これは、銀行秘密法(BSA)で定められている、マネーロンダリング対策(AML)やテロ資金供与防止(CFT)に対する義務に関する声明である。銀行秘密法では、同法で金融機関と定義する企業に対し、AMLやCFTに効率的に取り組めるように、疑わしい取引を報告する義務を定めている。

今回の共同声明で、「デジタル資産」には、有価証券とコモディティ(商品)、またこの両者の先物商品やスワップ商品を含むことを伝えている。声明を発表した3機関は、市場参加者の「デジタル資産」に対する定義が統一されていないと指摘している。

また一方で、「デジタル資産」だけでなく、それを扱う金融活動に従事する人々やサービスを提供する企業に関する定義も、銀行秘密法やCFTC、SECの規定で統一されていないとも説明。例えば、どの資格を持つ企業を「取引所」とするか。資産や金融機関の定義、規制のルール範囲を決めているのは、経済環境だ述べている。

どの規制機関の監督下に置かれるか、そもそも規制されるべきかどうかを決める重要な要素は、デジタル資産に関する活動の内容だという。今回の声明文では、「コモディティに関する活動はCFTCに申請や監督を依頼する」など、本内容についても具体例を挙げて説明している。

銀行秘密法の下で、有価証券のブローカーディーラーや先物業者らに適用されるAML対策の実施や怪しい取引の報告義務は、取引が有価証券かコモディティかに関係なく、遂行するように注意を促した。

昨日、CFTCのHeath Tarbert新会長は、イーサリアム(ETH)を「コモディティ」として判断する見解を明らかにした。

Tarbert会長は、ETHはCFTCの監督下に置き、近い将来、ETHのデリバティブ商品を米国で取引できるようにしたいと語った。

今後、上記3機関が個別・共同でどのように業界を規制していくか、業界は注視している。

参考資料 : 商品先物取引委員会

CoinPostの注目記事

テレグラムの仮想通貨Gramが未登録有価証券 米SECが「停止命令」を声明
米SECは12日、人気アプリ「テレグラム」の仮想通貨Gramの海外販売店に対して、「停止命令」を声明した。「未登録有価証券」と判断し、投資家に十分な情報開示を行なっていないと指摘。
「イーサリアムはコモディティ」米CFTC新会長、ETHデリバティブ取引の実現を支持
米商品先物取引委員会(CFTC)のHeath Tarbert新会長が、仮想通貨イーサリアム(ETH)は「商品(コモディティ)」として判断していると言及。近い将来、米国でETHのデリバティブ商品が取引できるようにしたいとも語った。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/21 火曜日
15:35
SBI系ビットポイント、法人のイーサリアム活用支援を強化 
SBIグループのビットポイントジャパンは、株式会社Def consultingとの提携により、イーサリアムを活用した法人向けの資産運用支援を強化。最新の戦略で企業価値向上を目指す。
14:08
片山さつき氏、財務大臣に起用 暗号資産規制整備にも期待
片山さつき氏が新財務相に就任。1988年に財務省入省後、金融政策や暗号資産規制、税制改革に関与してきた実績が注目されている。
13:30
X、ユーザーネーム市場を開設し最高100万ドルで販売開始
Xがプレミアム会員向けにユーザーネーム市場を開設し、非アクティブなユーザーネームを最高100万ドルで販売すると報じられた。無料の「プライオリティ」と有料の「レア」の2種類を提供する。
13:17
株価大幅下落のソラナ・カンパニー、私募株ロックアップ解除を予定通り実施へ
パンテラ・キャピタルが支援するソラナ・カンパニーは、株価下落する中、私募株のロックアップ解除を予定通り実施すると発表。「絆創膏を一気に剥がす」アプローチで、市場の圧力に対処する方針を示した。
12:50
ナスダック上場グリーンレーン、165億円調達でベラチェーン(BERA)戦略を開始
米グリーンレーン・ホールディングスが1.1億ドルの私募増資を実施し、仮想通貨BERAの保有戦略を開始すると発表した。ポリチェーン・キャピタル主導で上場企業として最大規模のベラ保有者を目指す。
11:40
アマゾンAWSの大規模障害、コインベースやロビンフッドにも影響
アマゾンAWSの障害で仮想通貨取引所コインベースや取引アプリのロビンフッドに一時不具合が発生した。集中型クラウドへの依存リスクが改めて浮き彫りになった。
11:25
パンプファン、ミームコインローンチ市場を再び支配 日次1.5億円収益維持=報道
ミームコインローンチパッドのパンプファンが市場シェア95%を獲得し独占状態に。市場低迷下でも日次1.5億円の収益を維持。圧倒的な卒業数と強固な回復力を示す。
11:03
ユーザー数5500万人突破、Web3ソーシャルインフラ「UXLINK」のCEOが描くマスアダプションへの道
UXLINK CEOローランド・サフォー・ンタゲ氏の独占インタビュー。Telegram基盤で5500万ユーザーを抱えるWeb3ソーシャルインフラの戦略と日本市場への期待を聞いた。
10:40
カナダの州政府、AI電力制限と仮想通貨マイニング恒久禁止を提案
カナダのブリティッシュコロンビア州が人工知能データセンター向けの電力供給を制限し、新規の仮想通貨マイニングプロジェクトを恒久的に禁止する法案を提出したと報じられた。
10:00
BTC採掘企業ビットディアの株価目標上方修正、ベンチマークがAI事業を評価
ベンチマークが仮想通貨ビットコイン採掘企業ビットディアの目標株価を大幅に引き上げた。AI事業の社内化により収益創出が加速すると予測している。
09:35
「ETHに押し目買いの傾向」CoinSharesが先週の資金流動結果を公開
CoinSharesは、先週の仮想通貨投資商品への資金フローは約5.1億ドルの純流出だったと公表。イーサリアムの投資商品では押し目買いが見られたが、ビットコインの投資商品に相殺されたと指摘している。
08:30
コインベース、米財務省にマネロン対策規則の全面見直しを要請
仮想通貨取引所コインベースが米財務省に対し、1970年制定の銀行秘密法を含むマネーロンダリング対策規則の全面見直しを求めた。AI活用やブロックチェーン解析を推奨し、現行制度は時代遅れで逆効果だと主張。
08:10
イギリスで仮想通貨ETP解禁、ブラックロックなど個人投資家向けに上場
21シェアーズ、ビットワイズ、ウィズダムツリーがビットコインとイーサリアムの上場投資商品を英国の個人投資家向けに初めて開放した。当局が4年間の販売禁止を解除。
07:30
Gemini、ソラナ版クレジットカードをローンチ
仮想通貨取引所Geminiは、ソラナ版クレジットカードのローンチを発表。同社としては初めて、カード利用によって獲得したSOL報酬を希望者が自動的にステーキングできる機能を提供する。
07:05
ソラナ共同創設者、分散型永久先物取引所「パーコレーター」を設計中
ソラナ創設者ヤコベンコCEOが高性能な分散型永久先物取引所プロトコル「パーコレーター」を開発していることが判明した。独自の「スラブ」機能で流動性競争を促進する設計となる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧