はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ツイッター社CEO、アフリカ諸国を歴訪 仮想通貨市場を開拓か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アフリカ市場開拓か

SNS大手ツイッター社のCEOのJack Dorsey氏は、ビットコイン(BTC)支持者としても知られているが、現在アフリカ諸国を訪問中であり、各地のビットコイン開発者達とミーティングを複数進めていることがわかった。全ての国でビットコイン関連のイベントに参加しており、仮想通貨に関する理由でアフリカに訪れているようだ。

Jack Dorsey氏がアフリカを巡るツアーは、現在2ヶ月目に差し掛かっており、これまでナイジェリア、ガーナ、エチオピア、南アフリカの地を訪れており、土地柄とDorsey氏の報告から、ビットコイン関連の視察ツアーである可能性が高まっているという。

BitcoinKE社の調査によると、これらの国は「Bitcoin」というキーワードの検索数が多い地域であり、世界中の検索数を各国で比較では、ナイジェリア、南アフリカ、ガーナが上位3位を占めているという調査結果が発表されていた(19年4月)。自ずとビットコイン関連の開発者も多い地域であることが推測できる。

関連アフリカでビットコインの需要が増加する理由

企業家でブロックチェーンの普及に向けたイベントを開催するJacob Kostecki氏も、ツイッター社CEOアフリカ訪問のポイントとして以下の3点の特徴があると指摘した。

  1. アフリカでの複数ローカルなBTCミーティングへの参加(全ての国でBTC関連のイベント参加)
  2. 銀行を持たない人達のために金融サービスを届けるCashAppを開発・運営
  3. 暗号技術普及者やコア開発者の採用

土曜日にナイジェリアを訪れたタイミングでは、Dorsey氏は地元の仮想通貨コミュニティと顔を合わせを行い、ガーナに到着した日は、同地の仮想通貨取引所「BitSika」のCEOであるAtsu Davoh氏と一緒に撮影した写真を投稿した。

Dorsey氏は、ツイッター社の他にSquare社のCEOも務めている人物で、運営する送金アプリ「Cash App」関連の営業で、アフリカに出向いている可能性が指摘されている。同アプリは、ビットコインの売り上げが、2019年第3四半期(7月から9月)に最高額を記録、1億4800万ドル(約160億円)に達している。

アフリカ市場のポテンシャル

アフリカでは、銀行インフラの整備が不十分な国が多く、ナイジェリアなど政治不安から法定通貨のボラティリティが高い国もある。銀行や法定通貨に代わる金融インフラとして仮想通貨への関心が高く、ビットコイン市場にとって大きなポテンシャルがあると注目されている大陸になる。

例えば、ケニアでは電子マネーの利用者数が、2016年時点で人口の約70%に達しているデータもあり、銀行インフラの普及を飛ばした形での決済システムの発展がみられる。また、南アフリカの事例では、技術系ウェブサイト「MyBroadband」が昨年4月に行った調査によると、今までに仮想通貨を購入したことのない国民のうちおよそ50%が、仮想通貨への投資を検討しているという。

ツイッター社以外にも、すでに多数のブロックチェーン企業がアフリカに進出しており、大手仮想通貨取引所バイナンスは、ナイジェリアの法定通貨を取引ペアとして追加し、地元の企業家と連携を探り始めている。

関連バイナンス、初の法定通貨ペアに「ナイジェリア・ナイラ」

CoinPostの関連記事

ツイッターCEO運営のCash App、BTCの売上最高額を記録 米国の仮想通貨需要が増加か
Twitter社のJack Dorsey氏がCEOを務めるSquare社の送金アプリ「Cash App」におけるビットコイン(BTC)売り上げが、第3四半期に最高額を記録。
ツイッターCEO、リブラ協会には「断じて参加しない」 ビットコイン擁護派故の判断か
SNS大手ツイッターのCEOを務めるJack Dorsey氏は、ライバル企業フェイスブック社が主導するリブラのプロジェクトに「断じて参加しない」と明言した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧