CoinPostで今最も読まれています

18年以前の「仮想通貨間取引」も免税措置受けれず 米IRSが規則を厳格化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国の税制で新たな発表

日本の国税庁に相当する米国の内国歳入庁(IRS)が、2018年以前の取引でも、仮想通貨の交換に係る納税の延期を今後は認めないとの方針を示した。

2017年の税制改革によって、2018年に以降の仮想通貨の取引については、「同種交換(Like-Kind exchange)」のルールが適用されないとして明確化されていたが、18年以前にも適応される方針を新たに示した。同種交換とは、米国で同種の資産を交換した場合は、その資産を売却するまで課税対象にしないと言う制度で、仮想通貨の場合、ビットコインとアルトコインの交換が該当する。

2018年以前の仮想通貨間取引においても、このルールが適用されないことが明確になったことを受け、IRS所属のSuzanne Sinno弁護士は「同種交換の原則は仮想通貨には一切利用できなくなった」と説明している。

IRSは最近、仮想通貨への税制を強化しているという。ルールに従ったのに間違いを犯している人ではなく、取引を全く申告しない人への取り締まりに注力している。

仮想通貨のエアドロップ

IRSは、今年10月に発表したハードフォーク(チェーンの分岐)やエアドロップ(無料配布)について新たな細則について、細則2019-24号の適用範囲に係る内容にも触れた。

関連米IRSが新たなガイダンスを発表

今回説明されたのは、複数の対象者に無料で仮想通貨が配布されるエアドロップだ。エアドロップには市場に通貨を流通させる目的だけでなく、企業が潜在顧客に対しプロモーションで実施する場合もあり、この場合は現時点では収入に当たらないと、IRS所属のChristopher Wrobel弁護士が説明。プロモーションでのエアドロップを課税の対象にすべきかどうかはまだ検討中だという。

参考資料 : Bloomberg Tax

CoinPostの関連記事

ビットコインの決済利用数がクレカ越え イタリアで利用普及する背景は税率か
オンラインマーケティング分析会社SEMrushが行った最近の調査で、イタリアにおけるオンライン決済方法の上位にビットコインがランクイン、クレカ決済を上回っていることがわかった。
米初事例 IRSが納税者の仮想通貨取引の有無を調査へ
米内国歳入庁(IRS)は新たなIRS納税フォームを公表。納税者の仮想通貨の取引や送受金などに関する「諾否」を尋ねる内容となっている。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧