OXTがコインベースに上場へ
Orchid Labsが主導する、ブラウザの匿名性に関するブロックチェーン・プロジェクトの仮想通貨OXTが14日(土)にCoinbaseで上場する。過去にCoinbase Proが上場検討銘柄として挙げていたリストに入る第一号の仮想通貨となる。
On Fri. Dec. 13, after 10am PT, our OXT/USD order book will enter transfer-only mode, accepting inbound transfers of OXT in supported regions. Orders will not be placed or filled. The order book will be in transfer-only mode for a minimum of 12 hours. https://t.co/yJ5lHPX1lj
— Coinbase Pro (@CoinbasePro) December 12, 2019
OXTは、仮想通貨取引所のコインベースが上場候補銘柄として挙げた17通貨に入っていた通貨。その他の候補には、ポルカドット(Polkadot)やAvalance、Telegramなどがあるが、今回上場したOXTが当該17銘柄で初めての上場事例になる。
OXTトークンのリリースと同時にプロジェクトに利用するアプリもリリースされており、プロジェクトやプロダクトのローンチのタイミングで、上場銘柄として採用された可能性がある。これらの銘柄の進捗と、今後のCoinbase Proの対応には注目したい。
Orchid LabsのアプリはVPN(仮想プライベートネットワーク)ソフトウェアとして機能するもので、Orchidの非中央主権型VPNサービスの接続を可能にする。
ユーザーがトークンを支払うことでサービスを利用するシステムで、OXTがステークされることで、デバイスをインターネットに接続した際にネットワークを支えるノードとしての役割も果たすになる。ネットワークの貢献度に応じて、OXTがユーザーに支払われるインセンティブも採用する。
今回の上場に関する注意点としては、Coinbase.comやケータイアプリではOXTの購入が可能にはならないという点で、OXTはCoinbase Proのみで取引が可能になることには留意したい。