はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国の公務員に対し仮想通貨投資や保有の申告を求める法案を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

インサイダー疑惑を経て、申告を求める法案が提出
韓国国会の行政及び保全委員の一員であるChung Dong-yong氏(以下、Chung氏)が、BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)、XRP(リップル)などの仮想通貨保有を公示項目リストに加える法案を発表しました。

韓国で公務員に対し、ビットコインを含む仮想通貨投資の申告を求める法案が発表されました。

この先導的な取り組みは、先日の韓国の仮想通貨に関する報道や、インサイダー取引、市場操作に対する議論が発端となっています。

公務員の仮想通貨保有に対する法案

現地メディアによると、韓国国会の行政及び保全委員の一員であるChung Dong-yong氏(以下、Chung氏)が、BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)、XRP(リップル)などの仮想通貨保有を公示項目リストに加える法案を発表しました。

現在の国家公務員倫理法は、現在資産としても急増している仮想通貨までカバーできていません。

とSuwan Newは、彼の言葉を引用しました。

さらに、この法案は議員であるKwon Eun-hee氏、Park Joo-hyun氏、Yoon Young-il氏、Lee Chan-yeol氏、Jang Jeong-sook氏、Chun Jung-bae氏、そして、Kim Doo-kwan氏と共に発案されたと追記しています。

この法案では、公務員に対し1000万ウォン(約100万円)以上の仮想通貨を保有している場合申告を求めるよう国家公務員倫理法を改正します。

Money Todayによると、もし公務員が自身の仮想通貨保有状況に関して不正や虚偽の申告を行なった場合、罰則や懲戒処分も念頭に置いていると記述しています。

韓国の日刊新聞であるハンギョレは、彼の言葉を下記のように引用しました。

「政府が仮想通貨規制に対して先を走っている中、公的機関も仮想通貨を通じて財産の増加に対して透明性を確立するべきだ。」

最近の韓国政府の仮想通貨に関する流れ

韓国政府が仮想通貨規制を12月に発表してから、公務員の間で議論や主張が出てきています。

これを受け、「政府は国民の幸福な夢を追求したことはあるか」という題のものを含む全国規模の複数の請願書が仮想通貨規制に対して署名されており、約223,000人もの人々が署名しています

韓国大統領官邸の規定により、政府は200,000人以上の署名が成された請願書には回答しなければなりません。

韓国政府は仮想通貨取引を禁止しない/反対する請願書に10万近くの署名
10万近くの韓国国民が法務省の仮想通貨取引禁止法案を防ぐための請願書に署名し、ほどなくして韓国政府は仮想通貨取引禁止論争に対する姿勢を公表し、短期的には仮想通貨を規制しないという結論を下しました。

先日、政府各省庁間の連携が不十分であったことから、法務省が仮想通貨取引の禁止を検討していることを発表し、その後、政府の公式見解として短期的に見てそのような事実はないと発表しました。

先週、韓国金融監視院(FSS)の複数の社員が仮想通貨規制報道についてのインサイダー取引を行なったとして告訴され、現在当局によって取り調べが行われています。

しかし、弁護士であるYang Ji Min氏によると、「法律上の規定による刑罰はない」とされ、その理由としてYonhapは、現時点で仮想通貨が金融商品として認められていないことを挙げました。

一方で、new.Bitcoin.comは以前、Ha Tae-keung議員(以下、Ha氏)が、政府の取引禁止示唆の発表は市場操作に値するという証拠を公表したことを報道しました。

Ha氏は「政府は、この情報漏洩を行なった公務員が誰であるかを突き止め、適切に対応すべきだ」と語り、Korea Economic Dailyによって引用されました。

しかし、首相官邸は、意図的な情報漏洩への告発を否定しています。

ハンギョレ氏はChung氏の強い主張を以下のように引用しました。

「私たちは、不正な利益を得たかどうかを取り調べるべきであり、自身の資産も公示する必要があるのです。」

Bill Introduced to Make South Korean Officials Declare Their Crypto Investments

Jan 21, 2018 by Kevin Helms

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧