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米SEC、バスケット型ビットコインETFの判断を来年2月に延期

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

再びETFの延期

米証券取引委員会(SEC)は、Wilshire Phoenix社の提出したバスケット型のビットコインETFに対する可否判断を延期し、最終期限となる2020年2月26日までに設定した。

「審査するにはより多くの時間が必要」を延期の理由としている。

Wilshire PhoenixのビットコインETF「the Trust」はいわゆるバスケット型ETFで、ビットコインの高いボラティリティを回避するために、それ以外に米国債(T-Bill)も組み込む。これまでVanEckやBitwiseの申請したビットコイン単一型ETFとは異なる価格連動モデルだ。

SECがこれまで、ビットコイン市場の操作リスクや、監視上の問題およびカストディの欠如を懸念材料としているため、過去すべてのビットコインETFは非承認、もしくは自動放棄の形で申請を終えた。

一方バスケット型ETFの勝算が高いとの見解がある。先日、同社創設者のWilliam Herrmann氏はSECの懸念を解消でき、承認される可能性が高まる根拠について説明した。

  • 本TrustはBTCのボラティリティに応じて毎月自動的にビットコインと米国債の割合を再調整する
  • 比重インデックスはブルームバーグとロイターで開示し、透明性を図る
  • 独自の参考基準レートでなく、CMEのビットコイン参考基準レート(BRR)を利用
  • 相場操縦懸念の解決策:『監視シェア協定』を利用

特に市場監視において、CMEが用いる、BTC先物市場と関連現物市場の間でビットコイン基準価値が形成するコンプライアンス方式を導入するため、「この面では、これまでの申請企業が取り組んでいなかった」と話した。

参考:SEC書類

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