- UBSグループ会長が仮想通貨に関して言及
- UBSグループは仮想通貨ビットコインの取引を手掛けないし、リテール顧客に勧めることもしない、と言及しました。
- 世界規模での仮想通貨に関する議論
- EUやG20など複数国での議論の場を設けることや、IMFもデジタル資産の暴騰から生じる”リスク”について警報を鳴らし、世界中の規制機関に対し仮想通貨政策の制作を呼びかけました。
スイスのチューリッヒに本拠を置き、世界の主要な金融センターを含む50カ国余で質の高い金融サービスを提供する、世界最大級の金融グループであるUBS AGのアクセル・ウェーバー会長は、個人顧客には仮想通貨を勧めることはしないと述べました。
UBSグループは仮想通貨ビットコインの取引を手掛けないし、リテール顧客に勧めることもしない。
規制強化によって価値が「暴落」することがあり得るからだと、アクセル・ウェーバー会長が述べた。
引用元 Bloomberg
大手金融機関が仮想通貨を売却し、暴落がおきた時の対応が懸念点となっている模様です。
世界では今年の年初から規制に関して議論が活発となり、法整備がどのように進むのか不透明な状況が、投資者だけでなく金融機関にも影響を与えているのかもしれません。
世界規模で議論が進む
世界各国で仮想通貨規制のニュースが相次いています。
IMFの呼びかけ
国際通貨基金(IMF) は、デジタル資産の暴騰から生じる”リスク”について警報を鳴らし、世界中の規制機関に対し仮想通貨政策の共創を呼びかけました。
国連機関であり、国際的な金融政策、財政安定、経済成長を目的としたIMFは、「世界的な議論及び規制機関同士の連携」を推進し、世界的な仮想通貨政策を定めようとしています。
G20でフランスとドイツが共同提案
フランス銀行(中央銀行)の元幹部などと共同でビットコイン取引のリスクを分析、その後規制案を作成し、G20で提案すると発表しました。
EU
EUも仮想通貨規制に乗り出そうとしているとの情報が出ているようです。
欧州連合(EU)のドムブロフスキス欧州副委員長(金融安定・金融サービス担当)は23日、EU財務相理事会後の記者会見で、仮想通貨について「不法行為の手段にさせないように用心が必要だ」と述べた。マネーロンダリング(資金洗浄)などへの悪用防止や投資家保護に向けて、欧州としてルール作りを進める必要があるとの認識を示した。
引用元 日本経済新聞