CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコインで「がん研究」へ寄付可能に、BitPay提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインでがん研究のための資金を寄付

がん研究への資金提供を行っている米NPO法人、アメリカがん協会(ACS)は、現在BitPayを通じてビットコインの寄付を受けつけている。

ACSの幹部、Brant Woodward氏は「がんはあらゆる人々に影響を与えるので、幅広い階層、立場の人々が寄付してくれることは意外ではない」 と語り、研究資金を集めるというACSの使命は緊急で、目標達成のためには、様々な人々が寄付しやすい場所で寄付金を募る必要があると説明した。

ACSは、草の根の資金調達にほとんど依存していて、特に40代から50代の人々の寄付の割合が大きい。今回、BitPayと連携することで若い寄付者の流入を希望している。

Woodward氏は、ますます多くの人々が仮想通貨を利用しているという状況を背景として、BitPayと連携することで若い寄付者に関心を持ってもらい、スムーズな寄付の機会を作りたいと、ねらいを話した。

BitPayは、ビットコイン決済ソリューションとして2011年に設立された。2017年以降、トニーホーク財団やアメリカ赤十字などと連携して5,000万ドル以上(約55億円)の寄付金を処理してきたと同社は報告している。

同じ期間に仮想通貨による平均寄付額は約10,000ドル(約109万円)に達した。 BitPayは、寄付金を1%の定額料金で処理し、この手数料は寄付者が受け取ることもできるようになっている。

フィデリティは約110億円の寄付金を処理

仮想通貨が普及するに従い、近年は仮想通貨によって寄付された金額も増加している。

米資金運用企業フィデリティの慈善事業「Fidelity Charitable」は、2015年以来、仮想通貨による募金が1.06億ドル(約110億円)相当に達したと明かしている。

募金数が最も増加した年は「仮想通貨バブル」と知られる2017年で、計6900万ドルになったが、2018年では3000万ドルに留まった。

同仮想通貨の募金数は仮想通貨の価格上昇に相関しているという。

「Fidelity Charitable」のマーケティング責任者Amy Pirozzolo氏は、仮想通貨の募金には「資本利得税」が免除されるというメリットがあると述べた。

仮想通貨で寄付できる慈善事業

仮想通貨メディアDecryptも、クリスマスを機に、仮想通貨で寄付できる慈善事業を紹介している。

こうした事業の中には、ユニセフが立ち上げた仮想通貨基金もある。世界中の子供たちのためにイーサリアムやビットコインを寄付することができる。

また、サハラ以南のアフリカの貧困地域に水を提供する慈善団体「The Water Project」も仮想通貨による寄付を受け付けている。

このプロジェクトでは、寄付者はブロックチェーン台帳をチェックして、自分の寄付した資金が適切な場所に送られていることを確認することができる。ビットコイン、イーサリアム、ライトコインを受け付けており、匿名の寄付を行うこともできる。

また、大手仮想通貨取引所のバイナンスも独自の慈善事業「Binance Charity Foundation」を開設していて、バイナンス独自の通貨であるBNBの寄付を受け付けている。

参考:Coindesk

CoinPostの注目記事

ニッポン放送のチャリティ番組、仮想通貨BTCの寄付を受付 ディーカレットの協賛で実現
ニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」で、初めて仮想通貨ビットコインによる募金方法が提供されることがわかった。仮想通貨取引所を運営する株式会社ディーカレットの協賛で実現した。
リップル社やトロンなど、仮想通貨取引所バイナンスのチャリティ団体「BCF」を支援
仮想通貨取引所バイナンスの慈善事業団体「Binance Charity Foundation(BCF)」は、発展途上国の女性を支援するためのトークン発行に当たって、46の企業や団体と戦略的提携を結んだことを発表した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
18:00
TON、Telegramのユーザーに照準 トンコイン奨励金を提供
Telegramのウォレットがサポートするブロックチェーン「TON」の手数料削減と、1,100万TONのインセンティブプログラムを開始。特に500万単位の暗号資産(仮想通貨)TONがTelegramユーザーに報酬として付与される。
16:30
日銀、CBDC戦略の中間報告を公表 想定モデルと5つの課題
日本銀行が公表したCBDC中間整理報告書の主要論点や影響について解説。CBDCの導入方針やデジタル通貨の未来についての展望を探る。
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧