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UEFA欧州選手権の仮想チケット、2万枚超がイーサリアムで発行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2万を超えるETHベースのトークン発行

仮想通貨イーサリアムブロックチェーンを使用して、『UEFAユーロ2020』のチケットを購入することができるようになる見込み。

『ユーロ』はサッカーの欧州選手権で、ヨーロッパ各国の代表チームが出場。ヨーロッパの12ヶ国で分散して開催されることになっている。

仮想通貨によるサッカーチケットの大量発行は、欧州サッカー連盟(UEFA)、国際サッカー連盟(FIFA)、そして仮想通貨ウォレット企業AlphaWallet社との協力により実現した。

AlphaWallet社は、トークン化事業を行っており、企業が独自通貨を立ち上げられるサービスを提供している。同社はイーサリアムネットワークをベースとして用いており、企業はそれを通じてDeFi、DAO、ステーブルコイン、ERC20スマートコントラクトなどを活用できるという。

ユーロ2020では、サッカー鑑賞チケットをバックアップするために、2万を超えるチケットトークンがイーサリアムブロックチェーンで発行される。

チケット詐欺撲滅に有効

ブロックチェーンによるチケット発行のメリットとしては、まず偽のチケット販売という問題を解決することだ。今まで、EUROチケットの真贋を確認することには困難な側面もあると指摘されていた。

イーサリアムのスマートコントラクト機能で、チケットの購入、追跡、保管、販売を管理することが可能になり、安全性・利便性が向上すると期待さされる。

発行が自動化されているため、路上で偽のチケットを販売する詐欺師を撲滅することにも役立つ。

チケットは特別なイーサリアムアドレスを介して、容易に本物か確認することができる。

さらに、仮にチケットを購入した人が、再販を希望する場合でも、ブロックチェーン上で誰かに販売することは可能だ。仮想チケットを所有する権利は、仮想通貨と同様に譲渡できる。なお、チケットの価格安定性も保証できる。

イベントチケットに普及の可能性

AlphaWallet社のCEO、Victor Zhang氏は「イベントチケットは、ブロックチェーン技術の大規模な導入の最適な出発点」と語っている。

2019年だけでも世界中のイベントで、9億人以上のデジタルチケットユーザーがいたという。

このため、仮に世界中で発行されている様々なデジタルイベントチケットの50%をブロックチェーンでトークン化されたチケットに変換できる場合、その数はすでに世界中の現在のブロックチェーンウォレット利用者の合計(約4200万人)よりも多くなるという。

なおこの業界では、すべての利害関係者(イベントオーガナイザー、公式/非公式のチケット再販業者、エンドユーザー、アーティスト)がチケットのトークン化から即座に利益を得ることができると、CEOは可能性を語った。

欧州サッカー連盟は、ブロックチェーンによるチケット販売の実証を少しずつ進めてきた。

今年のユーロ2020予選のオランダ対エストニア戦で、王立オランダサッカー協会(KNVB)はブロックチェーン技術を利用した発券アプリを試験導入していた。

またエストニアで開催されたレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのUEFAスーパーカップ試合の際にも、ブロックチェーンによるチケット販売アプリが試運転された。

参考:cryptonomist報道

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