仮想通貨Liskが前日比40%高の急騰
仮想通貨リスク(LSK)は9日、一時前日比40%高の85円まで急騰した。国内大手仮想通貨取引所のコインチェックが、世界初のLSKステーキングサービスを告知したことが市場に影響した。
日本における仮想通貨取引は、仮想通貨FXのようなレバレッジ取引のほか、現物購入による保有資産が値上がりしたことによって得られる収益(キャピタルゲイン)があったが、配当益のある株のように、現物保有に対するインセンティブ(インカムゲイン)をもたらすことになる。
Liskネットワークの仕組み
Liskネットワークの場合、投票したデリゲートが上位101位までに選出された場合、Forging報酬の一部を投票の報酬として受け取ることができるが、その報酬システムは株式会社の株(債券)に似たような仕組みと言える。
株式会社の社員でない者が、特定の株式会社の運営に多かれ少なかれ関わる場合、その部外者は投資家として株を購入する。株式会社では、1株が1票のような働きをもつため、経営者選びや会社方針の策定に多少の影響を与えることができる。もちろん、保有する株の数が多くなればなるほど、その影響力は大きくなる。
株はお金で購入することができ、その会社の経営がうまく運び、会社が大きく成長すれば、その株の価値は上がり、投資家は配当を受けれるようになる。
PoSはこの仕組みと似ており、ブロックチェーンでのPoSは、株がStake(掛け金)にあたり、その量によって受け取れる報酬が変動する。株でいう配当が、これにあたる。(Liskの場合は、DPoSや投票システムなど厳密には異なるため、イメージとしての参考例)
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