はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ダボス会議で国際連合の設立発表 仮想通貨ステーブルコインを含むデジタル通貨の普及実現へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

WEFが国際連合組織の設立を発表

世界経済フォーラム(WEF)の年次総会「ダボス会議」が、24日に閉幕。 WEFは最終日に、デジタル通貨のガバナンスの枠組みを設計するため、国際連合組織を設立したことを発表した。

ガバナンスは、仮想通貨ステーブルコインも対象にしている。デジタル通貨は金融包摂のための手段としても期待されているが、規制を初めとするガバナンスが確立されていないとそういった利用目的も実現できないと、設立の目的を説明。このような連合組織の設立は世界初だと主張している。

今回の取り組みにはWEFのメンバーだけでなく、一般企業、金融機関、政府の代表者、技術者、研究者、NGOらを世界から召集。このような挑戦には、様々な立場の関係者をグローバルに招き入れることが必要だという考えを示した。

本組織が強化する分野は、デジタル通貨に関する効率性、スピード、相互運用性、金融包摂、透明性だ。デジタル通貨の利用において、公共機関と民間企業の両方をサポートできるように指針を定める。また、公共機関と民間企業の連携も重視するという。

今回のWEFの発表には、中央銀行のトップなど、様々な関係者が支持を表明している。米フェイスブックが主導する仮想通貨リブラの責任者David Marcus氏も、その1人だ。Marcus氏は「WEFとの意見交換は歓迎だ。デジタル通貨を安全に普及させるために、規制の整備は重要であるという意見には賛成する。建設的な対話を続けられることを楽しみにしている」と述べた。

イーサリアムブロックチェーン企業ConsenSysの創設者Joseph Lubin氏も、「我々は、デジタル通貨に積極的に関わろうとするWEFの努力を称賛する。この取り組みにはブロックチェーン技術も含まれており、技術革新を推進する手段にもなるため、中央銀行が経済の中心的な立場を維持できるようにもなる」と語っている。

WEFはデジタル通貨の活用に向けた政策の枠組みを設計するため、世界の中央銀行のコミュニティを結集させ、1年間土台を作ってきた。4月21日・22日には、米サンフランシスコで国際的なテクノロジー・ガバナンス・サミットを開催する予定。そこではデジタル通貨のガバナンスは重要テーマとなるだろうと述べている。

今回のダボス会議では、WEFがデジタル通貨に関して前向きな姿勢を見せた。国際連合の取り組み以外に、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)に関するフレームワークも発表した。

参考:WEF

CoinPostの関連記事

ダボス会議、中銀デジタル通貨に関する初の枠組みを発表
世界経済フォーラム(WEF)は中央銀行が発行するデジタル通貨に関する初のフレームワークを発表。 各国の中央銀行にとってCBDCの発行が適切であるかどうかの判断をサポートすることが目的だ。
年内実現予定のBakkt仮想通貨アプリ、証券取引にも対応か=ダボス会議
米ICE傘下Bakktの責任者は現在開催中のダボス会議で、自社開発の消費者向けの仮想通貨アプリについてその特徴を紹介。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/22 水曜日
05:30
米FRB、仮想通貨企業向けに簡易版マスターアカウント構想を発表
米FRBのクリストファー・ウォーラー理事が仮想通貨関連金融機関向けに簡易版マスターアカウントを発行する構想を発表した。FRB決済システムへの直接アクセスを可能にする新たな取り組みとなる。
10/21 火曜日
17:30
日銀副総裁、ステーブルコインが国際決済の中核担う可能性を指摘
日銀の氷見野副総裁は21日、ステーブルコインが国際決済システムの主要プレーヤーとして浮上する可能性があると指摘。世界の資産の半分がノンバンク保有で規制の枠組みが追いつかない現状に警鐘を鳴らした。
17:06
ヴィタリック、ゼロ知識証明を10倍高速化する新技術「GKRプロトコル」を解説
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、ZK証明を高速化する新技術「GKRプロトコル」を解説した。従来のSTARKと比較して約10分の1のコストで検証が可能になるという。長期目標「Lean Ethereum」の実現に向けた重要技術として注目される。
15:35
SBI系ビットポイント、法人のイーサリアム活用支援を強化 
SBIグループのビットポイントジャパンは、株式会社Def consultingとの提携により、イーサリアムを活用した法人向けの資産運用支援を強化。最新の戦略で企業価値向上を目指す。
14:08
片山さつき氏、財務大臣に起用 暗号資産規制整備にも期待
片山さつき氏が新財務相に就任。1988年に財務省入省後、金融政策や暗号資産規制、税制改革に関与してきた実績が注目されている。
13:30
X、ユーザーネーム市場を開設し最高100万ドルで販売開始
Xがプレミアム会員向けにユーザーネーム市場を開設し、非アクティブなユーザーネームを最高100万ドルで販売すると報じられた。無料の「プライオリティ」と有料の「レア」の2種類を提供する。
13:17
株価大幅下落のソラナ・カンパニー、私募株ロックアップ解除を予定通り実施へ
パンテラ・キャピタルが支援するソラナ・カンパニーは、株価下落する中、私募株のロックアップ解除を予定通り実施すると発表。「絆創膏を一気に剥がす」アプローチで、市場の圧力に対処する方針を示した。
12:50
ナスダック上場グリーンレーン、165億円調達でベラチェーン(BERA)戦略を開始
米グリーンレーン・ホールディングスが1.1億ドルの私募増資を実施し、仮想通貨BERAの保有戦略を開始すると発表した。ポリチェーン・キャピタル主導で上場企業として最大規模のベラ保有者を目指す。
11:40
アマゾンAWSの大規模障害、コインベースやロビンフッドにも影響
アマゾンAWSの障害で仮想通貨取引所コインベースや取引アプリのロビンフッドに一時不具合が発生した。集中型クラウドへの依存リスクが改めて浮き彫りになった。
11:25
パンプファン、ミームコインローンチ市場を再び支配 日次1.5億円収益維持=報道
ミームコインローンチパッドのパンプファンが市場シェア95%を獲得し独占状態に。市場低迷下でも日次1.5億円の収益を維持。圧倒的な卒業数と強固な回復力を示す。
11:03
ユーザー数5500万人突破、Web3ソーシャルインフラ「UXLINK」のCEOが描くマスアダプションへの道
UXLINK CEOローランド・サフォー・ンタゲ氏の独占インタビュー。Telegram基盤で5500万ユーザーを抱えるWeb3ソーシャルインフラの戦略と日本市場への期待を聞いた。
10:40
カナダの州政府、AI電力制限と仮想通貨マイニング恒久禁止を提案
カナダのブリティッシュコロンビア州が人工知能データセンター向けの電力供給を制限し、新規の仮想通貨マイニングプロジェクトを恒久的に禁止する法案を提出したと報じられた。
10:00
BTC採掘企業ビットディアの株価目標上方修正、ベンチマークがAI事業を評価
ベンチマークが仮想通貨ビットコイン採掘企業ビットディアの目標株価を大幅に引き上げた。AI事業の社内化により収益創出が加速すると予測している。
09:35
「ETHに押し目買いの傾向」CoinSharesが先週の資金流動結果を公開
CoinSharesは、先週の仮想通貨投資商品への資金フローは約5.1億ドルの純流出だったと公表。イーサリアムの投資商品では押し目買いが見られたが、ビットコインの投資商品に相殺されたと指摘している。
08:30
コインベース、米財務省にマネロン対策規則の全面見直しを要請
仮想通貨取引所コインベースが米財務省に対し、1970年制定の銀行秘密法を含むマネーロンダリング対策規則の全面見直しを求めた。AI活用やブロックチェーン解析を推奨し、現行制度は時代遅れで逆効果だと主張。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧