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仮想通貨テザー、3億USDTの新規発行 真相は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨テザーで3億USDTを新規発行

仮想通貨(暗号資産)テザー(USDT)で、3億USDTが新たに発行されたことが確認された。発行タイミングが、ビットコイン(BTC)の価格の下落と重なったことで、注目が集まった今回の事例。実際になにが行われていたか、状況を解説する。

大口の動向をトラッキングするBOTなどで報告された3億USDTの新規発行。実は、その数分後に同量のUSDTがバーン(焼却)されたことが確認されている。

具体的には、発行とバーンが行われたブロックチェーンは異なる。いわゆるチェーンスワップの事例に該当する。

今回の発行はイーサリアムのブロックチェーン上で実施、バーンが行われたのはTronのブロックチェーン上だ。これは、Tronブロックチェーンからイーサリアムに移されたチェーンスワップ(移行)の動きで、USDTの時価総額は変化しない。なお、大手仮想通貨取引所バイナンスがサポートしていたことも明らかになっている。

現在のUSDTの循環供給量は約46億4000万USDTで、その内およそ26億6000万USDTがイーサリアムのネットワーク上にある。そのブロックチェーン上のUSDTを保有しているアドレスは1位、2位共にバイナンスだ。

USDTの供給量

米ドルと1:1でペッグされているステーブルコインのUSDTは、時価総額で供給量を計ることができる。時価総額の以下のグラフをみると、1月に入って増加しているため、供給量も徐々に増加傾向にある。

出典:CoinMarketCap

USDTは仮想通貨取引の建値通貨としても需要を拡大しているほか、法定通貨からの流入経路になっているケースが多く、仮想通貨市場の強気相場を判断する材料にも使われる。

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