CoinPostで今最も読まれています

専門家:仮想通貨の総時価総額が1兆ドルを超える「ブル相場」を予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2018年の仮想通貨市場は、総時価総額1兆ドルに達する!?
CNBC社の報道によると、一部の専門家は「2018年中にビットコインの価格が5万ドル(547万円)到達、仮想通貨市場の総時価総額は1兆ドル(109兆円)を上回る」と、依然として強気の予想を出しています。その根拠とは。

新しいプロダクトによる取引促進

1月下旬から市場で起きている大暴落により、2月6日(火)の時点でビットコインの時価総額は半減、市場全体では5億ドル(547憶円)もの損失があったと見られています。

しかし、専門家は「市場は回復に向かうだろう」との見方を出しています。

仮想通貨取引所「Gatecoin APAC」事業開発部長の「Thomas Glucksmann」氏は、ニュース専門放送局CNBCで以下のように発言しました。

『2018年は、仮想通貨取引所における「規制認知の向上、機関投資家の参入、主要技術の発展」が仮想通貨の価格を押し上げることで最高値を更新、結果として市場回復に繋がるでしょう』

『昨年は、CME及びCBOEによる世界初の”ビットコイン先物取引”が始まりました。今年は、アメリカにある世界最大級の株式市場である「ナスダック(NASDAQ)」に仮想通貨の先物商品が上場され、仮想通貨全般のネガティブなイメージを払拭することになりそうです』

『仮想通貨関連の商品が主要取引に上場されることで、ブル(相場に対する強気な見方)にとって美味しい年になるでしょう。すでに兆候があることから、仮想通貨ETFが誕生するのも時間の問題だと思われます』

と、Gluckman氏は指摘しました。

仮想通貨ETFの取引が実現すれば、投資家の利便性が高まり、取引所を利用することなく仮想通貨を取引することが可能になります。

しかし、「Gemini Trust Digital Fund」創業者であるWinklevoss兄弟は、昨年ETFの申請を却下しています。

仮想通貨市場の大反落は、昨年から続いたマーケットが巨利を得た直後に発生しました。

一部の専門家は、昨年の成長率に匹敵、あるいはそれ以上の価格上昇が見込めるのではないかと期待し、市況を見極めようとしています。

「Outlier Ventures」のCEO「Jamie Burke」氏は、『今年2月以降、市場は昨年に匹敵、もしくはそれ以上の上げ相場となり、いずれ1兆ドルをマークすると予想します』と述べました。

ETFとは

ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、「上場投資信託」のことです。

一定の条件で選出された銘柄全体の値動きを指数で表したもので、日本の株式市場では、日経平均株価やTOPIXが一般的です

ユーティリティトークンこそ未来

マーケットアナリストは、IOTANEOなどの「新しいブロックチェーンを構築できるトークン」に着目しており、これらが未来を変革させる可能性があるという見方をしています。

Hercules Tech CEO兼共同設立者である「Mick Sherman」氏は、『おそらく今年は、プラットフォーム型のユーティリティトークンが値上がりする可能性が大きいのでは。』との見解を出しています。

その一方で彼は、多くのブロックチェーン技術の適正市価(true value)が見られるのは数年後であるため、今後も度々バブルが発生するだろうと警告もしています。

関連記事

IOTANEOの詳しい解説はこちら。
初心者でもわかる仮想通貨 IOTA(アイオタ)|IoTの未来を支える技術とは
IOTA(アイオタ)は、Tangleという革新的な技術を用いてIoTサービスの安全性を高めることを念頭に設計された仮想通貨。IOTA独自技術の仕組みや、IoTに与える影響などについて解説。
初心者でもわかる仮想通貨 ネオ(NEO)とは|特徴などを解説
時価総額上位の人気仮想通貨であるネオ(NEO)の特徴と将来性について、投資初心者にもわかりやすく解説。さらに、ネオ(NEO)のマイニング方法、安全に保管するためのウォレット、取り扱いのある仮想通貨取引所について、詳しい情報をまとめています。 イーサリアムと同様スマートコントラクトを実装しており、アリババ等の大手企業と提携している中国の仮想通貨です。

参考記事

Experts Expect Bullrun Cryptocurrency Market to Hit $1 Trillion This Year

FEB 8, 2018 by JMCMAHON

参考記事はこちらから
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/02 日曜日
11:30
XRP筆頭に堅調のアルトコイン、BTCも引き続き強気か|bitbankアナリスト寄稿
国内大手取引所bitbankのアナリストが、底堅い推移見せた今週のビットコインチャートを図解し今後の展望を読み解く。ビットコイン・オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊ニュース|金融庁のパブリックコメントの回答に注目集まる
今週は、金融庁が、NFTの仮想通貨該当性などを訊ねるパブリックコメントに回答したニュースが最も多く読まれた。このほか、マイクロストラテジーがビットコインを買い増ししたことなど、一週間分の情報をお届けする。
04/01 土曜日
17:20
米アマゾン、NFTサービスの開発は最終段階か
eコマース大手米アマゾンが密かに準備していると噂されるNFTマーケットプレイスについて、開発が最終段階に入ったと報じられている。アマゾンはBeepleやPudgy Penguinsといった人気NFTコレクションと提携しているという。
13:00
アービトラム財団の設立投票で反対の声
アービトラムの仮想通貨ARBのエアドロップを経て、分散型自律組織を管理する組織「アービトラム財団」設立に向けた提案の投票が開始された。予算配分や管理体制に不透明な点があると反対の声も上がる中、87%の賛成票を集めている。
12:00
ロシア下院副議長「露中印が新たな共通通貨システムを開発すべき」
ロシアのアレクサンドル・ババコフ下院副議長は、インド、ロシア、中国は、新しい共通通貨の下に新たな金融関係を構築すべきだと述べた。米ドルやユーロの覇権に対抗する格好だ。
12:00
アニモカ傘下のゲーム制作企業Darewiseとは|Life Beyondのエコシステムも紹介
Darewiseはアニモカブランズ傘下のゲーム制作会社です。「Life Beyond」はDarewiseが開発中のMMOであり、ユーザーは「Dolos」と呼ばれる惑星でエイリアンと戦い、社会生活を営むことができます。遊びながら稼ぐP2Eも可能となる予定です。
11:00
イタリア当局がChatGPTをブロック
イタリアのデータ保護当局がAI言語モデル「ChatGPT」に対し、EUの一般データ保護規則違反の疑いがあるとして一時的に制限を課したことがわかった。開発企業米OpenAI社は一部有料ユーザーのクレジットカード番号(下4桁)や住所などの個人情報が漏洩したことを認めていた。
10:15
仮想通貨取引所Bittrex、米国での事業を閉鎖へ
仮想通貨取引所Bittrexは、米国の事業を4月30日に閉鎖すると発表した。規制の不透明さを主な理由として挙げている。なお、グローバル版の事業は通常通り続ける。
09:30
米政府、計1,560億円相当のBTCを23年中に売却予定
米政府は、ダークウェブ「シルクロード」に関連する捜査で押収した仮想通貨ビットコインについて、2023年に4回に分けて合計1,560億円相当を売却する予定であることがわかった。
09:00
「GM Radio」 次回は仮想通貨送金の効率化を目指す「Superfluid」らが参加
グローバル版CoinPostによる第18回GM Radioは、4月3日の21:00からツイッタースペースで配信予定。ゲストに仮想通貨プロトコルを開発するConnextとSuperfluidを招待する。
08:20
ナスダック・AI関連株大幅上昇 米インフレ鈍化を好感
本日のNYダウは続伸し+415ドルで取引を終えた。ナスダックやS&P500もインフレ鈍化の継続を示す指標を受けて続伸した。AI関連株は大幅上昇を見せた。
03/31 金曜日
17:01
ETHGlobal Tokyo、世界的ハッカソンイベントを東京で開催へ
ETHGlobal Tokyoという世界的ハッカソンイベントが、東京で開催されます。ハッカソンとは、エンジニアやプログラマーが集結し、短期間でプロダクトを開発するイベントのこと。ETHGlobal TokyoではWeb3市場の知識を持たない開発者でも楽しめるような取り組みも充実しています。
16:34
DEA、国内電力大手の合弁会社とMOU締結
NFTゲーム開発・運用を展開するDEAは、「電力アセットNFT」を活用した社会貢献ゲームを検討する目的でGGG社とMoUを締結したことを発表した。GGGは東京電力パワーグリッドや中部電力等の合弁会社。電力アセットNFTは4月3日に発売予定。
16:32
ネクソン、「Oasys」バリデータに参画 
国内発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のバリデータとして、大手ゲーム開発企業のネクソンが参加することが明らかになった。Oasysは第二群バリデーターとして計4社を追加予定。KDDI、ソフトバンクの参画がこれまでに発表されており、残り1社の公開が期待される。
15:04
加納裕三氏、仮想通貨取引所bitFlyerの社長復帰へ
国内有数の暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyer創業者の加納裕三氏が代表取締役CEOに復帰することが発表された。今後は経営改革を加速し、株式市場での新規株式公開(IPO)を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア