はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコイン、ダウ・金の利益確定売りに連れ安 XRP(リップル)は20円を維持

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン、ダウ・金の利益確定売りに連れ安

仮想通貨市場は8日、ビットコインが小反落するも、前日の高騰で上回った7000ドルの水準を維持した。

相場の方向性は、依然として米国株式やゴールド市場を意識する展開が続き、高騰したビットコインも、金融市場の戻り待ちや利益確定の売りに押された展開を受け、小反落した。

一時937ドル高を付けたダウ平均は、前日比26ドル13セント安の2万2653ドル86セントで終えた。

一方、7年4カ月ぶりの高値をつけたニューヨーク金先物相場は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限が、前営業日比-10.20ドルの1オンス=1683.70ドルで取引を終了、利益確定を狙った売りが優勢となった。

アルトコイン市場は、ビットコインの値動きに連れ高した前日水準を維持。7日は、イーサリアムが18000円、XRP(リップル)が20円まで回復するなど、ビットコインの騰落率を上回る銘柄も散見される全面高相場となったが、8日のアルト市場に利益確定売りの流れは見られていない。

ビットコイン市場の注目ポイントは、本日迎えるビットコインキャッシュの半減期。

実行ブロック630,000の到達は、日本時間8日22時〜23時頃になる予定で、採掘の報酬が12.5から6.25に半減、インフレ率は3.6%から1.8%に低下することを見込む。

BCHの半減期が終わると、約1.5日後にBSV、1ヶ月後にBTCの半減期が続く。

現時点でビットコインキャッシュの半減期は、材料買いの向きが弱く、半減期当日もマーケットは意識していない状況にあるが、経済的合理性に基づきマイニングを行う一定数のマイナーの動向は、今後ビットコインや、ビットコインSVでも続く内容となるだけに注目度も高い。

短期的には、マイナーの撤退などを招く懸念材料である一方で、中長期ではマイナーの収入状況が変化することで、市場に投下される現物BTCの数量が減少する可能性があるためだ。

BTCマイナーの収入状況

TheBlockリサーチによると、世界の仮想通貨ビットコインマイニング業者による3月の売上高は、3.8億ドルとなったようだ。(採掘益以外の収益に相当する「トランザクション手数料」は、総売上高の2.12%)

出典:TheBlock

3月の売り上げは、ビットコイン価格の下落に伴い、2月比で25%減少している水準となるが、半減期を迎える5月以降は更なる低下を見込む。

売上高は、運営コストを賄う目的でマイナーがキャッシュアウトを行い、採掘して得たビットコインをその日の終値の水準で売却したと仮定して試算されている。(CoinmetricsとCMCのデータが併用)

大手マイナーには、デリバティブ商品によるヘッジポジション戦略など、リスクマネージメントも行なっている業者もいるが、概ね4億ドルの売上高に極端な差はないだろう。

マーケットの新規供給量の主要経路はマイナーであることから、市場への現物供給量とそのドル換算は、半減期後のマーケット推移で重要になるポイント。

著名アナリスト『PlanB』がビットコインの半減期後の推移で、現在の新規流入ペース「4億ドル水準」を維持できれば、市場の価格高騰は必至だ、と解説しており、その金額感も概ね一致している。

半減期後は、新規流入ペースが約1.9億ドルと大幅に減少する見込みで、BTC価格の高騰で一つの指標となりそうだ。

CoinPostの注目記事

英マイニング上場企業、仮想通貨採掘の業績が記録的高水準に
ロンドン証券取引所(LSE)に上場している仮想通貨マイニング企業Argo Blockchainが3月の業績を発表。市場低迷等の影響を受ける中、業績は高水準を記録している。
中国マイニングプール、ビットコイン撤退でアルトコイン採掘へ
中国のマイニングプールBytepoolが、仮想通貨ビットコイン(BTC)のマイニング事業から撤退し、アルトコインマイニングへ転換する意向を示していることが分かった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消し、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧