サッカー:ユベントスのファントークン、仮想通貨取引所で取引開始

ユベントスのファントークン取引開始

イタリアのプロサッカーリーグセリエAに所属するユベントスFCのファントークン(JUV)が、Chiliz.net(チリーズ)で取引開始されたことが分かった。ファントークンの所有者は、チームに関して様々な事柄を決定する投票に参加できるようになる。

ファントークンとは、ブロックチェーンで保護された仮想通貨の一種であり、主にスポーツファン事業のために発行される。ファントークンを持っていると、ユニフォームの柄や、得点時のポーズ、再生する曲など、チームが開催する投票に参加できるようになる。

チームによっては、VIP席での閲覧や、サイン入り公式グッズの入手チャンスを与えられる場合もあるという。

ユベントスファントークン(JUV)は、イタリアのサッカークラブから正式に認可されたユーティリティトークンで、Chilizが展開するトークンのプラットフォームであるSocios.com上で昨年12月にトークンが発行されている。

トークンが投票権となり、チームの様々な決定事項を決める投票として、1枚2ユーロで販売された。まずは、ゴールを決めた際に流れる曲を決める投票が実施される。

トークン価値

Chilizは公式発表で、この資産の価格は「ファンの感情、試合結果、トーナメントの勝利、移籍活動などの要素に依存する市場の需要」によって決まると説明した。

ChilizとSocios.comのCEOであるAlexandre Dreyfusによると、JUVは上場の最初の2時間で15%上昇し、出来高は20万ドル(約2160万円)に達した。主にトルコ、イタリア、日本から取引が行われていたという。

Chilizは、世界初のスポーツ・エンターテイメント特化型デジタルアセット取引所として、今年マルタを拠点として設立。Socios.comを通じて、ファントークンオファリング(FTO)を展開、ユベントス以外にも様々なチームとトークン関連事業の契約を締結している。

具体的には、FCバルセロナ、パリサンジェルマン、アトレティコデマドリードなどのトークンも発行している。2020年には、eスポーツの強豪「OG」やエンターテインメント業界からも多くのファントークンの取引を開始予定だ。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、スポーツチームも活動が抑制されているところだが、ファントークンは、ファンがチームと交流し、チームに投資を続ける上で魅力的な機会を提供できるポテンシャルを秘めている。


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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します