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ビットコイン半減期、中長期の影響「軽視されすぎだ」=仮想通貨ヘッジファンドCEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

供給ショックはETHにも

仮想通貨ヘッジファンドThree Arrows CapitalのSu Zhu CEOはビットコインの半減期がもたらす中長期のマーケットへの衝撃は予想を超えるものになると考えており、現時点で軽視されすぎているとThe Block紙のポッドキャストで語った。

私は半減期を通過し、人々がマーケットへの供給が減ったのを目にすれば、かなり大きな供給ショックが起きるだろうと考えている。

ビットコインは5月中頃に半減期を迎えると考えらえており、その際にはビットコインのマイニングで得られる報酬が現在の半分に減少し、定期的な市場への供給量が減少する。

短期的な相場では、マイナーの混乱による市場の下落も警戒されるが、市場供給量の減少は、概ね前向きな見解で多くの識者が一致している。

一方、イーサリアムにおいてもこのような供給ショックが起こりえると考えているという。

理由は、イーサリアムのトランザクション手数料の計算モデル変更に関するEIP1559の影響について。

この提案は、イーサリアムのトランザクション手数料体系を変更し、新しい仕組みでは基本手数料をバーンし、マイナーはGasプレミアムのみ受け取るというもの。Zhu CEOは、イーサリアムの価値を長期的に上昇し続けることに繋がる可能性があると論じた。

その上で、顧客にいる富裕層、特にアジア圏ではイーサリアムに関心を示している人が多いとして、理由にイーサリアムがデジタルゴールドと呼ばれるビットコインより理解しやすいものであることを挙げた。

半減期の見解

半減期でビットコインの価格が上昇するのか否かという議論は、専門家でも意見が分かれている。

Zhu CEOの場合は、中長期でかなり大きな影響があるとの見解だ。

例えば、市場の参加者が増えた、成熟化してきたことで、以前に比べ半減期の存在が知られており、すでに価格に織り込まれているのではないかという指摘や、半減期後に収益が減退したマイナーの混乱も懸念されている。

一方で、取引所からは半減期による新規顧客増加を期待する声が上がっている。また、これまでの半減期前の上昇になかったのが新型コロナウイルスによる影響という観点だ。

未だ終息までの道筋が見えていない中、中央銀行の量的緩和政策で、法定通貨の価値変動に影響し、国に縛られずインフレに強いビットコインは、半減期によって存在感を高め、新たな関心を高めると期待されている側面もある。

参考:The Block

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