USDT発行は仮想通貨ビットコインの「高騰に影響せず」 UCバークレー共同コラム

ステーブルコインと仮想通貨の市場関係

米名門大学UCバークレーとWarwickが、ステーブルコインの発行がビットコインなどの仮想通貨価格の上昇要因になっていないと結論づける研究コラムを発表した。

テザー(USDT)を中心に、仮想通貨市場の価格との影響を分析した結果だという。

体系的な証拠として、ステーブルコインは仮想通貨の価格に影響していない

むしろ、それらの発行は内因的に、流通市場でのアービトラージに関係し、デジタル経済の安全資産として役割を果たしている。

USDTとビットコインの価格関係については、ビットコインバブルとそのあとの2018年の推移で、テザー社とBitfinexがUSDTを利用しビットコインの価格操作を行なっていたと指摘する大学の研究論文も過去に発表された。2019年以降は、相場の相関性は見られていないが、USDTの発行が相次いでおり、市場への影響を意識する見方も相次いでいた。

下図がUSDTの発行とビットコインイーサリアムとの価格相関性を表すもので、2017年8月〜2019年11月の期間も、USDTの新規発行20日以内でみるとBTC、ETHの価格に大きく影響していなかったと、説明した。

出典:U.C. Berkley

なお、ステーブルコインの発行は、投資家がリスク回避時にステーブルコインを「価値の保存」として利用する傾向があるという。

ステーブルコイン全体時価総額

USDTが主となる全ステーブルコインで、執筆時の時価総額は90億ドルを超えている。(Coinmetrics参照)

4月だけでも、すでに10億ドルが増刷されている。中では、USDTは4月1日の44.3億ドルから4月19日の51.4億に、約19%増加した。

参考:研究コラム


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