仮想通貨イーサリアム2.0、ステーキング報酬の計算機が公開

ETH2.0のステーキング報酬の計算ツールが公開

次世代のイーサリアム「ETH2.0」へ移行後のステーキング報酬を算出する計算機がリリースされた。現在から10年後までのステーキング報酬の推移がチャート形式で表示される仕様だ。

また報酬として得られるETHを、米ドル、日本円、ユーロなどの法定通貨へと換算する機能も備えている。

計算ツールは、ConsenSys Codefiが公開したETH2.0ステーキングに関するスプレッドシートを基に作成されている。このプロジェクトを主導するチームのディスカッションは、テレグラムのチャンネル「@eth2calculator」にて確認が可能だ。

現在、イーサリアム2.0において各バリデータは最大32ETHのステークを可能としている。それを基に、この計算ツールを使用すると、以下のような値が算出された。(ETH金額は現在の価格を利用)

また、ステーク量の計算で、前の年の報酬数が取り出されずにステーク量に追加される計算であるため、2年目のステーク量は最初の32ETH + 報酬数の4.5639=36.56となる。

  
ステーク量 ETH報酬(日本円表記)ROI(%)
0 32.00 (¥642,967)
1 36.56 (¥734,671) 4.5639 (¥91,703) 14.26%
2 41.77 (¥839,453) 5.2149 (¥104,782) 30.56%
3 47.73 (¥959,180) 5.9587 (¥119,727) 49.18%
4 54.54 (¥1,095,98) 6.8085 (¥136,803) 70.46%
5 62.32 (¥1,252,297) 7.7796 (¥156,315) 94.77%

出典:eth2calculator

一年目の年間利回りは14.26%で、10年間で279.34%の利回りに達する計算だ。

注意すべき点として、上述したように、各ノードの最大ステーク量は32ETHと決定されているものの、複数のノードを使うことで、実質的には32ETH以上のステークも可能となっている。ステーキングメカニズム(PoS)となるのは、ETH2.0の最初段階「フェーズ0」だ。

また、eth2calculatorは、「ステーク数/供給数の割合が高ければ高いほど、利回りが低くなるが、524,288ETHのステーク数に達していないと、報酬は発行されない仕組みとなる」と、説明している。つまり、ステーキングの運用では常に一定数以上のETHがロックアップされる必要があり、PoW版ETHとは根本的に異なる需給関係になる。

イーサリアム2.0の実装日は未だ決まってはいないものの、計算機を利用し今後のETH運用を試算する投資家にはより明確なポートフォリオを組むことができるだろう。

参考:ethereumprice.org


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